東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

練習前日の夜は興奮して寝付けない

2020年08月20日 18時46分37秒 | 通常練習

こんにちは。2年470クルーの工藤です。

 

8月14日から8月18日の練習についての報告は阿部さんが書き尽くしてしまったので、活動再開からここまでの練習のなかで感じたことを書かせていただきます。

 

4ヶ月の自粛期間を経て、満を待して再開した練習の中で、当初は「案外できるやん」と感じました。自粛期間の動画研究やミーティングを通して、ヨットに関する知識は格段と増えており、動作も頭のなかに叩きこまれていました。特に大失敗することなくラウンディングが行えて、たまに頭の中の理想像と合致するような上手い動作ができました。全員がブランクを背負った今なら、頑張れば先輩達に追いつけるのでは、なんていう淡い期待を抱いたりもしました。

 

でも、そんなものは簡単に打ち砕かれます。先輩クルーの乗っている船と比べるとどうしても走りません。

なんでかなぁと考えて行き着いた答えは、単純でした。

 

僕は「ちょっとしたミスが多すぎる」のです。

 

少しのヒール・アンヒールでのマイナスで船はすぐに減速してしまいます。一度失った艇速を取り戻すまでのロスは、大成功した動作のアドバンテージをはるかに上回ります。ランニングでいくらスピンを張ることに集中しても、クローズでジブが1cmずれたままずっと走っていたら意味がありません。

繊細なヒールトリムやジブトリムといった基本的なことが、まだまだ身についていません。

日々の練習の中で、基本に忠実に練習して成長していこうと思います。

 

工藤光生


意識、意義、効率

2020年08月20日 15時27分04秒 | 通常練習

ヨット部4年目の阿部です。

8月14日から8月18日までの練習について報告します。

毎回こういうブログを書くときは、心の中で「どうせ先週とほぼ同じなんだから書く気おきないな」とか強く思っているわけなんですが、今回はそう強くは思っていません。その理由は単純で、先週とはいろいろ変化があったからです。


まず1つ目の、一番大きな変化として、両クラス同日での練習ができるようになりました。
これまでは人数制限があり、片クラスずつ艇を出し、余った枠で残りのクラスの練習をする形となっていて、単純に練習時間の確保ができていませんでした。しかし、両クラス同時の練習となり、活気も出てきたかなと思います。


次に2つ目の変化として、今回の合宿から東大主催で、毎日曜日にしっかりとしたレース形式の合同コース練習を始めたことがあります。
470は横浜国立大学、立教大学、関東学院大学、専修大学と、スナイプは横浜国立大学と練習を行いました。
部員が最大限レースに出ていたため、運営が忙しく、スタートラインが傾いたり上マークが右にあったりなど少し難しいレースもありましたが、良い風が吹き、良い練習になったと思います。フリートレースに出場できていないこの夏はレース形式の練習が特に重要になる気がします。


3つ目の変化としては、院試勉強のために多くの4年生部員が部活を休むようになったことです。特に今年度はオンラインの試験に伴い例年とは異なる点が多くあるようです。
4年生の部員が来ないことは、今年の成績を考える上では負の面もあるかもしれませんが、来年度以降の成績向上のためには良い側面が大きいのではないかと思います。
春合宿途中から7月中にかけての活動自粛によって、下級生のセーリング技術はまだ低いレベルにあり、上級生に合わせた練習は適していないこともあります。この期間に技術を向上させ、帰ってきた4年生を驚かせるような成長を見せてほしいです。


最後に、練習を見てくださったH31卒 水石さん西坂さん、日曜日のレース運営に協力してくださったR2年卒 多賀谷さん塚本さん、ありがとうございました。また暇があればいつでもいらして下さい。

 

以上   東京大学運動会ヨット部 阿部佑真