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1970年代から現在の韓国なんでも情報いろいろ目と足で集めました。

坂手洋二の舞台作品「屋根裏」、来月大学路で上演

2009-05-27 16:13:24 | Weblog
 床の長さ1.8メートル、高さ1.2メートル、奥行き0.95メートルの小さな変形台形の空間に、最大で15人が体を折り曲げ入っていく。サーカスなどではなく、日本の舞台作品「屋根裏」のワンシーンだ。劇作家で演出家の坂手洋二氏が、劇団の小さなけいこ場を劇場に改造しその空間に相応しい作品を構想するなかで、この作品が生まれた。

 ソウル・大学路のアルコ芸術劇場が来月から、「坂手洋二フェスティバル」を開催する。これに先立ち26日に記者会見が行われ、坂手氏も出席した。坂手氏は「屋根裏」について、「引きこもりを通じ日本の社会問題を考えてみようという趣旨で作った作品」と紹介した。社会意識を込めた重いテーマを正面から扱ってきた坂手氏が、ソフトで軽快なタッチで社会問題にアプローチした初めての作品でもある。

 「屋根裏」は、屋根裏部屋で死んだ弟がそこに引きこもっていた理由を探っていく男の話など、屋根裏という狭い空間で繰り広げられるさまざまな出来事を素材とするオムニバス作品だ。

 坂手氏は、家族・社会・個人の関係は形態は異なってもどの国にもあり、どの国の人でも、そこに閉じ込められているという思いはあると話す。「わたしたちの劇団は集団でなければできない作品を追求します。つまり、俳優個人の能力で表現した作品ではなく、俳優の関係で語る作品を作りたいのです」。

 読売文学賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞を受賞したこの作品を、韓国公演では韓国人俳優が演じる。演出は坂手氏だ。「屋根裏」はこれまで8カ国15年で上演しており、その国の文化の現実により脚色したり、坂手氏が俳優を見て完成させてきた。日本公演では劇団員らと話し合い作品を作り上げてきたが、韓国公演は1人でやらなければならず、難しい点もあったと語った。韓国俳優については「自己イメージを作り、キャラクターを完成させようという意欲が強い」と評価した。

 アルコ芸術劇場の崔蓉勲(チェ・ヨンフン)劇場長は、韓国より先を進む舞台を見せる海外の芸術家と、韓国の芸術家がともに作業をすることで、相互理解の場を作りたいというのが劇場のモットーだと紹介。同時代を生きる日本を代表する演出家・坂手氏の語ろうとすること、思考や苦悩を分かち合いたかったと話した。

 一方、坂手氏の作品「だるまさんがころんだ」も、「ムクゲの花が咲きました」のタイトルで上演される。劇団青羽のキム・グァンボ代表が演出を手がけた。キム代表は昨年、坂手氏の「ブラインド・タッチ」を演出している。

 「屋根裏」は来月8~28日、「だるまさんがころんだ」は7月2~12日、アルコ芸術劇場小劇場で上演される。
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ゴンドラに乗って南山へ

2009-05-27 16:06:21 | Weblog
2011年、南山(ナムサン)に新しい交通機関が誕生する。

ソウル市は「地下鉄4号線明洞(ミョンドン)駅と忠武路(チュンムロ)駅間の現交通放送社屋から南山頂上まで960メートル区間にゴンドラリフトを設置する」と26日、発表した。「南山エアカー」で名付けられたリフトは、ケーブルカーの一種で、ケーブルカー2台が行き交うのとは違い、数台が列をなして移動するのが特徴。国内には統営弥勒山とスキー場に設置されている。

南山に新しい交通導入が論議されたのは昨年3月。ソウル市が南山を文化・芸術の中心地に変化させるという「南山ルネサンス」事業を発表した。市民たちの便宜と環境に与える影響などを検討した結果、リフト方式が決まった。軌道設置のために多くの柱を立てなければならないモノレール、山裾に鉄道軌道を設置しなければならない山岳列車と違い、ゴンドラリフトは乗り場と2つの柱だけ設置すればよいことから環境を破壊することも少なくてすむという点で決定となった。

