大みそかと元日、ソウル市内各所では新年を迎えるイベントが行われる。
鍾路の普信閣では31日深夜から恒例の除夜の鐘突きが開かれる。今年は市民代表11人が鐘を突く予定だ。普信閣に設置された特設舞台では合唱団などによる記念公演が開催される。
警察当局は同日午後10時30分から元日午前1時30分まで普信閣周辺の道路を交通規制する方針だ。バスと地下鉄は午前1~2時まで延長運行する。
元日には市内の山など各所で自治体が主催する初日の出イベントが開催される。
アイドル時代は終わった? 最近アイドルグループの新曲が歌謡チャートから姿を消し、“アイドル危機論”まで出ていたが、新年早々、大物アイドルが反撃に乗り出す。
まず“最強ガールズグループ”少女時代が1日、4集「I Got a Boy」を発表する。MBCは1日午後、少女時代のカムバックショーを新年特集として放送する。国内外での人気に後押しされ、タイトル曲「I Got a Boy」がまた歌謡界を制すると予想される。
ロックバンドCNBLUE(シーエヌブルー)も14日、およそ1年ぶりに音盤を出す。カン・ミンヒョク、イ・ジョンヒョン、イ・ジョンシンがタレントデビューして株価を高める間、リーダーのチョン・ヨンファは曲作業に心血を注いだ。メンバーの自作曲ばかりを収録し、ファンの期待を高めている。
17日に初のソロアルバムを出すJYJキム・ジェジュンの活躍も注目される。東方神起時代からファン層が大きい。リードボーカルのキム・ジュンスに隠れていたボーカル能力も最高レベルだ。上半期の伏兵に挙げられる。最近SMエンターテイメントとの専属契約訴訟も終結し、新たな気持ちで活動に臨む。
アイドルグループのユニット活動も期待される。韓流スターのINFINITE(インフィニット)は、ラップ担当のドンウとホヤで構成されたユニットINFINITE Hで登場する。人気ガールズグループSISTARと4minuteもユニットに力を注ぐ。「Ma Boy」で人気を集めたSISTAR19(ヒョリン、ボラ)は1月中に活動を開始する。4minuteはホ・ガユンとチョン・ジユンでチームを構成し、ユニット活動を行う計画だ。
今年の産業界では不況が影を落とす中でも輝くヒット商品が数多く生まれた。過去最高の販売実績を上げた商品もあった。ユニークな個性と品質で消費者の心をつかんだことが要因だった。
今年のIT業界はスマートフォン抜きには語れない。6月に韓国で発売されたサムスン電子の「ギャラクシーS3」はこれまでに国内だけで400万台近くが売れた。単一モデルとしては過去最多だ。全世界では3500万台以上が売れ、世界のスマートフォン市場でも今年最高のヒット商品となった。
パズルゲームの「アニパン」などスマートフォンを使ったモバイル・メッセンジャー・ゲームも人気を集めた。アニパンはサービス開始から3カ月で2000万人がダウンロードし、毎日のユーザーが900万人に迫った。第4世代(4G)移動通信のLTEに対する関心も高かった。LTEのサービスは昨年7月にLGユープラスとSKテレコムが先行して開始し、今年1月にKTも参入したことで契約者が急速に増えた。
一方、パソコン市場はスマートフォンやタブレット端末などモバイル機器の普及で不振だった。業界では今年のパソコン販売台数が580万台にとどまると予想している。前年実績(670万台)に比べ10%以上の落ち込みだ。
流通業界ではカフェイン含有量の高い栄養ドリンクの売り上げが伸びた。ロッテ七星の栄養ドリンク売上高は、2010年が70億ウォン(約5億6000万円)、昨年が100億ウォン(約8億円)だったが、今年は600億ウォン(約48億円)に達する見通しだ。業界関係者は「男性が飲めるようなドリンクに適当なものがなかったが、栄養ドリンクがその市場に食い込んだ」と分析した。しかし、2009年から茶飲料を抑えて急成長したビタミン飲料は、今年の販売の伸びが前年の半分に落ち込んだ。
若者の間では日本式の立ち飲み屋が人気を集め、清酒の輸入量が前年を70%上回った。マッコリ(韓国式濁り酒)の人気は停滞した。今年のマッコリ販売量は2008年のマッコリブーム開始以来初めて減少に転じる見通しだ。
インターネット販売、テレビショッピングの売り上げも目立ち、昨年に続き10%前後の販売増となった。業界1位のGSホームショッピングは1?9月の売上高が前年同期比で17%増えた。不況とさまざまな規制で販売が伸び悩んだ百貨店や大型スーパーとは好対照だった。
