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韓国のこと いろいろ あれこれ いまむかし

1970年代から現在の韓国なんでも情報いろいろ目と足で集めました。

盧武鉉前大統領の「国民葬」 視聴率38.3%

2009-05-29 18:02:51 | Weblog
29日の故盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の告別式が40%に迫る高い視聴率を記録した。

視聴率調査機関AGBニールセン・メディア・リサーチの集計結果によると、この日、地上波3局(KBS・MBC・SBS)の合計視聴率は38.3%となった。 視聴シェアは79.7%だった。 テレビ視聴者10人に8人は盧前大統領の「国民葬」を見守っていたということだ。

KBS(韓国放送公社)1テレビが16.1%で最も高い視聴率を記録し、MBC(文化放送)が15.8%、SBS(ソウル放送)が6.3%だった。

地上波3局合計の1分当たりの最高視聴率は告別式を終えて路祭(出棺の時に路上で行なう祭祀)が始まった昼12時23分で、視聴率は41.4%、シェアは80.4%を記録した。
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キム・ヨナ「浅田選手がいなければ今の自分もなかった」

2009-05-29 05:56:14 | Weblog
「浅田真央選手、気にならないはずはないが、他の選手とのライバル競争はできるだけしないことにしている」

‘フィギュアクイーン’キム・ヨナ(19、高麗大)が27日夜11時、日本フジテレビの芸能番組「グータンヌーボ」に出演し、浅田真央に対する考えをこのように語った。

キム・ヨナは「浅田選手とはお互いあいさつを交わす仲だが、ライバルという点を意識して距離感もあった」とし「韓国や日本でよく浅田選手と比較され、お互い負担になるが、競技に悪い影響を及ぼさなければいい」と話した。 「浅田選手がいなければ自分もここまで来るのは難しくはなかったかと思う」とも語った。

「好きな男性はいるのか」という質問に対しては、手を振りながら「まだそんな余裕はなくて…」と言葉を濁した。 しかし理想のタイプについては「公人であるだけに人間関係を慎重にしなければならないと考えている」とし「知っている人と親しくなるのがいい。突然紹介を受けて会うことは望まない」と答えた。

キム・ヨナは「一日でもいいので誰にも気づかれずに過ごしたい」とし「韓国で友達と会う時も(帽子やマスクで)隠さずにショッピングをしたい」と語った。 この話を聞いた番組の出演者が韓国語で「かわいそう」と話すと、キム・ヨナも「私も自分がかわいそう」と言って独特の笑顔を見せた。
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地下鉄9号線第1期区間、来月12日に開通

2009-05-28 17:19:23 | Weblog
 仁川国際空港からソウル・江南地域まで、来月からは1時間で移動できるようになる。

 ソウル市は28日、漢江より南側の江南地域を東西に走る地下鉄9号線の第1期区間(25.5キロメートル)、金浦空港~新論ヒョン路線が来月12日に開通すると明らかにした。25駅が設置され、金浦空港(5号線)、堂山(2号線)、汝矣島(5号線)、鷺梁津(1号線)、銅雀(4号線)、高速ターミナル(3、7号線)の6駅が乗り換え駅となっている。

 地下鉄9号線には一部の駅を通過する急行列車が初めて導入される。停車駅は9駅で、金浦空港駅から江南地域の新論ヒョン駅まで30分で移動が可能だ。また、地下鉄金浦空港駅から10メートルほど歩けば、仁川空港鉄道の金浦空港駅が利用でき、江南から仁川空港までほぼノンストップで1時間で到着できるようになる。相対的に利用者が少ないと指摘されてきた仁川空港鉄道の乗客が増え、活性化するものと期待される。

 基本料金は、他路線と同じ900ウォン(交通カード利用時)と暫定決定した。9号線各駅には、展示場、小規模公演場、インターネットカフェ、出会いの広場などの文化スペースを設ける。全駅にホームドア、エレベーター、エスカレーターを設置する。

