「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【東 北】八幡平温泉ハイク

2007-09-15 20:37:11 | ハイキング
                   藤七温泉と茶臼岳(畚岳から下山中)

 八幡平温泉郷(八幡平リゾートホテル)に3泊するツアーに参加して八幡平周辺のハイキングを楽しんできました。初日と最終日を除く二日間は完全にフリーでホテルから松川温泉、藤七温泉、八幡平頂上、後生掛温泉、新玉川温泉への送迎バスのサービスがあるというツアーでした。ツアー二日目は八幡平頂上から茶臼口バス停まで歩き、路線バスでホテルに戻りました。しかし、八幡平頂上付近はガスがかかっていて展望がほとんどなかったので、三日目も再び八幡平頂上から源太森を往復し、反対側の畚岳に登って藤七温泉に下りました。この日は天気も良くて展望を楽しむことができました。花の種類は少なくなっていましたが、リンドウがたくさん咲いていました。

【日 程】2007年9月12日(水)~15日(土)3泊
【山 域】東北
【山 名】八幡平、源太森、茶臼岳、畚岳
【メンバ】本人、妻
【天 候】曇り
【コース】
13日:八幡平頂上バス停→八幡平頂上→源太森→黒谷地→茶臼岳→茶臼口バス停
14日:八幡平頂上バス停→八幡平頂上→源太森→頂上バス停→畚岳→藤七温泉

 温泉付きホテルに3泊4日、新幹線での交通費込み、ホテルから八幡平頂上などへの送迎バスのサービス付きで一人29,900円というツアー。天気が良ければハイキング、悪ければ温泉三昧でもいいと考えて申し込んだ。送迎バスは9時にホテルを出発して、松川温泉、藤七温泉を経由して八幡平頂上に10時ごろ着、後生掛温泉、新玉川温泉まで行く。帰りは新玉川温泉から出て、八幡平頂上を15時過ぎ、藤七温泉、松川温泉経由でホテルに戻る。

13日は送迎バスで頂上バス停に行き、八幡平頂上、源太森、黒谷地、茶臼岳と歩いて茶臼口バス停から路線バスでホテルに戻ることにした。路線バスの方は茶臼口バス停に15時35分なのでコースタイム3時間弱に対しては余裕があり過ぎるくらい。ツアーに参加した人たちは高齢者が多く、殆どの人がいろいろな温泉を楽しむためだけが目的のようだった。中で一組の夫婦は茶臼岳を往復して帰りもホテルの送迎バスを利用した。コースタイムどおり歩けばそれも可能である。

八幡平頂上バス停に着いた時はガスっていて、寒いくらいだった。寒さよけも兼ねて雨具を着てから出発した。鏡沼、メガネ沼を経由するなだらかなコースを歩いて行くがガスで沼の全貌もわからない。八幡平山頂には展望台があったが何も見えない。ガマ沼から八幡沼の北を通る木道を行く。なお、八幡沼の南を通る道は補修中で通行禁止となっている。途中、避難小屋の陵雲荘があるが、利用しないともったいないほど綺麗でしっかりした小屋だが、バス停から近すぎて冬でもなければ利用する人は無さそう。

一時的に雨もぱらついたが、黒谷地湿原に着く頃には青空も出るほど回復した。同じツアーの別のご夫婦と一緒にここで休憩してお昼とした。宿で作ってもらったおにぎり弁当、テルモスに入れてきたお湯でインスタントの味噌汁、食後に梨を剥いて食べた。時間に余裕があるので、黒谷地口に向かって少し歩き、水場の熊の泉まで往復した。黒谷地湿原から登りとなって茶臼小屋に着く。この小屋も綺麗でしっかりしている。小屋から茶臼岳を往復する。山頂から見下ろす熊沼、夜沼などがきれいだが、岩手山など山々は残念ながらはっきり見えない。休んでいると車で茶臼口まで来た地元の人が登ってきた。茶臼口には駐車スペースがあって車が何台かあった。路線バスからここで降りて、停めてあった車に乗って帰る人もいた。

14日は八幡平頂上バス停から源太森まで同じコースを歩いたが、曇りがちながら、源太森からも岩手山、茶臼岳、八幡沼などの景色が楽しめた。バス停まで戻り、車道を少し歩いて反対側の畚岳を目指した。青空も広がり、暑くなってきた。同じツアーのご夫婦が下ってくるのとすれ違い、頂上に着くと男性が一人居るだけ。静かな山頂でお昼とした。山頂からは岩手山や秋田駒、もちろん八幡平や茶臼岳などの展望を楽しめた。水蒸気が上がっているのは大沼の地熱発電所だと単独行の男性から教えてもらった。比較的簡単に登れ、人も少なく展望も良いお奨めのピークといえる。

地図には畚岳から車道に下る手前に藤七温泉に直接下れる道が記されている。登るときには気づかなかったが、注意しながら下っていくと、道標は無いが笹原に細い道が付いている。辿っていくと笹薮に消えかかり、さらに進むと笹薮は背丈くらい深くなって来た。引き返そうかと少し迷ったが、藪の下に確かに踏み跡はあるので、前に進み笹薮を抜け出した。藪は抜けても足元の草は水を含み、足場の悪いところもある。すでに廃道といえる道だった。

慎重にルーファンして行くと、藤七温泉の源泉に出る。湯だまりにボコボコと湧き上がっているそばを通る。手を突っ込んでみると熱い。ただで足湯に入っていこうかなどと冗談を言いながら下っていくと藤七温泉の露天風呂の脇を通る。ちょっとまずいと思い足早に通り過ぎた。送迎バスが来るまで時間が少なかったので、藤七温泉には入らず、車道を少し下った蓬萊境探勝路を歩いてみた。探勝路は大きな岩の間を登ったり下ったり、岩のトンネルを潜ったりとなかなか良くできている。岩を覆って伸びる巨木の根などの景観を手軽に楽しめる。


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