'13-06-12投稿
福島県飯館村で福島原発事故による放射能汚染を乗り越えて農業再生に乗り出したという。
NHK NEWS WEB 2013年(平成25年)6月12日[水曜日]
飯舘村 除染後の水田で田植え
「原発事故ですべての住民が避難している福島県飯舘村の帰還困難区域で、将来の農業再開の可能性を探るため、除染を行ったあとの水田で試験栽培の田植えが行われました。
田植えが行われたのは、放射線量が高く飯舘村で唯一、帰還困難区域に指定されている長泥地区の500平方メートルの水田で、地元の人たちも参加しました。
去年8月に行われた国の試験的な除染で、表面から5センチまでの土を剥ぎ取った結果、土壌中のセシウムが1キログラム当たり、除染前のおよそ2万ベクレルから1600ベクレルにまで、92%減少したということです。
コメの試験栽培は将来の農業再開の可能性を探るために村が行うもので、帰還困難区域内の除染した水田での作付けは初めてだということです。
ことし9月に収穫するコメは、セシウムがどれくらい移行しているか詳しく分析したあと、すべて廃棄処分にするということです。
田植えに参加した長泥地区の鴫原良友区長は「3年ぶりの田植えなのでわくわくします。作ったコメを廃棄しなければならないのは農家としてつらいですが、よい結果が出ることを願っています」と話していました。
また、飯舘村復興対策課の万福裕造さんは「試験の結果を詳しく分析することで帰還困難区域でも将来、営農ができないか検討する材料にしたい」と話していました。」
NHK NEWS ウォッチ9
進まぬ除染 それぞれの苦悩…
http://cgi2.nhk.or.jp/nw9/pickup/index.cgi?date=130603_1
2013年6月3日(月)放送
関連投稿:
放射化現象に係る投稿(その7:環境放射能トリチウム、環境放射能線ニュートリノの整理)
(2013-05-19)
問題はどのような放射能が食の安全を阻害するか?を明確にすることが必要でしょうか?
参考関連投稿:
環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その19:「ホルミシス」と「ペトカウ」効果について)(2012-02-05)によれば、
既報(その17)で記載しましたが、「・・・放射能(放射性物質)に汚染された排泄物、生活廃水などを含む下水汚泥、焼却スラグ、瓦礫などの埋め立てによって、今までの人為的(核実験、原子力発電からの漏洩)、および、風化的(天然のウランやトリウムを多く含む岩石などからの飛散)に上乗せされて、自然放射能は変化しています。」
人為的および風化的に拡散した放射能に汚染されたさまざまな物質の影響は避けられなく、人為的な汚染に対する最善なる浄化は何百年以上もかかる厄介なものと杞憂しています。
一方、環境中の放射能、放射線の生体への影響として、
古くから「ホルミシス」効果と「ペトカウ」効果が言われています。