 ソウル市は、論ヒョン洞から総合運動場を結ぶ第2期区間を2013年までに、総合運動場から芳イ洞を結ぶ第3期区間を2015年までに、それぞれ完工する予定だ。第1期区間麻谷駅は、同地区の都市開発事業と合わせ2~3年後に開設する。
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延坪島「北朝鮮の脅威はいつものこと、気にしない」

2009-05-28 17:12:08 | Weblog
「まだ何も聞いていない。北朝鮮の脅威はいつものことで、あまり神経質になっていません」--。

27日午後、延坪漁場でカニ獲りに余念がないパク・チェファン小延坪漁村係長は「以前にも北朝鮮がよく言っていた話ではないか」と言った。北朝鮮が「島の法的地位及び周辺水域の安全航海を担保にすることができない」と宣言したこの日、西海(ソヘ、黄海)5島(白リョン島、大青島、延坪島、牛島)は平穏だった。しかし駐屯軍部隊や海軍、海警は北の動向に対する境界及び漁船保護活動を強化するために忙しかった。

壅津半島など北朝鮮の黄海道と近いこれらの島は、南北間の緊張が高まる度に注目の対象となってきた。北方境界線(NLL)を間に置いて南北の海軍軍事力が鋭く対峙している海域だ。水産資源が豊かな延坪漁場などをもち、漁船たちの操業がどの海より活発な所だ。2007年には南北間共同漁労水域指定が挙論された海だ。普段にも中国漁船たちがNLLを出入りして不法操業することから緊張感が消えない所だ。

過去、延坪海戦、西海交戦なども春のカニ獲りが盛んな頃、延坪海域で勃発した。韓国軍当局や海警は漁船が操業統制線を超えることができないようにするために神経を逆立てる。漁民たちは本能的に群れを追いかけるからだ。半世紀以上繰り返されたからか、南北間に緊張が高まってもこれら島の住民たちは緊張しない。

西海5島海域には現在1000~3000トン級の海警艦艇6隻が漁民保護及び中国漁船取り締まり活動を繰り広げている。北朝鮮の地下核実験直後から警戒強化態勢に突入した海警は有事時、艦艇が緊急出動することができるように備えている。海警は27日にも小青島海上で不法操業をした中国底引網漁船一隻を捕えて仁川港に送った。キム・ウンファン海警延坪出張所長は「まだ漁船に対して出漁統制はしていない」と話している。
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「きれいになりたい」、女性5人に1人が整形経験

2009-05-28 11:30:13 | Weblog
 韓国女性の5人に1人が美容整形手術を受けた経験があることがわかった。

 市場調査専門会社のトレンドモニターとリサーチ専門会社のエムブレインが27日に発表した資料によると、このほど首都圏在住の満19~49歳の男女1174人を対象に「美容整形手術に対する認識変化」を調査した結果、女性回答者822人のうち19.7%が整形手術を受けた経験があると答えた。男性は5.3%だった。

 整形手術を施す部位として最も多いのは、目(58.6%、複数回答)だった。続いて鼻(21.5%)、皮膚のピーリング(16.6%)、にきび跡除去(15.5%)、しみ・そばかす除去(15.5%)などの順だった。手術費は目の整形が平均109万ウォン(約8万円)、鼻は188万ウォンと集計された。また、整形経験者はこれまで平均1.93回手術を受けたと分析された。

 整形手術を行った理由としては、「きれいになりたくて」が59.7%で最も多く、「自信をつけたい」が16.6%、「治療目的」が12.7%などとなっている。女性は「きれいになりたくて」(65.4%)、男性は「自信をつけたい」(42.1%)という回答がそれぞれ最も多かった。

 経験者(181人)の65.2%が手術に満足していると答えたほか、10人中8人が整形事実を周囲に堂々と明かしている。しかし、病院が副作用に対する情報を十分に提供したかについては、提供されたという回答は31.5%にとどまった。今後、整形手術計画があるか、希望しているとした回答者(632人)は、副作用(48.7%)や高い費用(21.0%)、手術の安全性(13.9%)などを懸念していることがわかった。

