時々耳にしたりすることがあるのが・・・
「ワードの日本語の変換がおかしい」とか「誤変換が多いのでワードではイライラします。」
というような話です。・・・・が、正確に言うと勘違いがあります。
入力した文字を日本語に変換するのは、
ワードとかエクセルの個別のソフトでもなくWebサイトの検索画面に仕組まれた機能でもありません。
それぞれ、みんなのパソコンにインストールされているIME(日本語変換ソフト)であって
使い勝手を工夫したりして、それぞれの人ごとに違ってもいるのです。
これらの日本語変換ソフトの代表格がマイクロソフトのIME2003とかIME2007 であり、
ジャストシステムのATOK(エイトック)なのです。
MicrosoftのOFFICE(オフィス:ワードやエクセルがセットになったグループウェア)
の中に、付録的についているのがMicrosoftのIMEなのですが
Officeのバージョンで広く使われてきたOffice2003というのが
ついにそのサポートが終了して、Windows7という新しいOSの誕生にあわせて
OFFICE自体のバージョンがもう2010に移行しつつあります。
サークルでは、ほとんどの方がOFFICE2003のユーザーですので
いっそ買い換えて新しいバージョンにするのもええのはええんやけども、
使い慣れたワードやエクセルを新しく変わってしまったバージョンに変えてしまうには
大きな抵抗もあろうかと思います。なんせ、現実にOFFICEのソフトそのものに
使うことに不便がないからで、こう言うのは「慣れ」こそが第一だと思えるし
また、新しい機能や使い方を覚えようとすること自体骨が折れます。
ただ、IME(日本語変換)に関しては、サポートが終わったということは
変換機能や用語、辞書がアップデートされないということですので
古いままの郵便番号や時代に即した用語の変換ができない憂き目に出会います。
この間(っていうても以前の話ですが・・・)
サークルでは、ネット上に無償で公開されている「うふぃ」さんの
郵便番号辞書をダウンロードして郵便番号辞書を最新版にして変換効率をあげる工夫を
みんなでやってみましたが・・・・
実はIME2010というマイクロソフトの最新版のIMEが無償で提供されています。
これをダウンロードして使えば、IME2003から2010の最新版に日本語変換が書き換えられて
「古い・・やの・・・対応していない」などというストレスの解消になるのかもしれません。
以前はとても無償で提供するということなどあり得なかったのですが
こうした背景には、Microsoftの天敵である「Google」の攻勢があります、
ネットを利用するコンテンツでは群を抜くGoogleもまた「Google日本語入力」という
IMEを無償で提供しているのです。
個人的な感想をいうと、やはり日本語変換は老舗のATOKに一日の長があり
日本語表現の変換精度は比較にならないとも思いますが、求めやすくなったとはいえ
ATOKは有償のソフトです。
ネットやパソコンソフトの2大企業がこぞって競い合い、無償でサービス合戦を繰り広げている
この機会に乗じて、この日本語変換ソフトを書き換えてみるのがおすすめです。
冒頭に述べたように、ワードやエクセルの機能が変化するわけではありません。
パソコンで入力する日本語の変換ソフトが変わるだけなのですから・・・
Microsoft Office IME2010ダウンロード