’13-06-23投稿
既報にて、わが国の猛暑、豪雨の発生原因を考えてみましたが、インドでもわが国と同様、寒暖差が激しく、スケールの違いはあるものの季節はずれのモンスーンによる豪雨が発生しているという。
地球上どこも極めて住みにくい時代になりつつあります。
その原因について考えないと先行き思い遣られます。
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モンスーンとは「モンスーン【monsoon】
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寒暖の変化が激し過ぎる昨今 今夏は未曾有の猛暑日もあるのだろうか?
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豪雨で60人超死亡=インド北部
「【ニューデリー時事】インド北部各地でモンスーンによる豪雨で洪水などが発生し、17日までに少なくとも60人が死亡、数百人が孤立するなどした。PTI通信が伝えた。
ウッタラカンド州では、ヒンズー教で「聖なる川」とされるガンジス川やその支流で鉄砲水が発生。37人が死亡、建物160棟以上が損壊した。ウッタルプラデシュ州でも鉄砲水で15人以上が死亡した。
地球科学省は17日、インド全土が当初の予想より約1カ月早くモンスーン入りしたと発表した。」
その後、
インド豪雨:ガンジス川など洪水180人死亡 数千人不明
「【ニューデリー杉尾直哉】インド北部ウッタラカンド州を中心とする豪雨でガンジス川やヤムナ川の上流域で洪水が起き20日までに約180人が死亡した。現地からの報道によると数千人が行方不明になっているという。
豪雨は今月15日から3日間続いた。洪水で河川沿いの住居が崩壊し、多数の家屋が浸水。ウッタラカンド州の山岳地帯では、ヒンズー教の聖地の巡礼者約6万人が道路の寸断で動けなくなっている。
首都ニューデリーでもヤムナ川沿いで暮らす住民約5000人が避難。デリー国際空港は18日、豪雨の影響でターミナルビル内が一時水浸しとなった。ガンジス川などの上流では近年、多数の住居ビルが乱立し、これが洪水発生に影響しているとの見方が出ている。 」
インド豪雨、死者200人不明1万3800人
「【ニューデリー=田原徳容】インド北部ウッタラカンド州などで発生した豪雨による洪水と土砂崩れで、同州政府当局は21日、行方不明者が約1万3800人に上ることを明らかにした。
インド政府は21日夕現在、確認された死者数を207人としているが、今後、犠牲者が大幅に増える可能性がある。
インド政府によると、15~17日の3日間だけでも、雨量は例年の6月1か月分を大幅に超えた。大量の雨水のため幅の狭い川が氾濫し、河岸の建物が押し流された。ヒマチャルプラデシュ州など周辺2州でも被害が出ている。
ウッタラカンド州の山岳地帯にあるヒンズー教の巡礼地ケダルナットでは16日夜、大規模な鉄砲水が発生、多数の巡礼者らが流された。衣料店経営のラジ・シャルマさん(34)は本紙の電話取材に、「路上にいたら突然水が来て、数秒でのみ込まれた。家のドアにしがみついて助かったが、目の前にいた15人は消えた」と話した。巡礼者ラケッシュ・クマルさん(47)は「親族2人が流された。巡礼に来てこんな目に遭うとは……」と嘆いた。」
更に、被害が拡大!
