東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

やっぱり触媒になんてなれない

2022年02月03日 23時57分04秒 | 2022リレーブログ

お世話になっております。4年470チームリーダーの工藤光生と申します。

 

 

例にならって、少しヨットに関係ない話から入ろうと思います。

 

じゃんけんのグーってどうやって作りますか?

 

とりあえず、手元で作ってみてください。

 

最初は、ぐー!!!

 

 

上の画像の2パターンのどちらかだと思うのですが、どちらでしたでしょうか?

 

僕は右のタイプなんです。割とレアだと思います。

 

(✊←この絵文字も親指は外にあります。)

 

先日、家族に指摘されて気づきました。

 

でも、生まれてこの方グーのときは親指を折り込んできたので、親指が外にあると違和感しかありません。

 

だって、力入らなくないですか?

 

調べてみると、親指を折り込む人は控えめで内向的なタイプ。

そして、感受性が豊かで傷つきやすい。

 

だそうなので、みなさん僕のことを大切にしてください。

 

 

 

ところでヨット部に入ってからというもの、

前腕が太くて血管も浮きがちなので、

じゃんけんをした時などに、

 

「何かスポーツをやっているんですか?」

 

という質問をされることがあります。

 

 

 

ジャージでバスに乗っている時、、、

 

コンビニでサラダチキンを買う時、、、

 

定期検診で聴診器を当てられている時、、、

 

自分で言うなよって感じだけど、小学生から今まで受験期とコロナでの自宅軟禁期間を除けば常に腹筋が割れていて、電車で誰も隣に座ってこない程度には肩幅が広い自分はたびたびこの質問をされます。

 

今の自分にその質問をされたら、

 

「ヨットをやっています。」

 

と答えるでしょう。そりゃ、四六時中部活のことを考えてるんだから当然です。

 

でも、10年後同じ質問をされたらなんと答えるでしょうか。

 

もしも今この瞬間に引退するとしたら、

 

「ずっと水泳をやっていました。大学ではヨットを少しやりました。」

 

こんな回答になると思います。

 

僕は、年中から高2までずっと水泳をやっていました。

選手として取り組む中で多くのことを学びました。

 

目上の人には大きな声で挨拶をすること、

きつくても頑張れば成長できること、

ルーティンを作って平常心で望むこと、

 

学校と同じくらい水泳を通して人として成長しました。

 

水泳ではある程度結果も残しました。。

 

個人では小学生のときにJO(全国大会)に出ました。

でも、出るだけで終わってしまって何位だったかも覚えていません。

 

団体では中学生のときに全国中学に出ました。

ここでは、10位で惜しくも入賞できませんでした。(水泳は8位から入賞。)

 

水泳で人としても成長し結果を残したからこそ、

今のままでは将来、胸を張ってヨットをやっていたことを言えない気がします。

 

今これだけ必死でやっているからこそ、

今年1年で僕の中でヨットを水泳を超えるスポーツにしたいです。

 

現在、470リーダーそして主務として部活に関わる中で、

一個人としてだけでなく、チームとしての成長を考えることができ、

個人競技の水泳では決して得られなかった経験をしています。

 

そして、今年のチームの目標は

 

「全日本入賞」

 

です。

 

この目標が達成できた時、僕は人として大きく成長できてるはずです。

 

前のブログで、僕はチームを変える触媒になりたいと書きました。

 

しかし、触媒では自分は変わることはできません。

 

目標を達成するために、自分も成長したいし、成長しなければなりません。

 

だから、触媒になんてなれない。

最後の1年で1番成長したい。

 

 

 

「何かスポーツをやっていたんですか?」

 

「ヨットを本気でやってました。」

 

 

 

将来、胸を張ってそう言えるように。

 

4年470チームリーダー 工藤光生

 

 

 

 

次は、個性派しかいないクルーザー班を取りまとめる「小網代の母」こと

4年マネージャー 小林美緒

です!お楽しみに。