 手術の際にモデルにしたい芸能人としては、女性はハン・ガイン(13.7%)、キム・テヒ(13.0%)、ソン・イェジン(12.9%)を、男性はチャン・ドンコン(23.3%)、チョン・ウソン(14.8%)、ソン・スンホン(8.5%)らを挙げた。
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警護官の虚偽証言に青瓦台警護処が困惑

2009-05-28 11:24:57 | Weblog
盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の逝去当日に随行したイ・ビョンチュン警護官の虚偽証言に青瓦台(チョンワデ、大統領府)警護処が困惑している。約20人にからなる烽下(ボンハ)村警護チームが青瓦台警護処所属だからだ。

警護チームは普段、青瓦台の指揮を受けず独立的に活動してきたというが、包括的な指揮責任を持つ警護処としては当惑するしかない。「決定的な警護の失敗」という非難を受けているところに、イ警護官が偽りの証言をしたことが明らかになり、「何かあるのでは」という疑惑まで受けている。

しかし警護処はイ警護官から直接経緯を把握することができない状況だ。警察が捜査中の状況で警護処が加われば、青瓦台の捜査介入として映る可能性があるからだ。

警護処の関係者は27日、「イ警護官の業務を中止させ、捜査に協力するよう指示した状態」とし「真実が気になるが、捜査に影響を与えないようイ警護官との連絡も自制している」と述べた。また「イ警護官が問責対象かどうかという調査も捜査が終わった後にする」と明らかにした。

一般的に大統領警護員は2人以上が随行し、大統領との距離も常に4-5メートルを維持するよう教育を受けている。しかしこうした警護規則の遵守を破ったということで問責を受けるわけではない。

警護処の関係者は「状況によって警護人の数や方法は流動的。イ警護官も当時の状況から適切に対応したかどうか総合的な判断を受けることになるだろう」と述べた。この関係者によると、昨年2月に烽下村に派遣されたイ警護官は来月、定期人事で青瓦台に戻る予定だった。

一方、青瓦台の関係者はこの日、記者らと会い、イ警護官が陳述を覆したことについて「現場にいなかったという事実を隠そうという意識が働いたようだ。捜査権が警察にあるだけに、真相を正確に把握して国民に知らせるよう支持した」と述べた。


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故・盧前大統領の葬儀委員会、朴正煕・崔圭夏氏の2倍

2009-05-28 11:15:27 | Weblog
27日、行政安全部(行安部)によると、1383人で構成される「盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領国民葬葬儀委員会」は、06年に行われた崔圭夏(チェ・ギュハ)元大統領の国民葬告別式のときの680人の葬儀委員会に比べて2倍以上の規模だ。1979年、国葬で執り行われた朴正煕(パク・ジョンヒ)元大統領の葬儀委員会は691人だった。

このように盧前大統領の葬儀委員会が大規模になったのは、前政権下の高官など遺族側の関係者が多数参加した上、盧前大統領に対する追悼ムードが全国的に高まっていることをを反映したためだと、行安部は説明した。特に、文在寅(ムン・ジェイン)元大統領秘書室長ら遺族側が推薦した6人による運営委員会は前例がない。


国民葬葬儀委員会の共同委員長は、韓昇洙(ハン・スンス)首相と韓明淑(ハン・ミョンスク)元首相が務め、執行委員長には李達坤(イ・ダルゴン)行安部長官、運営委員長には文元秘書室長が選任された。副委員長には李允盛(イ・ユンソン)、文喜相(ムン・ヒサン)の2国会副議長をはじめ15人が、顧問は金大中(キム・デジュン)、金永三(キム・ヨンサム)元大統領と3権要人、各政党代表、元首相ら59人が受け持つ。


執行委員には、柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商部長官(外交・儀典)、尹増鉉(ユン・ズンヒョン)企画財政部長官(財政)、柳仁村(ユ・インチョン)文化体育観光部長官(広報)、姜熙洛(カン・ヒラク)検察庁長(警護)が選任された。運営委員には権五奎(クォン・オギュ)元副首相、宋旻淳(ソン・ミンスン)元外交通商部長官、李庸燮(イ・ヨンソプ)元建設交通部長官、尹勝容(ユン・スンヨン)・千皓宣(チョン・ホソン)元大統領秘書室広報首席らが務める。


