「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥多摩】北秋川月夜見沢

2005-07-10 23:14:30 | 

月夜見沢本流を遡行して奥多摩周遊道路の月夜見第2駐車場へ出ました。滝はほとんどない沢ですが、前日までの雨のせいか水量が多く深い釜の通過、巻きにけっこう苦労しました。下りは小河内峠から通行禁止になっている奥多摩湖への道を取りました。落石の危険箇所があるとのことですが、一部不明瞭な所があるものの整備もしっかりされており、危険というほどの所もありませんでした。

【日 程】2005年7月10日(日)日帰り
【沢 名】北秋川月夜見沢
【メンバ】単独
【天 候】曇り
【コース】月夜見沢出合入渓点(10:30)→月夜見第2駐車場(14:45)→小河内峠(15:30)→奥多摩湖バス停(16:40)
【参 考】奥多摩・大菩薩・高尾の谷123ルート(山と渓谷社)

バスの終点、藤倉から北秋川沿いに行くと落合橋を渡る手前に河原へ降りる階段がある。橋の名前どおり出合になっており、沢支度を整えて月夜見沢に入る。前夜も雨が降っていたようで全体に濡れていて水量もかなり多い。沢の右岸には車道が見える。左岸に小屋を見る所は大きな釜となっている。姫淵はまだ先みたいだが、大きいのでこれが姫淵かと疑う。進んでいくとまた大きな釜があり、さらにその先にある釜が姫淵のようだ。水量が多いので、じゃぶじゃぶ水の中を行くのは抵抗が大きく、浅いところを選べば手間もかかる。

堰堤が二つある。二つとも右から巻く。二つ目の堰堤の上には釣り人がいた。静かに通過していったので、こちらには気づかなかったようだ。沢はこの先からゴルジュ状になってきて面白くなる。大きな釜が現れ、釜淵かと思ったが、これは前座でさらに大きい釜が現れる。へつるのは難しそうであり、水深もとても深く見え、泳ぐのも気味が悪い。少しいやらしく見えたが、左から小さく巻いた。慎重に通過してみれば初めに感じたほどのいやらしさは無い。

これを過ぎるとガイドブックには単調とされていたが、水量が多いせいかけっこう対応に忙しく飽きがこなかった。しかし所々で右岸の上に車道が見えるのは興ざめである。やがて鉄製の橋が沢に架かるのを見る。林道はここが終点のよう。右岸に伐採木が積み重なっている。左岸に付いている踏み跡を辿ると高岩沢が入る。かなり高度のある滝を持っている。

水量がほぼ1:1の二股となる。ここがヒイラギ沢の出合で、ここから実はヒイラギ沢に入る予定であった。ところが何をトチ狂ったか左の本流を進んでしまった。途中で気づいたが面倒でそのまま進んでしまう。滝も少なく単調である。やがて再び水量がほぼ1:1の二股になり、下りを奥多摩湖の方に採りたかったので右を選ぶ。少し進むとまたまた水量ほぼ1:1の二股。右はすぐに藪になりそうな感じがして左を選んだ。

少し小滝もあり、傾斜も強まるが平凡である。やがて、右手に小屋が見え看板が立っている。看板には「藤原都有林」とあり、無断で立ち入ってはいけないという趣旨のことが書いてある。知らずに立ち入ってしまったので仕方が無い。立派な作業道が付いていて、沢身も単調なのでこれを辿っていくことにする。登っていくと上部からバイクの騒音が聞こえてくる。奥多摩周遊道路が近づいて来たようだ。

作業道は沢を見下ろすようについているが、かなり上部まで来てまた右に小屋を見ると、山腹を巻くようになる。やや下り気味の道に沿っていくとまたまた小屋を見る。ここからは山腹を巻く道に見切りをつけて尾根沿いに登る事にした。やがて踏み跡がはっきりしてきて、ちょうど奥多摩周遊道路の月夜見第2駐車場に出た。ドライブに来た人たちの休み場になっており、どろどろ、びしょびしょの格好では居場所が無くて早々に小河内峠に向かう山道に逃げ込む。

小河内峠から奥多摩湖へ下る道が通行禁止であることはわかっていたが、あえて下る。一部に消え始めた部分があるものの使わないのはもったいないほどしっかり整備された道である。地形図にはずっと尾根沿いに道が書かれているが、途中から右手の水久保沢に向かって下り、沢沿いの道となって奥多摩湖南岸の歩道に出る。歩道入口は閉じられているが左の石垣から簡単に越えられる。奥多摩湖からのバスは通常30分に1本くらいあるのに最悪の時間帯に着いてしまい、1時間近くも待つはめになった。

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