不動産市場では「オフィステル」(事務所としても使える住宅)が特に注目を集めた。賃貸収入が得られるという期待感から購入希望者が増え、物件供給量も急増した。現代建設、ポスコ建設など大手建設会社もオフィステル専用ブランドで市場に参入した。
ソウル江南地区の再開発マンションは住宅景気の低迷で売れ行きが停滞した。投機目的の購入が多く、景気による影響をもろに受けた格好だ。江南地区の再開発マンションの価格は1坪(3.3平方メートル)当たり2687万ウォン(約215万円)で4年前の世界的な金融危機当時よりも下落した。
自動車業界では輸入ディーゼル車の伸びが目立った。騒音や震動で消費者に不人気だったディーゼル車は、優れた体感燃費と商品性で今年の自動車市場を左右した。
韓国輸入自動車協会によると、1?11月の輸入車販売台数は12万195台で、うち51%に相当する6万1134台がディーゼル車だった。前年同期比の伸び率はガソリン車が10.2%だったのに対し、ディーゼル車は78.3%に達した。メーカー別の販売台数のうち、フォルクスワーゲンで90%、BMWで70%、アウディで60%がディーゼル車だった。
映画「王になった男」で韓国で1000万人の観客を動員したトップ俳優イ・ビョンホンが、映画の公開を控えていた当時の心情を新韓流雑誌「K&」で率直に語った。
今回の映画で1人3役をこなし、最高の演技を見せたという評価を受けているイ・ビョンホンは「これまでの映画やドラマで見せた姿とは違う姿を見せるために努力した」と明らかにした。映画「王になった男」のイ・ビョンホンのエピソードは、12月26日に発行された最高級韓流雑誌「K&」新年号で確認できる。
東京で完売するなど人気の「K&」の新年号は、JYJ各メンバーの活動も伝えている。アイドルらしくなくファッションに無関心だったキム・ジュンスが最近、服装に力を注いでいる。ミュージカル「モーツァルト」「天国の涙」「エリザベート」などに出演したのがきっかけになったという。
最近、韓国で映画「ジャッカルが来る」に出演して話題になったキム・ジェジュンは、ロマンチックコメディー「ボスを守れ」、史劇「タイムスリップDr.JIN」などに出演した理由について語った。またパク・ユチョンが26カ国のファンから12トンの応援物品を受けたことなど、興味深い話もある。
そのほか、「K&」1月号にはアイドルグループINFINITE(インフィニット)のアリーナコンサート、ZE:Aクァンヒのスターセルフカメラなど多様な情報を満載している。モバイル・スマートパッドなどデジタル雑誌も提供されている。
韓国プロ野球のSKワイバーンズやサムスンライオンズで投手として活躍した門倉健氏が、サムスンライオンズの投手インストラクターとして2年ぶりに韓国球界に復帰することが分かった。
同球団関係者は31日、「門倉氏を1年間、インストラクターとして迎える方向で話を進めている。確定次第、発表する」と明らかにした。
スポーツニッポン(電子版)は同日、現役を引退した門倉氏が同球団で投手コーチを務める予定だと伝えた。
ただ、球団側は門倉氏に指導者経験がない点を考慮し、正式なコーチではなくインストラクターとして起用する方針だ。
今オフ退団した落合英二投手コーチは2年連続でサムスンを韓国一に導き、日本に帰国している。
門倉氏は、横浜や巨人など日本の4球団を経て2009年にSKに入団し、2年間で22勝11敗の成績を収めた。
2011年にサムスンに移籍し5勝を上げたが、膝を痛めユニフォームを脱いだ。
その後、日本で社会人野球を経てプロ野球入団テストを受けたが、契約までは至らなかった。
2012年は韓国映画が非常に多くの人々に愛され、まさに「韓国映画のルネサンス」とでも言うべき年だった。
通算観客動員数1000万人を超えた映画が2作品出たほか、興行成功の基準となる400万人以上の観客を集めた作品も9作品あり、11月20日には韓国映画の年間観客数が1億人を突破した。
また、韓国映画と米ハリウッド映画のシェアは59:31で、韓国映画のシェアがハリウッド映画を大きく上回った。世界的に見ても自国の映画がハリウッド映画を圧倒しているケースは極めてまれだ。