葬儀委員には、18代国会議員と最高裁判所の最高裁判官、憲法裁判所の裁判官、政府の長官・次官級、市道知事、17代国会議員、金載昊(キム・ジェホ)東亜(トンア)日報社長らマスコミ関係者、親族や遺族の推薦人ら計1296人。17代国会議員155人は遺族側の特別要請で含まれた。


行安部の関係者は、「葬儀委員会は遺族の意思を最大限に反映し、前政権下での3権の高官や遺族が推薦している親族を入れ、各界の代表は慣例を踏まえてバランスや代表性を考慮して選定した」とし、「一部連絡がつながらない方々がいたため、今後、若干の修正があるかも知れない」と述べた。


告別式には烽下(ボンハ)村側で李ビョンギ烽下村里長、李ジェウ・ジンヨン農協組合長、ソン・ジンギュ烽火(ボンファ)山ジョント院長らが参列する。



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坂手洋二の舞台作品「屋根裏」、来月大学路で上演

2009-05-27 16:13:24 | Weblog
 床の長さ1.8メートル、高さ1.2メートル、奥行き0.95メートルの小さな変形台形の空間に、最大で15人が体を折り曲げ入っていく。サーカスなどではなく、日本の舞台作品「屋根裏」のワンシーンだ。劇作家で演出家の坂手洋二氏が、劇団の小さなけいこ場を劇場に改造しその空間に相応しい作品を構想するなかで、この作品が生まれた。

 ソウル・大学路のアルコ芸術劇場が来月から、「坂手洋二フェスティバル」を開催する。これに先立ち26日に記者会見が行われ、坂手氏も出席した。坂手氏は「屋根裏」について、「引きこもりを通じ日本の社会問題を考えてみようという趣旨で作った作品」と紹介した。社会意識を込めた重いテーマを正面から扱ってきた坂手氏が、ソフトで軽快なタッチで社会問題にアプローチした初めての作品でもある。

 「屋根裏」は、屋根裏部屋で死んだ弟がそこに引きこもっていた理由を探っていく男の話など、屋根裏という狭い空間で繰り広げられるさまざまな出来事を素材とするオムニバス作品だ。

 坂手氏は、家族・社会・個人の関係は形態は異なってもどの国にもあり、どの国の人でも、そこに閉じ込められているという思いはあると話す。「わたしたちの劇団は集団でなければできない作品を追求します。つまり、俳優個人の能力で表現した作品ではなく、俳優の関係で語る作品を作りたいのです」。

 読売文学賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞を受賞したこの作品を、韓国公演では韓国人俳優が演じる。演出は坂手氏だ。「屋根裏」はこれまで8カ国15年で上演しており、その国の文化の現実により脚色したり、坂手氏が俳優を見て完成させてきた。日本公演では劇団員らと話し合い作品を作り上げてきたが、韓国公演は1人でやらなければならず、難しい点もあったと語った。韓国俳優については「自己イメージを作り、キャラクターを完成させようという意欲が強い」と評価した。

 アルコ芸術劇場の崔蓉勲(チェ・ヨンフン)劇場長は、韓国より先を進む舞台を見せる海外の芸術家と、韓国の芸術家がともに作業をすることで、相互理解の場を作りたいというのが劇場のモットーだと紹介。同時代を生きる日本を代表する演出家・坂手氏の語ろうとすること、思考や苦悩を分かち合いたかったと話した。

 一方、坂手氏の作品「だるまさんがころんだ」も、「ムクゲの花が咲きました」のタイトルで上演される。劇団青羽のキム・グァンボ代表が演出を手がけた。キム代表は昨年、坂手氏の「ブラインド・タッチ」を演出している。

 「屋根裏」は来月8~28日、「だるまさんがころんだ」は7月2~12日、アルコ芸術劇場小劇場で上演される。
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ゴンドラに乗って南山へ

