テオドール・ベルガーは墺太利の作曲家で、カラヤンと同時代を生きた人である。フルトヴェングラーが見出した作品がこの作品番号4のロンド・ジョコーソで、今日は、カール・ベームのSP盤を板起こしした私家版CDで愉しんでゐる。
作曲年は1933年。まさに伯林が世界の音楽の中心となりつつある時代に、この作品は生まれた。ベルガーはフランツ・シュミットの門下生であるが、この作品からはその影響を聴き取ることはできない。
冒頭のエキゾチックな雰囲気は大変魅力的で、僕はこの曲がとても好きだ。ヒンデミットにも似た雰囲気があるが、ベルガーのこの作品の方がメロディックで聴き易い。
若きカール・ベームの指揮は颯爽としてゐて、絃楽器だけで演奏されるこの作品の表現の幅をぐっと広げてゐて、管打の無いことを忘れさせる。オーケストラはザクセン国立歌劇場管絃團。
盤は、HMVのSP盤 LWX335。
作曲年は1933年。まさに伯林が世界の音楽の中心となりつつある時代に、この作品は生まれた。ベルガーはフランツ・シュミットの門下生であるが、この作品からはその影響を聴き取ることはできない。
冒頭のエキゾチックな雰囲気は大変魅力的で、僕はこの曲がとても好きだ。ヒンデミットにも似た雰囲気があるが、ベルガーのこの作品の方がメロディックで聴き易い。
若きカール・ベームの指揮は颯爽としてゐて、絃楽器だけで演奏されるこの作品の表現の幅をぐっと広げてゐて、管打の無いことを忘れさせる。オーケストラはザクセン国立歌劇場管絃團。
盤は、HMVのSP盤 LWX335。