こうした「韓国映画のルネサンス」を築いたトップ10作品をあらためて振り返ってみた。
■1位 『泥棒たち』12,982,573人
『ビッグ・スウィンドル!』『いかさま師~タチャ』『チョン・ウチ 時空道士』を生んだヒットメーカー、チェ・ドンフン監督がメガホンを取った『泥棒たち』。チョン・ジヒョン、キム・ヘス、キム・ユンソク、キム・スヒョン、イ・ジョンジェ、キム・ヘスク、オ・ダルス、香港の俳優サイモン・ヤムら演技派&スター俳優が多数出演しただけでなく、しっかりとした構成や演出力、そこに猛暑が重なり映画館入場者数が増え、興行成績新記録を連日塗り替えた。そして公開から22日目にして1000万人を突破、今年最高のヒット作になった。
■2位 『王になった男』12,064,505人
『G.I.ジョー』『G.I.ジョー バック2リベンジ』『RED/レッド2』『グッド・バッド・ウィアード』などアジアはもちろん、ハリウッドでも認められた韓国トップの演技派俳優イ・ビョンホンにとって、初の時代劇挑戦ということで大きな関心を呼んだ作品。
平民が王になるという独特の設定やイ・ビョンホンの繊細な演技が絶賛され、観客1000万人を突破した。
■3位 『オオカミ少年』6,015,694人
10月31日に公開された『オオカミ少年』は4週間連続で興行成績1位となり、通算観客動員数600万人を上回った。
韓国で最も愛されているソン・ジュンギと「国民の妹」と呼ばれているパク・ボヨンが出演。「オオカミ少年」と、傷を抱え世間に対し心を閉ざした少女の切ない愛の物語が、女性客たちを映画館に引き寄せた。中でもセリフらしいセリフを一言も発さず、動物そのものの視線やしぐさだけで「オオカミ少年」の感情を細やかに表現したソン・ジュンギの演技力は断トツだった。
■4位 『風と共に去りぬ』4,909,937人
2008年の『過速スキャンダル』(800万人)、10年の『ハロー!? ゴースト』(300万人)に続き、今回の『風と共に去りぬ』でまたまた大ヒット作品を生み出したチャ・テヒョン。
俳優人生で初めて時代劇に挑戦したが、オ・ジホ、ミン・ヒョリン、コ・チャンソク、ソン・ドンイル、シン・ドングンら一流の助演陣と力を合わせ、500万人近い興行成績を記録した。
■5位 『犯罪との戦争:悪い奴らの全盛時代』4,694,595人
この映画は40-50代の観客を中心に1980年代への郷愁を思い起こさせ、ヒットした。
折り紙付きの演技力を持つチェ・ミンシク&ハ・ジョンウというキャスティングだけでも注目を集めるのには十分。さらに助演キム・ソンギュンとチョ・ジヌンは主演俳優に勝るとも劣らない、人々を引き付ける演技力で大ヒットの一翼を担った。
■6位 『私の妻のすべて』4,598,599人
ロマンスの中核ともいえる恋愛のプロセスを大胆にもカット、「どうすれば完璧な別れ方ができるか?」という他作品とは全く違う斬新な切り口で愛を描いた作品だ。
特に、ヒロインのジョンインを演じたイム・スジョンはこれまでのミステリアスな美女という彼女自身のイメージを脱ぎ捨て、挑発的で成熟した大人の女に変身、ファンを驚かせた。また、ジョンインを誘惑する女たらしソンギを演じたリュ・スンリョンも、シリアスな面とコミカルな面を見事に演じ分け、女性客を大いに楽しませた。
■7位 『ヨンガシ』4,515,833人
韓国映画史上初の試みとなった「寄生虫感染パニック映画」。目に見えない「殺人寄生虫」の攻撃という恐怖をスピーディーな展開で描き、オープニングからラストまで終始、スリリングかつ緊張感が途切れないと評判を呼んだ。
制作費50億ウォン(約3億8000万円)を回収しただけでなく、100億ウォン(約7億6000万円)近い純利益を出した。ヒットしても制作費とトントンという作品も多い中、大幅な純利益を出した数少ないパニック映画だ。
■8位 『建築学概論』4,107,078人
年齢層に関係なく誰もが経験する「初恋」。そのなじみ深い素材で観客の共感を呼んだ『建築学概論』は、1990年代のキャンパスライフや思い出という恋愛映画の王道アイテムを数多く描くことで、20-30代だけでなく40-50代まで幅広い年齢層に支持された。
過去のヒロイン・ソヨンを演じたmiss Aペ・スジと、現在を演じたハン・ガインは瞬く間に「国民の初恋の人」と呼ばれるようになった。
■9位 『ダンシング・クイーン』4,039,462人
