みなさん、新年おめでとうございます。ブログの調子が悪くUPすることが出来ませんでした。申し訳ありません。去年の大晦日、除夜の鐘を聞きながらカメラの作業は続けておりましたよ。これは、大阪のご常連さんからのご依頼で、PEN-S #4534XXをホットシュー化をして外装の塗色をEE仕様にして欲しいというもの。こういうのは時間的に余裕がある時でなければできませんのでね。年が変わる頃にやっとホットシューが付きました。これは簡単に付くものではなくて、現物合わせで加工が必要のため時間の掛かる作業です。年賀状も頂いています。バイクの友人ですが、YDS-3みたいな写真が付いていますね。また買ったのかなぁ? オーバーホールをしたセイコーマーベルは非常に正確に時を刻んでいます。現在平置きでなんと日差5秒以内。50年以上前の5振動ムーブメントとしては良いデータだと思いますね。
事前にシャッターユニットをオーバーホールしておきます。後期の生産にしてはシャッター羽根に錆がありますね。
本体、裏蓋とファインダーブロックを塗装したのですが、ペングレーと言いましても機種や製造時期によってかなり色が異なるのです。当初はEE系の薄めのグレーで塗ってみましたが、これが何となくボケっとして決まりません。そこで三光ペンと比較すると、こちらのグレーは遥かに濃いのです。と言うことで、両方の中間を狙って塗装してみました。ファインダーブロックはそれより更に明度を落としてアクセントとしたつもりですが、あまり変わりませんかね。シボ革の色については再検討しています。画像と実際の色についてはかなり差があります。
色々調整をしながらの組立でしたので途中の画像を撮り忘れました。ストロボを装着してホットシュー化を確認しています。シボ革はちょっと明る過ぎる気もしますが(実物はもう少し暗い)まぁ、使用過程で良い感じになるはずです。
裏側から見たところ。何か見慣れた景色に見えますが、よくよく見ると「なんだこれは」となるんですね。旧タイプの駒数計にホットシューの組み合わせは純正では有り得ませんので。巻上げダイヤル下のカバーはEEから流用しています。
これに似た配色の二眼レフがありましたよね。気が付けば昔からある配色なのでしょう。自分だけのスペシャル仕様のPEN-Sグレーはこれで完成とします。
ホームページの「今なに」コーナーには腕時計のオーバーホールをUPしました。