日中は気温が上がりますが、朝方はまだ寒いので一週間ほど前から風邪を引いたようで体調が良くありません。みなさんもお気を付けください。そのような事情ですので画像を撮ってありません。ローライフレックスⅢのセルフタイマーは作動タイミングなどで不調となっている個体が多いと感じます。シャッターの切れるタイミングとの同調が非常に難しいです。
二眼レフで多いのが四脚の陥没です。この個体は左側が僅かに変形していますが、これでも平らなところに置くとギッタンバッコンになってしまいます。
次はキャノネットGⅢです。最近人気があるとのことですが、初代よりもコンパクトになり機能も充実で、ホームカメラとしてはこれで充分の性能を備えています。ただし、小さくはなったのに重いですね。レンズの曇りやカビが多いのと、メーター不動が多いと思います。因みに画像のピンセットはキヤノンで支給されたもので国産品ですががっちりとしたホールド感で万能のピンセットです。これとビット交換式のドライバーもありますが製造メーカー廃業前にビット(キヤノン仕様はビットが長い)を大量に買い込んでありますが現在は使用していません。
パールアルマイト処理部分の色入れは密着が悪く抜けているものがあります。入れ直しておきます。
次はPEN-FT(B) #2556XX ですが、塗膜の摩滅が殆どない新品のようなコンディションです。こんなのがあるんですね。しかし、巻き上げも出来ず全く不動。
裏蓋も擦り傷は殆どありません。これは新品で所有されたオーナーさんが如何に大切に扱っていたかの証明です。普通はテーブル上で滑らせれば簡単に擦り傷はついてしまいます。
症状から原因は分かっていますのでシャッターユニットを分離します。
予想通り、ブレーキナットの緩みです。その他オーバーホールをしておきます。
丁寧に扱っていた個体ですが、その後の保管はあまり良くありません。ハーフミラーは腐食していますので新品と交換します。
付属の38mmはレンズ曇りとヘリコイドグリスの特にアウター側が抜けていて、ピントリングを逆転させると「コクッ」とガタがあります。
恐らく使用してまもなく故障をして放置された個体と思います。それによってメカや外観も美品状態のままであったのでしょうね。サービスに持って行けばよかったのに・・