韓国語と日本語の敬語の使い方
日本と韓国とでは、敬語の使い方が真逆です。
韓国は徹底した儒教社会ですので、他人よりも自分の身内を立てる言い方をしなければなりません。
例えば、自分の家族、お母さん、お父さんがとても大切。
ですから、外から電話がかかってきたときなどは、「うちのお父様におかれましては、今いらっしゃいません」という言い方をします。
日本をよく理解できていない、来日したばかりの韓国人は、敬語の使い方についてカルチャーショックを受けることがあるといいます。
ある会社に電話をかけ「鈴木社長様はいらっしゃいますか」と訊ねたところ、相手の女性が「鈴木は席を外しております」と答えました。
「鈴木」と呼び捨てなのです。
電話した来日したばかりの韓国人は「この鈴木社長は、社員の女性に舐められているに違いない」と思っていたそうです。
それからしばらくして、「日本人は身内のことを外の人に言うとき、敬語を使わない」ということを知り、社長がなめられているわけではない、と分かったそうです。
こうした違いは、日本と韓国の間にある小さな違いの一つに過ぎません。
しかし、こうした小さな違いからくる誤解が、反日感情にまで繋がっているということかも知れません。
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