YOMIURI ON LINE
インド豪雨、死者1千人超も…安否不明数万人かhttp://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130621-OYT1T00382.htm?from=ylist
「【ニューデリー=田原徳容】インド北部ウッタラカンド州などで発生した豪雨による土砂崩れや洪水で、同州の災害対策当局は20日、本紙に死者数が1000人を超えるとの見通しを明らかにした。
北部では数万人の安否が不明との情報もあり、軍や警察が孤立した集落の状況確認を進めている。
当局によると、州の山岳地帯にある巡礼地ケダルナットで、約90の宿泊施設が鉄砲水に押し流され、宿泊者数百人が犠牲になったという。ケダルナットとその周辺への道路は土砂崩れで寸断され、被害状況の詳細がわからないため、犠牲者は更に増えるとみられる。
首都ニューデリーでも東部を流れるヤムナ川が警戒水位を超え浸水被害が出ており、少なくとも2000人が避難している。(2013年6月21日14時00分 読売新聞)」という。
⇒インド全土が当初の予想より約1カ月早くモンスーン入りして、かなりの被害を蒙っているようです。
わが国でも、既報西日本で猛暑に引き続いて、北陸氷見、山口・萩で未曾有の豪雨という。(2013-06-20 )とのことで、なぜかインドの異常気象の跡をおっているようです。
結果的に、大量な水蒸気⇒雲量の増加⇒豪雨になるのでは?と。
加えて、既報異常気象に係る記載(その27:ゲリラ雷雨(豪雨)の原因に係る考察)で記載した地殻の地質(組成の違い、沈積物によって変化する電荷)による雨雲の停滞の影響によって、ゲリラ豪雨が発生し易さの地域差があると想われます。
所謂、一般的には地震の前兆「大気イオン」と称されて空気中で帯電していているようです。
「帯電エアロゾル210Pbのサンプリングと測定」によれば、
http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=809bf58cfb33b892d0347b6d1b5355d0「はじめに
本研究室では,帯電エアロゾルの大気中の濃度異常が地震前兆の指標となると考え,1998年4月より24時間連続で帯電エアロゾルを測定している.大気イオンは主に大気や地殻中の放射性核種からの電離作用,レナード効果,落雷時の放電などにより大気構成分子が電離されて生成すると考えられている.しかし,放射性核種,ラドンガスの崩壊による210Pbはそれ自身が帯電エアロゾルであり,・・・
大気中の鉛-210
地震前兆時の帯電エアロゾル発生は主に大気や地殻中に含まれる放射性核種,ラドンによるのものとされている(弘原海他,1999). 」という。
大気イオンは一般的には金属からなるプラスイオンの影響が大きいともいう。
引用:http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/archivej.htmlによれば、
(開発責任者 竹村俊彦(九州大学応用力学研究所))
(高さ1kmまでのエアロゾル予測のシミュレーション)
細かい黄砂の粒子径はサブミクロンレベルと下図の引用から推察されます。また、浮遊している高さは約3000mくらいまでという。雲が発生する高さも約3000mまでということから、共存関係にあると思われます。大陸からの2.5ミクロン以下の大気中に浮遊する黄砂は何マイクログラム/m3になるのか?(2013-03-11)が個人的な関心ですが、高さ方向での濃度については、個人的には現状不詳。また、黄砂は中東からはるばる日本まで飛来するといわれ、雨などによって洗い落とされないでかなりの上空にあることが推察されます。
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大気汚染が最悪な国はインドとのこと。 大陸からの越境大気浮遊粒子の発生源の証明が必要か?(2013-03-25)
(個人的な見解)
やはり、既報にて調査した世界各地の砂漠化、沙地化による砂嵐の影響が大きいのだろうか?砂嵐の主成分であるシリカ(SiO2)はマイナス電荷なので、プラス電荷の環境エアロゾルを吸着してハイブリッドな大気汚染も今までにも増して進んでいるのだろうか?
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エアロゾルに係る記載(その30:大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!)
大気汚染有害粒子の発生および拡散、被災要因・・・黄色い砂、PM2.5 強い風・・・とは
前々から思っている緑化が本格的に必要かと思われますが、
現状は中国など世界的に、安全な飲料水の確保に手一杯で進んでいないのでは?
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中国のきれいな井戸水…今や遠い過去 環境ホルモンを主要汚染源とする新たな汚染物質の浄化困難という。
中国 内モンゴルの砂漠化の現状、砂漠化の原因 緑化の可能性について
遅々として進んでいないようです。緑化するための淡水が不足していると思われます。海水は無尽蔵にありますが、淡水にするには電気などエネルギー費が高すぎることが原因と思います。
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「水」とはどのようにあるべきか?に係る記載(その4-2:低コストな淡水の供給が捗らない原因に対する雑感)
「水」とはどのようにあるべきか?に係る記載(その4:低コストな安全な水の供給に対する現状と問題点)