2009-05-27 16:06:21 | Weblog
2011年、南山(ナムサン)に新しい交通機関が誕生する。

ソウル市は「地下鉄4号線明洞(ミョンドン)駅と忠武路(チュンムロ)駅間の現交通放送社屋から南山頂上まで960メートル区間にゴンドラリフトを設置する」と26日、発表した。「南山エアカー」で名付けられたリフトは、ケーブルカーの一種で、ケーブルカー2台が行き交うのとは違い、数台が列をなして移動するのが特徴。国内には統営弥勒山とスキー場に設置されている。

南山に新しい交通導入が論議されたのは昨年3月。ソウル市が南山を文化・芸術の中心地に変化させるという「南山ルネサンス」事業を発表した。市民たちの便宜と環境に与える影響などを検討した結果、リフト方式が決まった。軌道設置のために多くの柱を立てなければならないモノレール、山裾に鉄道軌道を設置しなければならない山岳列車と違い、ゴンドラリフトは乗り場と2つの柱だけ設置すればよいことから環境を破壊することも少なくてすむという点で決定となった。

6人乗りリフト27台で構成されるエアカーは1時間に1350人が利用できる。現在の48人乗りケーブルカーは1時間当たり搭乗人員が570人だ。設置費用は250億ウォンで、ソウル市は民間資金を誘致してリフトを設置することにした。

キム・ヨンゴルソウル市均衡発展本部長は「南山エアカーは週末の行楽客や恋人たちが楽しめる新名所になる」と話している。

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北朝鮮、実験前に住民を避難させず

2009-05-27 11:58:08 | Weblog
 北朝鮮は今月25日、咸鏡北道吉州郡豊渓里で2回目の核実験を行ったが、その前に同道一帯で住民を避難させるといった安全措置を一切講じていなかったことが、26日明らかになった。


 核実験の当日、北朝鮮領内にいた中国朝鮮族の実業家は「25日午前、咸鏡北道清津市の宿泊施設で休んでいたが、壁が揺れるほどの地震が起きたので驚いた。建設中だった10階建ての集合住宅の前方の壁からタイルがはがれ落ちるほど強い地震が起こったにもかかわらず、現場の作業員たちはそのまま作業を続けていたため、大きな事故につながっていた可能性もあった」と話した。


 今回の核実験に伴う振動は、北朝鮮と国境を接する中国の吉林省延辺朝鮮族自治州でも感じられ、現地の住民たちは「北朝鮮で大地震が発生したと思った」と話した。


 中朝国境の警備に当たっている朝鮮人民軍の将官も「25日以前、咸鏡北道一帯で(核実験に備えた)統制はまったくなかった」と証言したという。また、北朝鮮は2006年10月の核実験のときとは違い、今回は核実験場に近い吉州駅などに対する封鎖措置も取らなかったという。06年の核実験の際には、国家安全保衛部や軍隊が吉州駅などで一般人の立ち入りを規制するなど、核実験に向けた兆候が見られていた。


 最近韓国へ入国した元高官の脱北者は「北朝鮮は今回だけでなく、06年の核実験のときも、事前に住民たちを避難させることはなかった。これは北朝鮮の体制がそれだけ人命を軽視しているためだ」と語った。


 吉州郡出身の脱北者たちは「吉州では土壁やレンガで造った平屋建ての家が多い」と話しており、核実験に伴う振動で建物が倒壊したり、住民が負傷するといった被害が生じた可能性もある。


 北朝鮮で軍事的な分野の職に就いていた脱北者は「北朝鮮が核実験に関する情報を完全にシャットアウトできるのは、地下核実験場の工事などに、移動を完全に禁止された化成政治犯収容所の収容者たちが動員されているためだ」と話した。


 化成収容所は「1級政治犯」を収容する北朝鮮でも最悪の収容所とされ、「一度送られたら永久に出て来られない」と言われている。


 政治犯収容所で警備兵を務めていた安明哲(アン・ミョンチョル)氏は「以前、咸鏡北道一帯にいた政治犯1万人が、核実験場があるとみられる豊渓里のマンタプ山へ連れて行かれ、地下の坑道を掘る作業をしていた」と証言した。

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