ガールズグループ少女時代の3rdオリジナルアルバム・リード曲『The Boys』は30日、SBSの音楽番組『人気歌謡』で1位になった。
同日夜に生放送された『人気歌謡』で、『The Boys』は1位に当たる「ミュティズン・ソング」を受賞した。
少女時代は19日に3rdアルバムをリリース。21日放送のKBS第2『ミュージックバンク』で初めて、この新曲を歌番組で披露した。そして、27日にケーブルテレビチャンネルMnetの『M Countdown』で同曲が初の1位を飾ったのに続き、『人気歌謡』でもトップに立ち、「少女時代パワー」を証明した。
幼いころから声が人一倍美しかった少女は、歌が大好きだった。小さな口で日本の童謡を口ずさみ、家族・親族の集まりでは大人たちが好きな流行の歌を歌った。「一番上手な歌を生涯続けたい」と思いソプラノ歌手になった少女は昨年8月、東京オペラシティで開かれたパシフィック・ミュージック・フェスティバル（PMF）チャリティコンサートに出演し、オペラ「ラ・ボエーム」のアリア「私の名はミミ」を巧みに歌い上げた。
このオペラ歌手の名は「千恵・リー・サダヤマ」という芸名で活動している、在日3世の李千恵（イ・チョンヘ）＝31＝。鳥取県で生まれ、広島の朝鮮初中高級学校を卒業した。父親は慶尚北道の出身で、3歳のときに日本に渡った在日の企業家だ。
李千恵は31日夜、ソウルの新羅ホテル迎賓館で開催するリサイタル（独唱会）で「ラ・ボエーム」のアリアやイタリア・フランスの歌曲など8曲を披露する。今回、韓国で行う初のリサイタルとなる。李千恵の韓国後援会長を務める呉在煕（オ・ジェヒ）元駐日韓国大使は「70万人の在日同胞の中から正統派オペラ歌手が出たのは初めて」と話す。
PMFは、新鋭音楽家を発掘するため、米国の音楽家、故レナード・バーンスタインの提唱で1990年に北海道・札幌で始まったクラシック音楽祭。昨年のPMFでオーケストラを指揮したメトロポリタン歌劇場首席指揮者のファビオ・ルイージ（52）は、14年ぶりに行われたオペラ声楽オーディションで「私の名はミミ」を歌う映像を見て、当時ロンドンにいた李千恵に目を付けた。44倍という高い競争率をくぐり抜けた李千恵と共に舞台に立った出演者約100人は、皆日本人だった。韓国国籍を持つ李千恵は「祖父や父の世代と違い、私は日本で差別されたことはない。音楽の世界では歌の実力さえあればチャンスが与えられる。PMFでも、日本人の共演者たちが主役の私に敬意を払ってくれた」と語る。
韓国ではまだ無名だが、一昨年にはイタリア・ミラノ市立音楽学校の声楽家マスタークラス（最高演奏者課程）を卒業し、英国のチャールズ皇太子主催の行事でシューベルトの「アヴェ・マリア」を歌った。李千恵は「歌さえ上手ならば、世界のどこでも認められるという自信がある」と力強く語った。
韓国の国内法の効力が及ばない外国にサーバーを置いている従北（北朝鮮に追従する）サイトが急増していることが分かった。警察が摘発した海外の従北サイトの数は、2007年には73種類だったが、08年には82種類、09年は92種類、昨年は108種類、今年は127種類と、毎年増加の一途をたどっている。今年までに把握された海外の従北サイトのサーバーが置かれている国は、米国が53種類で最も多く、以下、日本が29種類、中国が19種類、北朝鮮が5種類という順だった。
警察による従北サイトやコミュニティーの摘発件数は09年以降に急増した。今年10月までの3年間、警察が摘発し閉鎖した従北サイトやコミュニティーの数は281種類に達し、また最近アクセス遮断の措置を講じた海外の従北サイトは44種類、北朝鮮を称賛する書き込みなどで刑事訴追された人物は165人に達する。
新たな情報通信手段として登場した「ツイッター」などのソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）で、北朝鮮を称賛する書き込みを行い、警察によってアクセスを遮断されたケースも219件に達した。従北派の人物が持つSNSのIDは、昨年初めて33件のアクセスを遮断したが、今年の遮断件数は10月までに186件に達した。
