韓国でも水道水は一応「飲める」事にはなっていますが、誰も飲みません。
なぜなら、信頼していないからです。
韓国の家庭には、ほぼ例外なく大きな浄水器が普及しています。
日本では浄水器というと水道口に直接つけるタイプが人気のようですが、韓国のものは据え置き型になります。
水を貯めるタンクが付いていますし、韓国は日本のように湯を出すためのポットがほとんど普及しておらず、この浄水器は湯を出す機能も付いていますので、相応のサイズになります。
食器洗浄機のように細いパイプで水道に繋げて使います。
東日本大震災の時には、韓国の一部メディアが「韓国の浄水器は放射能まで浄水できる!」と自慢したりしてたようですが、現実はそうではないようです。
2013年5月24日のSBSの報道によると、ソウル市が百世帯をサンプルにこの浄水器を調べたところ、半分が「飲めない水」だったとのことでした。
百世帯のうち五十三世帯の浄水器が飲料水基準に不適合で、その中には基準の百倍以上のばい菌や、大腸菌が検出されたところもあったとのこと。
記事によると、家庭用浄水器は飲み水管理法の水質検査対象から除外されているため、法改正を提案することにした・・・・・・とのことです。
どうやら、基準そのものがちゃんとしていなかったようです。
日本で水道水をそのまま飲む人は、国民の三分の一とも二分の一とも言われています。
これだけ大勢の人が水道水を飲むのは、何よりも水道水を信頼しているからにほかありません。
国民に綺麗な水を提供するという国の使命。
国民が持つ国への信頼。
どちらが欠けていると、到底できないことです。
あらためて、日本の良さを再確認です。