6人乗りリフト27台で構成されるエアカーは1時間に1350人が利用できる。現在の48人乗りケーブルカーは1時間当たり搭乗人員が570人だ。設置費用は250億ウォンで、ソウル市は民間資金を誘致してリフトを設置することにした。

キム・ヨンゴルソウル市均衡発展本部長は「南山エアカーは週末の行楽客や恋人たちが楽しめる新名所になる」と話している。

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北朝鮮、実験前に住民を避難させず

2009-05-27 11:58:08 | Weblog
 北朝鮮は今月25日、咸鏡北道吉州郡豊渓里で2回目の核実験を行ったが、その前に同道一帯で住民を避難させるといった安全措置を一切講じていなかったことが、26日明らかになった。


 核実験の当日、北朝鮮領内にいた中国朝鮮族の実業家は「25日午前、咸鏡北道清津市の宿泊施設で休んでいたが、壁が揺れるほどの地震が起きたので驚いた。建設中だった10階建ての集合住宅の前方の壁からタイルがはがれ落ちるほど強い地震が起こったにもかかわらず、現場の作業員たちはそのまま作業を続けていたため、大きな事故につながっていた可能性もあった」と話した。


 今回の核実験に伴う振動は、北朝鮮と国境を接する中国の吉林省延辺朝鮮族自治州でも感じられ、現地の住民たちは「北朝鮮で大地震が発生したと思った」と話した。


 中朝国境の警備に当たっている朝鮮人民軍の将官も「25日以前、咸鏡北道一帯で(核実験に備えた)統制はまったくなかった」と証言したという。また、北朝鮮は2006年10月の核実験のときとは違い、今回は核実験場に近い吉州駅などに対する封鎖措置も取らなかったという。06年の核実験の際には、国家安全保衛部や軍隊が吉州駅などで一般人の立ち入りを規制するなど、核実験に向けた兆候が見られていた。


 最近韓国へ入国した元高官の脱北者は「北朝鮮は今回だけでなく、06年の核実験のときも、事前に住民たちを避難させることはなかった。これは北朝鮮の体制がそれだけ人命を軽視しているためだ」と語った。


 吉州郡出身の脱北者たちは「吉州では土壁やレンガで造った平屋建ての家が多い」と話しており、核実験に伴う振動で建物が倒壊したり、住民が負傷するといった被害が生じた可能性もある。


 北朝鮮で軍事的な分野の職に就いていた脱北者は「北朝鮮が核実験に関する情報を完全にシャットアウトできるのは、地下核実験場の工事などに、移動を完全に禁止された化成政治犯収容所の収容者たちが動員されているためだ」と話した。


 化成収容所は「1級政治犯」を収容する北朝鮮でも最悪の収容所とされ、「一度送られたら永久に出て来られない」と言われている。


 政治犯収容所で警備兵を務めていた安明哲(アン・ミョンチョル)氏は「以前、咸鏡北道一帯にいた政治犯1万人が、核実験場があるとみられる豊渓里のマンタプ山へ連れて行かれ、地下の坑道を掘る作業をしていた」と証言した。

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においのないキムチが近く商品化

2009-05-27 05:43:42 | Weblog
 キムチが世界化する上で特有のにおいは大きな壁となっていたが、においをなくした「凍結乾燥キムチ」ができた。

 キムチ専門メーカーのハンソン食品は26日、京畿道・高陽市の韓国国際展示場(KINTEX)で開かれている「新成長動力博覧会2009」で、においのないフリーズドライのキムチを初めて公開した。キムチを急速凍結してから真空乾燥させたもので、製品に冷水を加え3分経過後に食べると味の染み込んだキムチを楽しめる。特にキムチ特有のにおいが消去されるため、旅行時の携帯が便利になり、つまみや子どもの間食にできるなど、さまざまなメリットを備えているという。

 この日の展示会では、一般的なキムチと白キムチの2種類の凍結乾燥キムチが披露された。ハンソン食品は、凍結乾燥キムチは食品業界のバイヤーや観覧客から高い関心と商品性を認められたとした。現在は商品化段階にあると明らかにしている。

 キム・スンジャ代表はこの製法で携帯性と保存性が高まったとしながら、「商品化されれば、キムチのにおいが苦手な外国人や旅行客から大きな人気を集めるだろう」と予想した。
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