取り締まりの対象となった従北サイトのうち37種類（13.2%）は、小・中学生が運営していることも分かった。警察の関係者は「小・中学生が運営するサイトには、北朝鮮を称賛する掲示物が3‐4点しかなく、単なる好奇心から開設したことが分かったため、処罰は行わなかった」と話した。
一方、警察は、すでに閉鎖した従北コミュニティー「サイバー防衛司令部」の会員のうち、金日成（キム・イルソン）、金正日（キム・ジョンイル）父子に対する誓いの言葉をつづった「あなたにささげる詩」を作成した「鉄器戦士（コミュニティー内の会員レベル）」300人が、金父子を称賛する文章をほかのコミュニティーでも書き込んでいるとの情報を得て、現在捜査を進めている、と発表した。
ヒマラヤのアンナプルナ（標高8091メートル）で今月18日に行方不明になった登山家・朴英碩（パク・ヨンソク）隊長（48）とシン・ドンミン隊員（37）、カン・ギソク隊員（33）の捜索活動が打ち切られた。
大韓山岳連盟の李仁禎（イ・インジョン）会長と遠征隊の家族らは30日、アンナプルナのベースキャンプ（標高4800メートル）で慰霊祭を行った。3人の焼香所は来月1日午後5時にソウル大学病院の葬儀場に設けられ、合同告別式は3日午前10時から「山岳人の葬」として営まれる。
2009年2月以降、韓国奨学財団から大学の奨学金を借り、6カ月以上返済できずブラックリストに登載された約5600人が救済されることになった。
国会教育科学技術委員会に所属する与党ハンナラ党のクォン・ヨンジン議員が30日に発表したところによると、韓国奨学財団は、一般奨学金の融資対象者が元金や利子を6カ月以上返済できなかった場合、無条件でブラックリストに登載してきた内部規定を、今年12月から撤廃する方針を固めた。
奨学金を返済できていない人でも、大学に在学中か、卒業後2年が経過していない場合、申請すればブラックリストへの登載を一定期間猶予する方針だ。
北朝鮮当局が住民からドルや金を吸い上げ、インフレが助長されている実態が30日までに明らかになった。
北朝鮮の内部事情に精通した消息筋によると、北朝鮮の貿易銀行は公式レートの30倍前後の闇レート（1ドル＝2800北朝鮮ウォン）を適用し、住民の両替を喚起している。対外貿易機関は、平安道の金鉱で直接金を集める一方、相場より高い価格で住民から金を買い取っている。
消息筋は「一見住民に恩恵を与えているように見えるが、その実は人為的なインフレを起こし、住民が苦労して集めた外貨や金を吸い上げる作戦だ」と指摘した。北朝鮮では、秋の収穫期を迎え、本来なら下落するはずのコメ価格が8月の1キロ当たり2200ウォンから今月には3000ウォンに上昇している。
北朝鮮当局は、ドル資金を確保するため、体制を動揺させる恐れがある携帯電話端末の販売にも力を入れているという。逓信省は1台80ドル（約6100円）で輸入した中国製携帯電話を住民に300ドル（約2万3000円）で転売する方法で暴利を上げている。消息筋は、これまでの累積販売台数70万台と1台当たり140ドル（約1万1000円）の登録費用を考えると、移動通信分野だけで約2億5000万ドル（約190億円）が当局の懐に入ったとみている。北朝鮮は年内に100万件の契約を目指し、各市・郡の「逓信所」に販売目標を割り当てているという。
北朝鮮当局はまた、米国に住む離散家族に再会を提案し、あっせん料として、数千ドルを要求。再会後も国外の親族に宛て、送金を求める手紙を書かせている。
北朝鮮はさらに、年金生活を送る日本の在日本朝鮮人総連合会（朝鮮総連）系の高齢者に「月3万円あれば、北で豊かに暮らせる」などと宣伝し、永住帰国を求めた後、高齢者の死亡事実を日本側に伝えない手口で、年金を着服しているという。
消息筋は「来年『強盛大国』が実現すると宣伝してきた北朝鮮は大規模な政治イベントの財源を確保するため、さまざまな方法を使っている。しかし、インフレ助長、携帯電話普及など体制への負担要因を自らつくり出している」と指摘した。
北朝鮮の金正日（キム・ジョンイル）総書記の後継者、三男の金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長（写真）が昨年結婚したとのうわさが、北朝鮮で出回っているようだ。
