富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

キングカズ

2007年05月18日 | サッカー

「参議院選を前に自民党が、カズに立候補を打診した
そして、カズはそれを断った」というニュースが
母親を切り刻んだとか、夫婦げんかで立てこもり
あげくに、機動隊員の若い命を奪ったなどと言うような
目も耳を覆いたくなるような、気分の悪いニュースに
かき消されようとしています。

日本のサッカーを語る上で、40歳をすぎてなお、
Jリーグでピッチ上に立つ、「キング・カズ」は
サッカーファンならずとも、その存在は際だっており
特別なものです。

サッカーがもたらす、文化をここまで築き上げた
彼の功績は、語り尽くせないほど大きいものがあります。
そして、なおプレーヤとして表現し続ける姿は
この国の若い世代に多くの勇気と精神を語り続けています。
少なくとも安もんの政治家の
その場しのぎの「声明」や公約より
意味のあるコトを、前進する強さを
実践し、語り続けています。

その我らの「キング・カズ」に立候補を打診した「自民党」というヤカラは
何を目的に、今現役の彼に近づくのでしょうか?
およそ普段に彼の考えや生き方も知りもしないくせに・・・

せいぜい彼を集票のシンボルとするための動機と
「サッカー」というスポーツ文化への軽視が
彼らの「党利党略」の下世話な話に見え隠れします。

今、2世議員の小物達が寄り添って作り出した
安物の市場主義は、そのための社会整備も
教育の自立もないままに
一人のアメリカかぶれの学者の言うがまま
彼らの信奉するアメリカ市場主義
のコピーを実践し、この国の資産を
まんまとビッグマネーにさらけ出し、
みんなの資産が彼らにもてあそばれるシステムが出来ました。

そのあとを引き継いだお坊ちゃまの総理は、
そんなコトは疑いもなく、覚え立ての理屈を繰り返し
年のわりにゆうてることは、30年も前の
「美しさ」であり「新しい国」みたいやし、
大好きなおじいちゃんの仲間達の
「ネオコン」の受け売りと官僚のマニュアルの
語尾すらはっきりしない棒読みやないですかね・・・・・

「憲法改正」?自民党?

憲法って政党が作るもんやとまさか本気で
思てるん? 
憲法は国民が作るんでしょ
国民の責任で国民の権利と義務のために

議員なんていうものは、憲法に基づく、
選挙して選ばれるんです
「選挙」で選ばれた人間達が、自分の都合で作るんちゃうでぇ!
いっかど、立法府がどうのって言うけど、
国会が作ろうとする法とは、憲法に基づいた法律のコトであって、
国是の「憲法」とは違います。思い上がりもは、なはだしいし、
基本的なコトが間違うてるとしか思えへん。

同じ意味で、政治がスポーツを支援することがあっても
スポーツに政治が介入するなんてコトは、
かのキムの「北の国」だけで十分やろ

自民党の勝手で、私たちから「キング・カズ」を
とりあげるなんて、思い上がりもええとコやわ。

政治が、
もっと辛辣に言えば
政治ごっこしてるだけの「政治やさんちの息子ども」に
カズの生き方は、なんも見えてるはずないもん。

よくよく考えたら、2世議員のボンボン達の
国会ごっこの延長に「憲法論議」があることの方が
敵対視する「北の国」にそれほど変わらないという意味で
近頃のニュースや事件より身の毛のよだつことかも・・・・

カズよ! あなたがいるべき場所は、サッカーの
ピッチです。
そして、サッカーという文化を通して
ものの考え方や生き方を見せ続けて欲しい