梅干しに入れる赤紫蘇を摘んでいると、お隣の畑のおばちゃんが、
「こんなに要らないから、うちのも上げるよ。」と声をかけてくれました。
お隣の畑の方が、紫蘇の出来が断然いいんです。
我が家の畑は、主人が機械で耕しているせいか、紫蘇が出てくるのが遅く、成長も、よそ様より、少し遅れてしまいます。
毎年、土用干しの前に、梅干しに入れる赤紫蘇の確保に苦労していたので、有難いことです。
通常梅干しに入れる赤紫蘇の量は、梅の10%位かと思いますが、我が家は規定量よりも少し多めに入れています。
その方が、梅干しの色も綺麗になり、なにより、健康に良い赤紫蘇をふんだんに食べることができるからです。
たまに、色の濃い梅干しを見て、「酸っぱそう」とか、「塩辛そう」などと言っている人がいますが、色の違いは、漬ける時の赤紫蘇の量の違いで、味には関係ありません。
我が家では、畑で採れた紫蘇の葉を、毎週末に、ちぎっては入れ、ちぎっては入れ、を繰り返して量を確保しています。
紫蘇はとっても旺盛な植物なので、極端な事を言えば、葉っぱをほとんど千切って、茎だけにしてしまっても、根っこを引き抜か無い限り、どんどん新しい葉っぱが出てきます。
健康にも良いし、有難い植物ですね。
そんな訳で、例年ですと、梅干しの土用干しまでは、とにかく赤紫蘇は全て梅干し用とし、土用干し以降は、紫蘇ジュースにすることにしていました。
今年は、お隣さんのお蔭で、直ぐにでも紫蘇ジュースを作れる赤紫蘇の量が確保できました。
で、早速紫蘇ジュースを作ることにしました。
紫蘇には、一般に知られている防腐作用の他に、活性酸素の生成を防ぐ抗酸化作用もあり、癌の予防にも効果があるそうですよ。
この紫蘇ジュース、主人はあまり好まないようですが・・・。
こんなに色も綺麗で、美味しそうなのに・・・。
いつもは、赤紫蘇ジュースだけなのですが、今年は、青紫蘇ジュースにも挑戦してみました。
こちらの方が、より紫蘇の風味が強く、さっぱりした味わいのようです。
(余談ですが、木漏れ日が写ってなかなか良い写真になりました。うふ)
作り方はとっても簡単なんです。
先ずは基本のルビー色のジュース。
材料
紫蘇の葉 300g (約300枚)
※私は、赤紫蘇200g、青紫蘇100gを使用 お好みで。
水 1.8L
クエン酸 大さじ3枚
※好みで量を加減して下さい。
砂糖 300g
※私は、ザラメを使用。種類や量はお好みで。
作り方
水1.8Lを沸騰させる。
よく洗った紫蘇の葉300gを入れ、紫蘇の葉が柔らかくなるまで煮る。
(約3分程度)
紫蘇の葉をザル等に引き上げる。
引き上げた紫蘇を木じゃくし等で押し、出てきた汁を鍋に戻す。
砂糖を入れて混ぜ、煮溶かす。
砂糖が溶けたら、クエン酸を大さじ3杯入れ、よく混ぜて火を止める。
クエン酸を入れると、劇的に綺麗な色になります。
これが・・・
こんな風に・・・
ねっ、凄いでしょ 結構感動的です。
清潔な瓶等に入れ、冷蔵庫で保存する。
少し濃い目なので、水でのばして、好みの味で飲用する。
ちなみに、クエン酸は、薬局で売っています。
無ければ、酢でも代用できるようですが、私は使った事が無いので、量はわかりません。
常温でも保存できるようですが、私は念の為、冷蔵保存しています。
紫蘇が沢山採れて、使い道に困っている方は、是非試してみて下さい。
印刷用レシピはこちらをどうぞ。
紫蘇ジュースは、市販でも売っていますが、こんなに簡単に出来て、身体に良いのですから、作らない手は無いですね。
味も自分の好みに、いくらでも調整できますし・・・。
私は、最初友人から作り方を教わったのですが、なんと、その友人は、砂糖を1kgも入れるそうですよ。
飲む時に、かなり薄めて飲んでいるようですが・・・。
私は、甘い飲み物があまり好きでは無いので、酸味が効いている方がさっぱりして美味しいと思います。
そうそう、取り出した紫蘇の葉は、「紫蘇の佃煮」に使えます。
紫蘇の佃煮は、普通は青紫蘇の葉で作るのですが、紫蘇ジュースを作った時の紫蘇の葉を捨てるのが勿体なくて、試しに作ってみたら結構いけましたよ。