今なにしてる         (トミーのリペイント別館)

カメラ修理などについてご紹介します。
富塚孝一
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CITIZEN・Ace+SEIKO2519-0080の巻

2016年06月06日 21時18分21秒 | ブログ

その前にと・・関東地方もついに梅雨入りとのことで、本格的な雨のシーズンに入る前に自転車を楽しもうとしています。オートバイも楽しいけど自転車もいじって行くと楽しいよね。で、息子の安い通勤用自転車ですが、安物は回転部分が次々と壊れる。と言われる通り、クランクにガタが出て回転が重いです。そこでBB交換をすることにしました。まず、クランクを外していきます。

左ワン(ワンって何? 腕のことかな?)を外します。

 

 

そんでもって古いBBを分離しました。上が付いていたBBで台湾製? 下は、今回入手をしたシマノのBB-UN55(122.5-68mm)。

 

新しい方の左ワンを締め込んで取付け完了。

 

 

次は、ブレーキケーブルの交換。何故か自転車用のアウターは紫外線でボロボロになりますね。オートバイでは経験が無いです。

 

最後はタイヤ交換をしましたが、今までのタイヤは中華製で、何やらママチャリタイヤみたいでした。今度のはパナレーサーで国産品です。同じ35Cですが、明らかにサイズが違いますよね。200円ぐらいの価格差ですから、断然パナレーサーの方が良いですね。ここで問題発生。なんとリヤハブシャフトが折れていて、ベアリングがバラバラになって出て来ました。アマゾンで調べたら、玉押し付きで前後のシャフトセットが販売されていたので、早速注文をしました。本来は、ハブごと新品に交換した方が良いですね。

笹原ペンさんから久しぶりに時計が来ていますが、どちらも厳しい状態です。左はシチズンのエースと右は婦人用の小さな機械の2519Aを使ったモデル。このキャリバーはクイーンセイコーにも使われていますので悪い機械ではないのでしょう。

まずはエースから。20ミクロンの金メッキケースですが、それでも消耗した状態ですね。

 

風防ガラスも傷だらけですが、基本的に部品交換はしない修理ご依頼なので。

 

 

まず、ケースと風防をシコシコ磨いて仕上げておきます。

 

 

シチズン・デラックスの廉価版の時計だそうです。地板はプレス地のままのような肌です。この頃の時計は裏押えが折れていることが多いのですが・・あぁ、やっぱり折れています。手持ちは無いですし、オークションでは高価なので、取りあえずこのまま。

では、注油をしながら組んで行きます。

 

 

特徴的な輪列配置ですね。

 

 

ザラ回しは良好ですのでアンクルとテンプを付けます。

 

 

カレンダー機構などないので、シンプルな日ノ浦側。

 

 

ケーシングをして完成です。データ的にはアンクルの摩耗が有りそうですが、取りあえず振り角は大きく、充分実用になりますね。

 

搭載のCal.2519Aは婦人用の機械ですが、7型と大きくなって精度も向上し、大型ケースに収めて紳士用としても発売されていたようで、この個体がそれなのでしょう。発売は1966年のようです。まず、ケースを仕上げておきます。研磨と風防ガラスが取れてしまいます。

この風防がオリジナルなのかは分かりませんが、ケースに圧入とはならず、接着で取り付けられていたようです。

 

で、接着をしておきました。

 

 

じつは婦人用の機械は小さくて紳士用より遥かに組みにくいので苦手です。いつものピンセットが大きく見えるでしょ。まず二番車からセットします。

 

受けの文字が金色ですよ。シリアルも入っていますので高級な機械なのかな?

 

 

スモールサイズでも、構造は同じですね。こちらは裏押えは折れていませんでした。

 

1円玉と比較すると機械の小ささが分かりますね。この機械で一番苦労したところは、なんと文字盤を留めるネジでした。スリ割りなどは殆ど見えません。

 

婦人用の機械を紳士用のケースに収めると・・スペーサーが大きいこと。

 

 

秒針のない2針の時計で、薄型のドレスウォッチという感じでしょうかね。最後に新しいバネ棒を取付けて完成。

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