韓国の北朝鮮専門インターネット新聞「デイリーNK」が28日付で報じたところによると、咸鏡北道清津市の消息筋は正恩氏の配偶者について「清津出身の女性で正恩氏（推定28歳）より2歳年下。金日成（キム・イルソン）総合大学を卒業し、同大学の博士課程に在籍している。父親は清津市の大学の教員、母親は同市水南区域にある第1人民病院産婦人科の科長を務めている。昨年から名節（旧正月や秋夕）になると、青年大将同志（正恩氏）の贈り物を乗せた黒いベンツ3‐4台が女性の家に来ている」と語った。
また、平壌の消息筋はデイリーNKに対し「（正恩氏の叔母の夫に当たる）張成沢（チャン・ソンテク）党中央委員会行政部長が金日成総合大で人柄と成績のよい女性を選び、正恩氏に紹介した。二人は2年間の交際を経て、昨年結婚式を挙げたと伝えられている」と話したという。
ただし、デイリーNKは「うわさを裏付ける具体的な証拠はない。北朝鮮で再び（正恩氏の結婚説が）作られた可能性はある」と伝えている。韓国政府の当局者も「正恩氏が結婚したという話は未確認のうわさだ」と話している。
来年から旅客機を利用して外国に行く場合、日本・中国など短距離路線の燃油サーチャージは引き下げられ、欧米・西南アジアなど長距離路線は引き上げられる。
国土海洋部（国土部）は海外航空旅行で旅行客が負担する燃油サーチャージを距離に比例して課す方式に全面改編すると３１日、明らかにした。燃油サーチャージ路線群を現行の４つから７つに細分化し、変更周期も現行の２カ月から１カ月に短縮される。
国土部は今回の改編で、旅行客全体の６７％にのぼる中国・日本・北東アジア・大洋洲・中東路線の利用客に３．６％－２４．２％の燃油サーチャージ引き下げ効果が生じるとみている。
また旅行客全体の２０％を占める東南アジア旅行客は燃油サーチャージの変動がなく、残り１２．４％を構成する欧米路線の利用客は２．９％－１８％ほど負担が増えると、国土部は説明した。
一方、今回の改編案は航空会社の認可申請などを経て来年１月１日から施行される。
韓日中３カ国の大学生と大学院生が希望する国の大学で講義を受けて単位や学位を取得できるプログラムが来年から４年間運営される。 昨年５月に済州（チェジュ）で韓日中首脳が大学間交流を拡大することで合意したのを受け、来年、３カ国から１００人ずつ選抜される。
教育科学技術部と韓国大学教育協議会は中国教育部・日本文部科学省（文科省）と共同で「キャンパスアジア」事業団１０カ所を選定したと３０日、明らかにした。 キャンパスアジアは、欧州統合に寄与した欧州国間の学生交流プログラム「エラスムス（ＥＲＡＳＭＵＳ）」をベンチマーキングした。
韓国の大学では高麗（コリョ）大・東西（ドンソ）大・釜山（プサン）大・成均館（ソンギュングァン）大・ソウル大・浦項（ポハン）工大・ＫＡＩＳＴ・ＫＤＩ国際政策大学院が中国・日本の大学とペアを組んで事業団を設置した。 交流プログラムは３カ国間の学部生が各大学を移動して１学期ずつ聴講する東西大を除いて、ほとんどが大学院課程。 ソウル大国際大学院と北京大国際関係学院、東京大学公共政策大学院は各大学で１年ずつ勉強すれば、卒業時に最大３つの修士学位を取得できるようにした。
来年、各国から約１００人が選抜され、２０１５年まで４年間交流する。
現代・起亜自動車グループは1～9月期に、中国の小型車（C1セグメント）市場での販売台数が前年同期比52．2％増加し、シェア2位に浮上した。業界関係者が31日に明らかにした。
現代・起亜自は16万2472台を売り上げ、フォルクスワーゲン（15万4582台）を抑え、首位ゼネラル・モーターズ（GM）の（19万1626台）に次ぐ実績を上げた。
シェア別では、GMが12．9％でトップ、現代・起亜自が10．9％、フォルクスワーゲンが10．4％と続いた。
前年同期の現代・起亜自の販売台数は10万6697台、シェア8．2％で6位だった。年間販売台数は15万6846台、シェア8．3％で6位だった。
現代・起亜自の好調は、「アクセント」の中国モデル「ベルナ」がけん引した。「ベルナ」は現地消費者の特性に配慮した小型車で、9月までの累計販売台数は9万6883台を記録し、車種別販売台数3位になった。
起亜自動車は6月から本格的に販売を始めた中国市場向け戦略モデル「K2」が9月までに2万2376台を売り上げた。従来の「アクセント」（1万7595台）や「リオ」（2万5618台）も着実に人気を得ている。
