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今なにしてる         (トミーのリペイント別館)

カメラ修理などについてご紹介します。
富塚孝一
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シチズン・クロックのユニット交換の巻

2017年09月19日 19時29分52秒 | ブログ

相変わらず、日本列島を通過する台風は、なぜか夜半にやって来ますね。やっと台風が通り過ぎたと思ったら、蒸し暑い残暑が続いている関東地方です。久しぶりにS800を見たら、パンパーやサイドマーカーのメッキが錆びていて、グスン😢、週末に見てやろうと思います。で、カメラはあまりご依頼がありません。お取引先の社長さんから置時計を直して欲しいとのご依頼。シチズンのユニットは、傘下のリズム時計製です。市販のセイコー製などとは針を取り付けるホゾ(軸)の規格が異なりますので使えません。よって、純正ユニットを用意しました。

文字盤を外してみると、ケースとの取付けネジが長すぎるようで、盛り上がっていますね。修正をしておきます。

 

裏側のユニットの位置決め用ダボ(2点)が折れています。ユニットを取り外そうと回してしまったようです。瞬間接着剤で固定しておきます。

 

右がオリジナルで日本製。左が交換用でベトナム製。ひと頃は中国製が一般的だったと思いますが、現在はコストや政治的な問題から、ベトナムなどにシフトしているということですかね? 秒針の停止装置は省略されています。

 

では、センターナットによりユニットを固定します。

 

 

純正なので針穴と軸の寸法は合うのですが、秒針はホゾに差し込んで固定するのではなく、外径で固定する方式になっています。秒針が一定スピードで動くスイープ式のためでしょうかね。

 

無事、針が取り付き完成です。

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