東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

マッチング・ショット

2022年02月09日 23時55分45秒 | 2022リレーブログ

かつてオフラインの就活の場で意気投合した同志とオンライン呑みをし、真面目な意見交換もそこそこに、気がつけば推しのアイドルを布教しあっていました。

 

新4年470スキッパーの藤田郁です。

 


就活強者ではありませんが、イベントで出会った就活生、OB、優しい人事の方など、さまざまな人と語り合い、自分のこれからの人生とじっくり向き合っている最中です。肩肘張らず、一期一会を繰り返す中で、進路を決めていきたいと思います。


大学1年の新歓期が、わたしは大好きでしたが、いろいろな人と出会って話せるという点で、なんだかんだ就活も似たところがあるなと感じます。
違う所といえば、就活では無条件に勧誘されることがないというくらいでしょうか。

 


あなたは私たちの組織に合いませんでした。だから、ごめんなさい。でも、気に病む必要は全くないんです。

わたしも、ごめんなさい。わたしには、あなたたちの組織じゃないです。

 

こういうことがあると、わたしがあなたたちの中に所属することはなくなるわけです。

 


マッチング、最近この話題に触れてばっかりです。触れすぎてレポートでもマッチングのことを書きました。偏った目でみていたけど、よく考えたら必要不可欠な考え方です。どう考えてもwin-winな関係が成立します。

 

でも本当に、win-winになれていたでしょうか。

 

新歓された時。自分がヨット部にとって必要な存在かどうかなんて、これっぽっちも考えませんでした。自分にとってヨット部が必要だと思った、その一心で、入部しました。


新歓した時。今度は、あなたがヨット部に必要なんです、そうやって勧誘しました。わたしにとって、「あなた」の気持ちなんか正直わかんないし、東大ヨット部が強いチームになるためには、たくさん新入生を入れることが必要だと思ったからです。

新歓なんて、マッチングそのもののはずで、新入生は入りたいかどうかを決めればいいし、上級生は入れたいかどうかを決める。マッチングしたからウチらは最強。

そう思ってました。

 

普通に間違ってました。

 

所詮大学の部活なので、部として誰が必要で、誰が不要だなんていう意志は決して持ちません。新入生をふるいにかけないからです。
あの子入ってくれたらチームの未来は明るいな、ああいう人がいてくれたらいいな、そう思うことはあった、本当にあったし、狙い撃ちしたこともあったけれど、それでも新入生を合格不合格で分類することはありませんでした。

 

ひょっとしたら、それが、入部後の心もとなさにつながるのかもしれません。あなたは合格しました、そんな制度がないこの部活は、部活に必要とされている感が生まれづらいのかもしれません。


マッチングしたつもりが、そこには相手の意思なんてものがありません。結局自分の意志だけでヨット部に入ったみたいになって、戸惑うのかもしれません。

 

ヨット部には自分が必要だ。自分にはヨット部が必要だ。この両方を、特に前者を、自分で判断しなければいけません。

 

もっとメンバーに、あなたが必要ですと、伝えるべきだったのかもしれません。

 

 

わたしの人生にとってヨット部はかけがえのないもので、ヨット部の歴史にとってもわたしはかけがえのないものでした。出会えてよかったね。

引退の日に、そう思いたいものです。

 

 


少しのモヤモヤと、新たな決意を胸に、春合宿が始まります。笑

東京大学運動会ヨット部新4年
藤田郁


久しぶり

2022年02月09日 15時44分53秒 | 通常練習

お世話になっております。クルーザー班新2年の友成遼です。

 

クルーザー班は5日より春合宿が開始されました。5日から8日まで第1クールの練習報告をさせていただきます。

 

5日は順風から微風の中、タック・ジャイブ練習を繰り返し行いました。風が頻繁に振れるコンディションでした。

 

6,7日は蛸壺、マークを使い、短めのラウンディング練習を行いました。僕個人としては新体制になりピットを担当するようになってからこれほど強度の高いラウンディング練習は初めてであり、動作面を重点的に鍛える良い機会となりました。特に上回航でのガイバックの程度、下回航でのジェノアアップ・スピン回収のタイミングを様々試行錯誤しました。また、スピン回収では回収が回航に間に合わないという課題(とりわけ下回収で)が見つかり、回収時の姿勢についても新たな気づきがありました。

 

8日は午前中順風コンディションの中メンバーで順番にヘルムを交代しながら、タック・ジャイブ、走り練を中心に行いました。僕自身はタック後クローズ角を見つけるのに苦戦(下しがちだった)しました。また久しぶりにバウマンをやり、前回やったときには気づかなかったポイント(下マークの位置、ポールの高さが適当かなど)にも意識がいきました。

 

また7,8日にはディンギー班の松尾さんも練習に来てくださり、セイルシェイプやヒール感に関してディンギーとクルーザーの違いについてご意見をいただき、非常に参考になりました。松尾さん、ありがとうございました。

 

5日の練習後には目標設定ミーティングも開かれ、各自が春練習中の目標を共有しました。これから来月に迫ったANIOL’S CUPに向け、立てた目標を必ず達成できるよう精進して参ります。

 

久しぶりの海に出た後は、心地よい疲労感、そして充実感を感じました。

COVID-19の終息がいまだ見えず大変な状況ではございますが、感染対策を徹底しつつ、少しでも上達できるよう励みます。

 

引き続き応援よろしくお願いします。

 

それではまた。

   

               2022.2.9 友成遼