シモキタのtokyoboy

下北沢に居を構える初老オジのエクスサイズ、呑み歩き、美術館巡りなどの備忘録生活記録ブログ、含む膝蓋骨骨折リハビリ記録。

松岡美術館「西洋絵画の中の人びと展」 ぐるっと2011Part1Vol28

2011-05-28 | ぐるっとパス2011

P5150017 何時もだと、近場「Low Hanging Fruit」なのでさっさと訪問するこちらですが、今回はPart1後半に突入のタイミングで白金にお邪魔しました。

9月25日までの会期、ということで、恐らくぐるっとパス2011Part2でも訪問することになるのでしょう。


ということで、事前入手のパンフレットでお勉強:

01_4 02_4

おや、ブリジストンの子が居ます…

いずれ、最初を除くと作家が誰と分かる安定感。

さすが松岡ですね、しかも何時も空いているし


Photo_3 ウィリアム・ブグロー(William Adolphe Bouguereau)の「編み物をする女」が事前に気になりますねえ。

と、事前勉強はここまでにして、好天の日曜、ランチとジムの間の時間、腹ごなしを兼ての白金到着です。


****************

上記下書きを書いていたにも関わらず、気になっていた「編み物をする女」の前に来て”どこでこの作品見たんだっけ?”と考えこんでしまったおバカな私。

ブリジストンと思ったルノアールも、こちら松岡美術館所蔵のものでした。

それにしても、松岡さん、美術史の流れの中で結構押さえたコレクションを作られたのですねえ。


ぐるっとパスと出会わなければ、これだけの画家の名前と特徴を頭にインプット出来なかったでしょうが、4年目となるとこの美術館常設(しかもこの松岡さん、結構美女好きですよね^^)のラインアップ素晴らしい、と思えるようになってきました


何回もご紹介していますが、この松岡美術館、シャッター音とフラッシュを使わなければ館内撮影OKです。

先ずは「個性あふれる人々」コーナーから:


P5150005 この作品は大作なので、部分限定で撮影したジョン・エヴァレット・ミレイ 《聖テレジアの少女時代》  1893年です。

ミレイの企画展、と言えば渋谷BUNKAMURAに行きましたが、その時のリポートで19世紀、ヴィクトリア朝時代の代表的作家と知った、とあります。

""""""""""""""""""""""""""""""""""""

P5150004で、次に登場したのが事前に気になったこの作品。

アングルなどと同じ新古典主義の作家、というのが良く分かりました。

展示でも19世紀中頃、サロン/アカデミーの中心的存在だった、とありましたが、その後”忘れ去られた”存在になっていた、というのは何故でしょう。

「甘美で耽美的」な余り、先鋭的な美術シーンの流れの中で埋没した、ということですかね…

""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""

P5150011この作品はナビ派の巨匠、エドゥアール・ヴュイヤールの「フレシネ夫人」。

何とも惹かれましたねえ…

茶系中心の抑えた色調なんですが、けどなんとも言えない上品な良さがあるんですよねえ

""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""


P5150006 P5150007_2 P5150008_2

さて、松岡さんがコレクションを始めようという切っ掛けになった、と言われるシャガール3連発!

「婚約者」、「青い鳥」、「画家と女」がそれぞれのタイトル。

どれも如何にもシャガール、という作品です。

他にリトグラフ2点も出展されていました。

""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""


P5150009 P5150012_2


今回の企画展、HPで言及もされていなかったピカソの作品が2点。

最初、「ドラ・マールの肖像」(1941)は何とも、立体派、という使うもちょっと恥ずかしい位なんですが、典型的なそれです。

次は「パイプを持つ男」。

こちらも如何にも、です…

""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""


さらに続きます…

P5150010 モディリアニですわ。

「若い女の胸像‐マーサ嬢」という作品で、これも典型的なモディリアニ、としか思えないですよね…

""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""


それではその他の美女4連発

P5150013 P5150014_2 P5150015_2 P5150016_2

順に、

ヴァルタ「オペラ歌手ヌメア夫人」、

ルノアール「リュシアン・ドーテの肖像」、

リッダーデイル「少女像」かリュス「リュシー・クチューリエの肖像」

ポルティーリエ「オリエントの少女」

綺麗でしょ


""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""

「穏やかな日常」に移りましょう。


本来ならここでブッサン(素朴派)の作品とかモネなんかを撮るべきなのでしょうが、このオッサン=tokyoboy ちょっと変わっています


今回目を引いたものの一つがこれ。

P5150001 チャールズ・エドワード・ペルジーニ(Perugini)、『束の間の喜び』です。

イタリア人でイギリスで活躍した、とのこと。1839~1918、やはりヴィクトリア朝の画家、ということになります。最初に言及したミレイの作品と混同されたケースがある、とWikiにありますが、まあそれがヴィクトリア期、イギリスの画家の特徴なのでしょう。

"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""



P5150003 ベンジャミン・ウィリアムズ リーダーという画家の『北ウェールズの穏やかな午後』(1885年)です。

写真は一部のみとなっていますが、穏やかな田園風景にかなり惹かれました。

"""""""""""""""""""""""""""""""""""""


P5150002 3点あったユトリロからはこちらの作品。

パリのなんてことはない街角の風景ですが、”ああユトリロだ”と思いますでしょ^^


といったこちらの入場料は800円が無料となり、ぐるっとパス効果は計12,870円となりました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 旧古河庭園 薔薇2011 | トップ | メガ盛りに見る美 麺編 Vol9 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ぐるっとパス2011」カテゴリの最新記事