「世界で最も住みやすい都市」 ソウルは８３位

　世界最大ヒューマンリソースコンサルティング会社のマーサーコンサルティングが世界２１５都市を対象に、ニューヨークを基準に政治・保健環境・消費財など生活の質を比較調査し、発表した。

１位はオーストリアのウィーン、２位と３位はスイスのチューリッヒとジュネーブで、４位はカナダのバンクーバーとニュージーランドのオークランドが並んだ。ドイツのデュッセルドルフとミュンヘンが６位、７位となった。このほかシドニー（１０位）、,ウェリントン（１２位）、トロント（１５位）、オタワ（１６位）、メルボルン（１８位）が上位に入った。

米国で最も順位が高い都市はホノルル（２９位）で、アジアではシンガポール（２６位）が最も高かった。東京は３５位だった。最下位（２１５位）はバグダッド。ソウルは昨年の８６位から今年は８３位に上がった。

一方、電気、飲料水、電話・郵便サービス、大衆交通、交通の疎通、国際線の就航などインフラ施設が最も優秀な都市はシンガポールだった。ミュンヘン、コペンハーゲン、筑波、横浜がその後に続いた。

６位はバンクーバー・デュッセルドルフ、８位にはフランクフルト・ロンドン・香港が並んだ。１１位はシドニー、１２位は東京、１３位はパリ、１４位はチューリッヒ。このほか、アトランタ、ベルン、モントリオール、トロント、ウィーン、ハンブルグ、ヘルシンキ、オスロ、ストックホルム、ブリュッセルが後に続いた。ソウルは５４位だった。

在日同胞歌手の李政美、挺身隊問題対策協に後援金

　在日同胞歌手の李政美（イ・ジョンミ）さんが、13日にソウルの日本大使館前で開かれた韓国挺身隊問題対策協議会の水曜定期集会で、協議会に200万円の後援金を伝達した。寄付金は2月末に東京で開かれた李さんのチャリティーコンサートの収益金全額で、「戦争と女性人権博物館」の建立に使われる予定だ。

　李さんは数年前に訪韓し水曜定期集会に出席した後、日本国内のファンや市民団体とともにチャリティーコンサート実行委員会を組織し、昨年にも大阪コンサートの収益金244万円を挺身隊問題対策協議会に寄付した。

マッコリのイメージが変わった

最近のマッコリ人気は普通でない。大きな器で飲むのを楽しむ壮年層の話ではない。２０－３０代の女性の間でマッコリマニアが増え、マッコリ市場のパラダイムが変わっている。女性が飲むマッコリとアジョシ（おじさん）が好むマッコリの成分が違うわけではない。同じマッコリだ。ただ器と飲む方法が変わった。

最近、若者がよく集まるソウル新村（シンチョン）などを中心に「マッコリカクテル」店が繁盛している。マッコリに果物ジュースなどを混ぜて色を出し、グラスに入って出てくる。アジョシのように大きな器に入ったマッコリを‘カー’と言う声を出しながら飲みほすのではなく、カクテルのように少しずつ味わうドリンクになった。ただ飲み方が変わっただけだが、世間のマッコリに対するイメージが大きく変わった。マッコリの運命が変わったのだ。

マッコリブームには日本の‘マッコリ愛好家’の寄与もあった。マッコリはこの数年間でヘルシー酒に浮上した。甘くてすっきりした味にはまった日本人女性が「マッコリカクテル」を求めるようになり、これまでにない扱いを受け始めた。日本ではパックやボトルの形でヘルシー酒として販売されたりもする。

韓国では注目さえ受けられなかったマッコリがこのように海の向こうで人気を集め、国内でもその真価に対する新たな解釈が生まれている。日本人観光客がよく行く大型マートなどにはマッコリの陳列棚が別に設けられている。さらにホテルのメニューにもマッコリが登場し、女性の夕食のメイン酒としても好まれている。‘マッコリ全盛時代'の序幕だ。

イ・ヒョリ「いい人にめぐり会いたいという欲がある」

歌手のイ・ヒョリが結婚に対する考えを明らかにした。

イ・ヒョリは１３日に放映されたＳＢＳテレビ「一夜のＴＶ演芸」で、「もう（嫁に）行くときが来たという気がする。結婚についてたくさん考える」と話した。

イ・ヒョリは「いい人にめぐり会わなければという欲が出る。『あ、この人だ』という人さえいれば後先考えずに結婚しそう。私に気後れしないで堂々として明るい男性に会いたい」と理想のタイプを公開した。

また、「どうして男性が私に臆するのかわからない。男性に気に入られるようにしなやかな性格に変えなければいけないようだ。男性が近寄れるようにするには本来の性格を殺さないといけない」と冗談を言った。

ペ・ヨンジュンさん、芸能人株式長者１位に

今年に入って株式市場が上昇、コスダック上場企業の株式を保有する有名芸能人たちの保有株式評価額も急増したことがわかった。

１４日、財閥ドットコムが有名芸能人が保有する上場企業株式持分価値を前日（１３日）の終値基準で集計した結果、評価額が１０億ウォンを超える芸能人は５人だった。

このうち韓流スターペ・ヨンジュンさんと元歌手の李秀満（イ・スマン）ＳＭエンターテインメント筆頭株主は今年に入って株価が急騰し、６０億ウォン前後の評価差益を手にしたことが明らかになった。

ペ・ヨンジュンさんはこの日の終値基準で１５４億８０００万ウォンを記録し、芸能人上場企業株式長者１位となった。ペさんは現在、キーイーストの株４３８万１０２株（持分率３４．６％）を保有しており、同社の株価は年初（１月２日）２２０５ウォンからこの日３５３５ウォンと６０．３％が上昇した。これによってペさんは年初９６億６０００万ウォンだった評価額が５カ月で５８億３０００万ウォンも増えた。

