ボールドウィンはジャンクで入手した時すでに後部のスカートというかカプラー取付けのプレートが欠品していたのでした。そこで、今回使用する朝顔カプラーに合わせて取付孔を開けて製作しました。
半田付けの前に仮にネジ留めをしてみます。プレートがスッキリし過ぎのようにも感じますのでリベットを植えた方が良いかも知れません。この個体は木曽森林鉄道7号機のエッチング表現がされていますが、本物は製造国のアメリカの博物館に寄贈されて里帰りをしているとのことです。
20mm f3.5はレンズが曇りやすいのが持病ですが、この個体の場合はカビと正体不明の黒い異物が見えます。
黒い異物はレンズの墨塗りをしてある塗料の剥離です。少し剥がれている個体は多いですが、ここまで盛大なものは少ないです。
墨塗りとレンズの清掃をしました。後玉のコーティングがやられています。もう少し早ければ助かりましたが・・しかし、定番のレンズの曇りは無く、まずまずのコンデションになったと思います。
私のところにもレンズが白く曇る20mm、25mmが有って手を焼いています。忙しさにまみれているといつの間にか曇っているという状態。これから夏に向かって高温多湿になりますから、所有されている方は定期的に点検することをお勧めします。