富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

エクセルのトラブル:「エクセルのファイルをダブルクリックしても開かない」

2011年11月01日 | エクセル

どこかに保存したエクセルのブックをいつもの通りにガチャガチャしても、画面に現れてもいっこうに始まる気配がなくて
グレーの画面のまま・・・XPの環境ではエラーメッセージが出ないようですが、
「ファイルが見つかりません。パス およびファイル名が正しいか、必要なライブラリがすべて利用可能かどうか、確認 してください。」
などと深刻そうなメッセージが現れることもあるとなると・・・・
ついにエクセルがつぶれたか・・・と心配になったのも無理がない・・・・のですが・・・・・

ある程度なれてるひとなら、たぶんプログラムの関連付けと察して
フォルダオプションとやらで、修復をはかるのが常道です。・・・このトラブルの相談を受けて
僕もまたその手順で探ってみましたが、エクセルとの関連付けに問題はありませんでしたし、「Open」・・・開くというオプションの
設定もあらためて見直して見ました。
ちゃんとアイコンもエクセルのファイルであることを示していましたし・・・・けども確かにグレーの画面でいっこうに開く気配無し・・・

そもそもエクセルにしろワードにしろ、保存したファイルを開くときに、ファイル自体をガチャガチャとダブルクリックして始めることが
「やり方」と思い込んだはる人が結構います。
律儀に「スタートメニュー」→「プログラム」→「Microsoft Office」とたどったり、
あるいは、スタートメニューのツリーにある「オフィスドキュメント」を開くという手順でエクセル本体を起動して
メニューの「ファイル」から「開く」を選択して目的のファイルを選ぶというような「教科書的」手順を選んで
ファイルを「開く」と、こうした問題にあたることはありません。
ファイルを開く方法は、たくさんありますので、一つの思い込みにはまってしまわないことです。
このケースもまた、エクセル本体を開いてから読み込むとちゃんと開くことが出来ていました。
トラブルと思い込む前に、いくつかの対処を試みて、原因を見つけ出すと意外に簡単に解決できます。

ただ、タイトルにある問題については、ネット上にカンタンな解決法がありました。

→「microsoft サポート」


エクセルを起動して、メニューバーの「ツール」を選択し、「オプション」画面を開きます。
その中の「全般」タブの左の上の方に、「ほかのアプリケーションを無視する」という項目の
チェックを外すと解決します。
たいていの場合はこれで解決すると思います。

これでもアカンというときには、はじめに申し上げたように
xlsファイルを開く際の動作の設定やファイルとプログラムの関連付けがおかしくなっている可能性が考えられます。
この段階になると、手慣れた人にはカンタンに思えても、
ちょこっと小難しい操作が必要になります。

  1. 適当なフォルダを開く
  2. [ツール]メニューから[フォルダオプション]を開く
  3. [ファイルの種類]タブを開く
  4. [登録されているファイルの種類]内から拡張子「xls」を探し出す
  5. [詳細設定]ボタンを押す

この後、

  • [開く]が「規定」に設定されていなければ「規定」に設定する

ある程度はこれで改善されるかもしれません。

これでも改善されなかった場合、

  • [開く]を選択し、[編集]をクリック(無ければ[新規])
    1. アクション:「開く(&O)」(そのまま)
    2. アクションを実行するアプリケーション:「"C:\Program Files\Microsoft Office\OFFICE11\EXCEL.EXE" /e」
    3. DDEを使う:チェック
    4. DDEメッセージ:「open("%1")」
    5. アプリケーション:「Excel」
    6. DDEアプリケーションが実行していないとき:「」
    7. トピック:「system」

などという手順を踏まなければならないでしょう。ここまでやるのであれば
いっそ、「エクセル」の再インストールする方がよっぽど手っ取り早いと思います。