「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥多摩】大岳沢鈴ヶ尾沢

2008-09-17 21:42:16 | 

鈴ヶ尾沢は出合付近は藪っぽいのですが、少し入って行けばまあまあの渓相で、両岸切り立つゴルジュもあります。20m以上の3本の滝はいずれも巻きましたが、比較的楽しめるほうです。わさび田跡から急に藪っぽくなるので右手の植林帯に取り付き尾根に上がりましたが、植林帯のため藪こぎは無くて済みます。

【日 程】2008年9月17日(水)日帰り
【沢 名】大岳沢鈴ヶ尾沢
【メンバ】単独
【天 候】晴れ後曇り
【コース】大岳鍾乳洞入口バス停(10:00)→出合(10:40)→登山道(12:50)→鋸山→奥多摩駅(16:00)
【参 考】東京周辺の沢(2000年5月白山書房)

武蔵五日市駅からのバスの予定時刻に合わせて20分以上も早く家を出たのに、JRの信号故障で三鷹で電車がストップし、立川で乗り換えた電車も拝島で停まってしまう。拝島-武蔵五日市間の折り返し運転だけになり、大混雑の拝島駅で通勤客に遠慮して、電車を2本やり過ごして空くのを待つ。武蔵五日市駅から予定の1時間半遅れのバスに乗ることになったため、時間も遅くなり、出合までのアプローチが暑かった。

林道終点から山道に入り、大岳沢の大滝を見てから少し戻った出合で沢支度を整えたところで、単独ハイカーと出会った。出合は藪っぽくて見栄えがしないが、障子岩窪を左に分けてまもなく小滝も出てくる。両岸大きく切り立つ中の滝はガイドブックの「石滝8m」だろうか。チョックストンに手を掛けて乗り越えるが水流を浴びて濡れる。2段20m滝はガイドブック通り、右の涸沢から巻く。直瀑20mはガイドブックでは左岸からとあるが、右岸の岩の間を通って巻くのが無駄な登りが無くて効率的だった。2段25mはガイドブック通り。

二俣があって右の方が沢床が低いので入ってみるがすぐに水流が消えた。左の沢も大きくは離れていかず水音もしているのでそちらに移動してつめていく。ワサビ田跡があり、その先は急に藪っぽくなるので右手の植林帯に取り付き尾根に上がった。尾根に沿って登るとかすかに踏み跡も見られる。この尾根は馬頭刈尾根の支尾根のまた支尾根で、やがて明瞭な踏み跡のある支尾根に乗る。このあたりの木にはペンキで印が付けてあって、その中の一本には「平成四年、都庁造林視察」といった内容が書いてあった。周辺には酒瓶、ウイスキーボトル、缶ビールが散乱していたが、まさか・・・。

踏み跡を左に辿って馬頭刈尾根に出た。すぐ左のベンチにいた男女3人のグループから「熊かと思った」と冗談を言われる。この人たちは都レンジャー(自然保護員)だった。すでに曇ってきており、涼しかったので鋸山を経由して奥多摩駅まで歩いた。


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