今なにしてる         (トミーのリペイント別館)

カメラ修理などについてご紹介します。
富塚孝一
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現役復帰のPEN-FT(B)+PEN-S3.5の巻

2016年06月22日 18時00分26秒 | ブログ

九州地方は地震に続いて大雨の被害が出ているようです。こちら東京地方は大雨にはなりませんが、ここ数日、梅雨らしい天気が続いています。雨の合間にリハビリ目的の自転車で走っています。えっ、昭島市に新幹線が走っていたか?

0系新幹線ですが、図書館になっています。ボディーの鋼板の張力が無くなって、ペコペコになっているのが少し寂しいところですが、子供達が通って来ます。

 

そんなことで、長時間パソコンの前に座っていられないので、しばらくUPは簡単にさせていただきますね。で、本題ですが、長期間に使用を休止していたPEN-SとPEN-FTのオーバーホールご依頼です。両方とも基本的にはそれほど悪くない個体だと思います。

#1309XXは1965-10月製。吊環部が落下により陥没していますね。吊環を外して、なるべく修正をしておきましょう。

 

ファインダーのハーフミラーが曇っていますが、これが珍しく、メッキの腐食ではなく、反対側のガラスが腐食しているのです。こんなこともあるんですね。これは交換としました。

 

過去に分解は受けていますね。後玉の曇りがあったようで、清掃によりコーティングが無くなっています。

 

PEN-Sは他は特に問題は無く終了しています。次はPEN-FT(B)#2598XXと良い頃の個体ですね。しかもブラックです。シューアダプターを着けたままにしたため、PEN-FTの白が黄ばんでいます。白入れをやり直すか??

 

 では、いつものように本体を洗浄して組み立てて行きます。

 

 

シャッターは特に問題はありません。良いユニットです。洗浄注油をしてあります。前板側もプリズムのコーティングも良いですね。

 

ハーフミラーは新品と交換しています。露出計の感度も高く劣化はありません。

 

特に問題の個所もなく組み上がりました。巻き上げも軽く、現存の個体としては非常によろしいと思います。1968-11月製

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