ファンタジアランドのアイデア

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伊達市の健幸ポイント制は素晴らしい 「ふくしま」を少し良くするアイデア その22

2017-09-20 17:08:52 | 日記
 伊達市は今秋から、日本郵便と協力した市民の健康事業「健幸ポイント」を始めます。市民が取り組んだ運動に応じてポイントを付与し、健康づくりを推進するものです。ポイントに応じて商品券や体組成計などが当たるようです。市民が健康で幸せな生活づくりを目指す施策は、全国の自治体で取り組まれるようになりました。認知症の増加やメタボの増加が、住民の健康を蝕み、地域の居住環境を悪化させる要因になっています。健康な高齢者をいかに増やしていくかということが、これからの地域の課題になります。ぜひ、伊達市の皆さんには、健康寿命を延ばしてほしいものです。
 そこで、老婆心ながら一言。健康に良いことが数多く提言され、多くの施策が行われてきました。でも、10年とか20年と続くプログラムはなかなかないことも事実です。その中で、続けている人達の特徴を述べたいと思います。まず、仲間がいることです。次に運動する場所があることです。最後は、楽しく歩いたり、体を動かすプログラムを持っていることになります。散歩の場合、いつも散歩をすると途中で出会う人がいれば、長続きする動機になります。運動する場所も、重要です。ホームグランドともいうべき、ホームウオーキングコースの存在です。常に安心していつでも使える場を持つことは、長く運動する上で必要不可欠なものです。気分や体調に合わせて、いくつかのコースを持つ人は長く続けている人でしょう。最後に、歩くことや運動する楽しみを作り出す人は、達人ともいえる人でしょう。
 蛇足ですが、糖尿病や認知症に運動が効果的といわれています。糖尿病の患者の海馬は、健康な人より5%小さいという研究報告があります。海馬は、記憶をつかさどる中枢です。散歩や水中ウオーキングをしながら、「しりとり」や「計算」をする運動プログラムは、海馬や記憶に有益な刺激を与えます。2つ以上の行動をすることを、「デュアルタスク」といいます。この運動を毎日実践することは、脳の神経を活発化します。デュアルタスクの軽い運動を継続的に行うことは、糖尿病と認知症の両方の改善につながるわけです。散歩の中で、計算や歴史年表などの復習をしてはどうでしょうか。私の知り合いは、全国の市の名前を言いながら散歩する人がいます。元気ですね。