平凡な主婦、そして妻として暮らしてきたジョンファ(オム・ジョンファ)はある日突然、自分の夢だったダンス歌手になること決心、夫ジョンミン(ファン・ジョンミン)に隠れて「二重生活」を始めるというストーリーだ。
女性なら誰もが共感するテーマで主演したオム・ジョンファと夫役のファン・ジョンミンは息ピッタリで、その絶妙なやり取りが評判を呼んだ。
■10位 『折れた矢』3,434,699人
この映画は07年1月15日、金明浩(キム・ミョンホ)元成均館大学数学科教授がソウル高裁の朴洪佑(パク・ホンウ)裁判長(現・議政府地裁所長)をボーガンで狙撃し、世間を騒がせた事件と、それを巡る疑惑をベースに作られたフィクションだ。
公開時は誰もヒットを予想できなかったことから、今年一番の「予想を裏切るヒット作」と呼ばれるようなった。メーンキャストの多くがノーギャラで出演、スタッフたちも無償で参加するという低予算映画でも商業的に成功可能であることを見事に証明した。
このように、今年1年間に大ヒットした作品はジャンルの幅が広く、バラエティーに富んだテーマ、新人とベテランの息の合った演技、それぞれの成長がうかがえる表現力で多くの観客に愛された。
果たして来年もこの「韓国映画のルネサンス」が続くのか、期待を胸に見守っていきたい。
ダイナミックコリア――。「漢江(ハンガン)の奇跡」「パリパリ(速く速く)」「K-POP」などで代弁される韓国社会の躍動性を表現する言葉だ。だが、韓国人は果たして変化を快く受け入れ楽しむほどの気持ちを持っているだろうか。素手で成功を成し遂げたため、激しい競争で生き残ろうとしたため、「静かな朝の国」の性質を持つ人々が変化強迫症に押されてきたのではないのか。
サムスン経済研究所の研究結果は韓国社会に「変化アレルギー」があると指摘する。この研究に引用されたオランダ文化人類心理学者ヘールト・ホフステード博士の研究結果が興味深い。ある国の文化が企業など組織が追求する価値にどのような影響を及ぼすのかを調べてみるため1967~73年に66カ国に散らばるIBM支社管理者を分析した。2000年に入ってからは70カ国余りに範囲を広げ検証を拡大した。この結果、企業文化の差を招く要因を▽不確実性回避▽権力分配の公平性▽個人主義指向▽自己主張を展開する程度▽長期指向の有無の5種類で分類した。
韓国の場合、不確実性回避点数が80点で最も高かった。組織構成員が不確かな状況で脅威をどれだけ感じるかを測定した点数で、規則など確実性に対する選好が高いため革新と変化をためらうはずとの解釈だった。サムスン経済研究所のチョ・ヒジェ首席研究員は、「ホフステード博士の研究結果を見ると、韓国企業は不確実性をできるだけ統制し冒険を避ける指向が強い。韓国企業が新しい分野を先導するよりもベンチマーキングとファーストフォロワー戦略に注力してきたことと関係がなくはない」と説明した。米国(46点)、中国(30点)は韓国より不確実性回避点数がはるかに低かった。
他の研究でも韓国人の変化アレルギーがうかがえる。サムスン社会精神健康研究所が2007年に成人男女199人を深層面談し自我アイデンティティ研究をした結果、74%が「閉鎖型」に分類された。これは硬直性が強いため変化に接するとすぐあわてて混沌に陥るタイプだ。変化を快く受け入れ能動的に対応する「成就型」は13%にすぎなかった。与えられたことは誠実で几帳面にやり遂げるが自ら換骨奪胎しようとする挑戦精神は低いということだ。報告書は、「韓国社会は集団主義が強く普遍的基準を重視し、ここから抜け出すことに対する心理的負担が大きい」と分析した。
映画「王になった男」で韓国で1000万人の観客を動員したトップ俳優イ・ビョンホンが、映画の公開を控えていた当時の心情を新韓流雑誌「K&」で率直に語った。
今回の映画で1人3役をこなし、最高の演技を見せたという評価を受けているイ・ビョンホンは「これまでの映画やドラマで見せた姿とは違う姿を見せるために努力した」と明らかにした。映画「王になった男」のイ・ビョンホンのエピソードは、12月26日に発行された最高級韓流雑誌「K&」新年号で確認できる。
東京で完売するなど人気の「K&」の新年号は、JYJ各メンバーの活動も伝えている。アイドルらしくなくファッションに無関心だったキム・ジュンスが最近、服装に力を注いでいる。ミュージカル「モーツァルト」「天国の涙」「エリザベート」などに出演したのがきっかけになったという。
