「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【北アルプス】栂池自然園から白馬大池、蓮華温泉

2009-08-25 23:13:43 | 山小屋泊
                  栂池自然園から見る白馬三山

いつものメンバー9名で一日目は栂池自然園を歩いて栂池山荘に宿泊。翌日、5名が白馬大池を経由して蓮華温泉まで歩き、一人はそのまま帰路に就き、4名が蓮華温泉に泊まりました。二日間とも午前中は日差しが少なく寒いくらいでしたが、午後から良く晴れて爽やかに歩けました。二泊目の蓮華温泉の野天風呂巡りも野趣に富んでいて楽しめました。

【日 程】2009年8月22日(土)~24日(月)2泊
【山 域】北アルプス
【山 名】乗鞍岳
【メンバ】9名(栂池自然園まで)→5名(蓮華温泉まで)
【天 候】22日、23日とも曇りのち晴れ
【コース】
22日:栂池山荘(11:30)→展望湿原(14:50)→栂池山荘(17:00)
23日:栂池山荘(5:40)→乗鞍岳(9:00)→白馬大池(10:20)→天狗ノ庭(11:50-12:30)→蓮華温泉(14:20)

新幹線利用で終点の長野駅からバスで栂池高原へ。ゴンドラリフトとロープウェイを乗り継ぎ少し歩くと自然園入口にある栂池山荘に着く。昼前だったが部屋に入れてもらえ、余分な荷物を置いて出る。栂池自然園は入園料300円だが、宿で入園券をもらえた。自然園は木道が整備されて歩きやすい。花はトリカブト、オニシオガマ、オヤマリンドウやアザミの類の紫系が目につき、秋の気配になっていた。湿原にはワタスゲもわずかに残っていたが、イワショウブがメインになっている。ほかにサラシナショウマやシシウドなども多い。途中に楠川があってここでお昼とする。自然園では火気を使ってはいけなかったのだが、気づかずに「そうめん」やら「湯豆腐」など派手にやってしまった。昼食が終わり、自然園の一番奥にある展望湿原まで歩く。展望湿原から白馬岳が良く見えるがこの日は霞んでいた。

翌日は総勢9名のうち5名だけが朝食を弁当にして貰い、朝早く出発した。白馬岳方面の展望が開けるところで休憩し、朝食をとった。チングルマがまだ咲いていて、イワイチョウも見られた。湿原のある天狗原を過ぎると登りが急になり、振り返ると妙高、火打、雨飾山などの展望が広がっている。ハクサンフウロやシャジンが見られ、雪渓を渡って、登りつくと広々となだらかな乗鞍岳の向こうに白馬岳、小蓮華山、右奥に雪倉岳、朝日岳が展望できる。ケルンのある「乗鞍岳頂上」の標識から少し行けば、白馬大池の姿が見えてくる。下りの道は岩がごろごろして足場が悪い。白馬大池で休憩したのち、白馬岳方面への道を分けて蓮華温泉に下る。目の前に雪倉岳、朝日岳の山並みの連なりが広がる。今日中に帰らなければならないS氏とは、「天狗の庭」で先に行ってもらい、展望を楽しみながらここで昼食とした。

昼食後、ひたすら下って蓮華温泉ロッジについたのは終バス時刻の少し後だった。宿に入って落ち着いてから、I氏と二人で野天風呂めぐりに出かけた。野天風呂めぐりは源泉の違う4つの風呂があって山道をかなり登ることになる。初めに「三国一の湯」に着いた。脱衣所もなく、草むらに服を脱ぎ捨ててはいる。湯船も二人ぐらいしか入れないほど小さい。硫黄の臭いが強く、ぬるいお湯だった。さらに登ったところに「仙気の湯」がある。ここは数人が入れる広さで、脱いだ服は石の上に置いた。熱い湯で水で薄めていた。さらに登ったところに「薬師湯」があり、展望が良い。別コースで下ると「黄金湯」があるが、これは翌日の朝に入った。透明で臭いも無く、湯の温度はちょうど良い。もちろん、宿の内風呂にも入った。翌朝はキャンプ場あたりまで散策してから、始発のバスで平岩駅に出て、電車で白馬駅へ。美味しいお酒と蕎麦で反省会をしてから、来た時に使ったバスで長野駅に出て、新幹線で帰路に就いた。


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