ペさんに続き女性アイドルグループ「少女時代」の所属事務所であるＳＭエンターテインメント筆頭株主である李さんはこの日、１２９億４００万ウォンで、芸能人株式長者２位となった。

続いてコスダック上場企業ジェイチューンエンターテインメントの主要株主である人気歌手ピ（本名チョン・ジフン）さんは、保有株式評価額が３６億８０００万ウォンで３位に入った。

芸能人株式長者４位と５位に入った人気ＭＣシン・ドンヨプさんとカン・ホドンさんの評価額も年初に比べ３０．９％ずつ増加した１６億１０００万ウォンと１４億３０００万ウォンだった。

このほかにも歌手ユン・ジョンシンさんの保有株式価値が４億２０００万ウォン（年初対比＋３０．９％）、歌手ＢｏＡさんが３億ウォン（＋８８．１％）、映画俳優チョン・ジヒョンさんが９０００万ウォン（＋５．３％）、歌手カンタさんが６０００万ウォン（＋８８．１％）とそれぞれ評価された。

日本人観光客に売春主婦を斡旋した夫婦を逮捕

韓国を訪れる日本人観光客に家庭の主婦を買春パートナーとして紹介しながら巨額を稼いだ夫婦が警察に摘発された。

ソウル地方警察庁は１４日、性売買斡旋等行為の処罰に関する法律違反の疑いで、Ｌ（４７、女）の夫婦を逮捕した。 また主婦Ｋ（３１）ら売春女性１０人と日本人観光客３人の計１３人を同じ容疑で書類送検した。

警察によると、Ｌの夫婦は０５年初めから主婦を日本人観光客に買春パートナーとして紹介し、１人当たり５万円（約６０万ウォン）ずつ受け、計９億ウォン（約７０００万円）以上の不当利得を得た疑い。

Ｌの夫婦は日本人観光客との接触が多い模範タクシーの運転手や飲食店の経営者を通して買春を望む日本人を募集したことが明らかになった。 取り締まりを避けるため竜山のレストランで女性に会わせた後、ホテルへ移動させた。

基本的に収入の５０％を周辺の知人を通して紹介を受けた売春女性に渡し、日本人を連れてきた人にも紹介費の名目で４０％を渡していたという。

警察によると、売春女性らは相手が韓国に短期間だけ滞在する外国人観光客なら身分の露出を避けることができ、短時間で大金を稼げると考えて売春を始めたという。

「朝鮮王陵」40基が全部世界文化遺産に

　建元陵・英陵など、朝鮮時代の王陵40基全部が、6月にユネスコ世界遺産に登載されることが事実上、確定した。これで韓国は石窟庵、海印寺蔵経板殿、宗廟などに続き9件の世界遺産を保有することになった。

　文化財庁は「世界文化遺産を評価する機構である国際記念物遺跡協議会(ICOMOS)が、朝鮮王陵を実態調査した後、最近、ユネスコに提出した評価報告書で『登載勧告』判定を下した」と13日明らかにした。

　文化財庁が昨年1月に申請した「朝鮮王陵」のユネスコ世界遺産登載は6月22～30日、スペインで開かれる第33次ユネスコ世界遺産委員会での承認手続きだけを残すこととなった。

　文化財庁関係者は「今までICOMOSの決定をユネスコがほとんど100％受け入れてきたという点から、朝鮮王陵40基のユネスコ世界遺産登載は確実視される」と話した。

　「朝鮮王陵」は朝鮮時代(1392～1910年)の 27代の王と王妃および死後追尊された王と王妃の墓を網羅したもので、一王朝の墓がこのように完全に保存された事例は世界的にも類例がない。

　朝鮮時代王族の墓は全部で119基だが、この中で、王と王妃、また死後に追尊された王と王妃の能仁王陵は全部で42基だ。

　この中、北朝鮮開城にある斎陵(1代太祖の元妃信義王侯の陵)と、厚陵(2代定宗と定安王后の陵)を除いたソウル・京畿・江原地域の40基が昨年、世界遺産として申請された。

　ICOMOS評価結果によれば、朝鮮王陵は儒教的、風水的伝統を基盤にした独特の建築と造形様式で世界遺産的価値を認められ、現在までも祭礼儀式など、無形遺産を通して、歴史的な伝統が続いているという点も高い評価を受けた。

点字ブロック設置で障害者の意見集約

　ソウル市内の歩道に設置された黒系やステンレス製の点字ブロックがかえって視覚障害者の安全を脅かしているとの指摘を受け、ソウル市は点字ブロックの設置に際し、障害者の意見を積極的に集約していく方針を12日までに固めた。


　ソウル市は「今後点字ブロックを新たに敷設する際には、障害者団体や学識者などから幅広く意見を募り、障害者の安全を確保していく」と説明し、今月中にも初会合を開き、点字ブロックの色や規格などを協議する計画を明らかにした。


　点字ブロックをめぐっては、ハイヒールを履いた女性の歩行に不便だとして、女性団体が設置に反対している。このため、設置区間を横断歩道や階段の前など重要な場所に限り、ブロックの色彩も安全性が高い黄色にする方向で、今後検討が進められる見通しだ。


　視覚障害者が点字ブロックに沿って歩くと、ガラス扉の枠にぶつかってしまう構造になっていたソウル市の明洞地下商店街の12・13番、14・15番出口付近では、本紙の報道を受け、ブロックの位置が60センチほど横に移された。商店街を管理するソウル施設公団は改善策を講じたものの、依然黒系の点字ブロックが使われており、視覚障害者からの反発は根強い。全国低視力連合会は13日にもソウル市に点字ブロックの交換を求める文書を送る。韓国障害者団体総連合会も声明を発表する計画だ。