最近、韓国で映画「ジャッカルが来る」に出演して話題になったキム・ジェジュンは、ロマンチックコメディー「ボスを守れ」、史劇「タイムスリップDr.JIN」などに出演した理由について語った。またパク・ユチョンが26カ国のファンから12トンの応援物品を受けたことなど、興味深い話もある。
そのほか、「K&」1月号にはアイドルグループINFINITE(インフィニット)のアリーナコンサート、ZE:Aクァンヒのスターセルフカメラなど多様な情報を満載している。モバイル・スマートパッドなどデジタル雑誌も提供されている。
公正取引委員会傘下の韓国消費者院が、ソウル市の江南駅、新林駅、弘大入り口駅の周辺など、若者たちが集まる歓楽街6カ所にある90の業者に対し調査を行った結果、生ビールの提供量が注文量に比べ、最少で4分の1程度にすぎないことが分かった。
例えば、500ミリリットルのビールを注文した場合、実際に提供された量は13%少ない435ミリミリリットルだった。また、2000ミリリットル注文すると、実際に提供された量は1544ミリリットル、同じく3000ミリリットル注文した場合は2309ミリリットルと、注文量に比べ23%少なかった。
大部分のビアホールでは、ビールメーカーが無償で提供するジョッキを使用しているが、その容量が実際とは異なっていた。消費者院による調査の結果「500ミリリットル」と表記されたジョッキは実際の容量と一致するが、2000ミリリットルのジョッキの実際の容量は1700ミリリットル、3000ミリリットルのジョッキの場合は同じく2700ミリリットルにすぎないことが分かった。これについて消費者院の関係者は「一部の業者は1700ミリリットル、2700ミリリットルと表示して販売しているが、大部分の業者は2000ミリリットル、3000ミリリットルと表示している」と説明した。
また、大容量のビールを注文すると、単価が安いため経済的だと考えられがちだが、生ビール500ミリリットルの1ミリリットル当たりの価格は7.2ウォン(約0.58円)、2000ミリリットルの場合は7.1ウォン(約0.57円)と、ほとんど差がなかった。
消費者院がこのような問題について指摘したため、酒類業界が重い腰を上げた。ビールメーカーは来月から、目盛を表示したジョッキを飲食店に提供する、と消費者院に対し通告した。
また、調査を行った6カ所のうち、江南駅周辺で生ビールの価格が最も高いことが分かった。同地域では2000ミリリットルのビールを注文した場合、実際に提供される量は1536ミリリットルで、6カ所のうち3番目に少なかったが、価格は1万2200ウォン(約980円)と最も高かった。これを1ミリリットル当たりの価格に換算すると7.9ウォン(約0.64円)で、弘益大周辺(麻浦区)の7.4ウォン(約0.60円)、鐘閣(鍾路区)の7ウォン(約0.56円)、新林(冠岳区)と恵化(鍾路区)の6.5ウォン(約0.52円)、新村(西大門区)の6.1ウォン(約0.49円)に比べ、最大で2ウォン(約0.16円)近く高い結果となった。
月火ドラマ『馬医』主演のチョ・スンウは30日、ソウル・汝矣島のMBC公開ホールで行われた「2012 MBC演技大賞」授賞式で大賞を受賞した。
チョ・スンウは俳優デビューから13年目にして初挑戦したドラマで大賞を受賞するという珍しい記録を作った。
受賞あいさつでは「初めてのドラマでこのように大きな賞をいただいてもいいのかと思うと、荷が重い感じがします。今後もドラマに対する気持ちを常に持ち続けなければならないと感じました」と述べた。
また、同じく大賞にノミネートされ、最大のライバルと目されたドラマ『光と影』主演アン・ジェウクが無冠に終わったことについては「別の大賞候補の方もいらっしゃいますが、アン・ジェウク先輩に一番申し訳ない思いです」と語った。
チョ・スンウは特別企画部門の最優秀演技賞も受賞、2冠に輝いた。
最優秀賞は『太陽を抱く月』のキム・スヒョンとハン・ガイン(ミニシリーズ部門)、『神々の晩餐(ばんさん)』のソン・ユリ(特別企画部門)、『メイクイーン/MAY QUEEN』のキム・ジェウォンとハン・ジヘ(連続ドラマ部門)が受賞した。「今年のドラマ」には『太陽を抱く月』が選ばれた。