芸能プロダクション、YGエンターテインメント（以下、YG）のヤン・ヒョンソク代表は、SMエンターテインメントのイ・スマン会長に続く株長者になった。
これは、コスダック（KOSDAQ）上場初日にYGの株価が高騰したためだ。
YGは所属する人気グループBIGBANGのG-DRAGONが大麻を吸引していたことが報じられるなど悪材料があったものの、寄りつきから最高値を記録、好スタートを切った。
ヤン代表が筆頭株主として178万4777株を保有しているYG株は23日、1株7万8200ウォン（約5240円）で取引を開始した。
公募価額3万4000ウォン（約2280円）の2倍に当たる6万8000ウォン（約4550円）で初値が付き、ストップ高となるなど、「華麗なるデビュー」を飾ったと言えるだろう。
これにより、YG株178万4777株を持つヤン代表の株式評価額は一気に1395億6956万1400ウォン（約93億4430万円）になった。
ヤン代表は「キーイースト」筆頭株主のペ・ヨンジュンや、JYPエンターテインメントのパク・ジニョン代表を抜き、2200億ウォン（約147億2800万円）台の株を保有するイ・スマンSMエンターテインメント会長に次ぐ、芸能界株長者2位に急浮上したことになる。
ボーカルグループの2AMが日本の人気R＆Bシンガー、久保田利伸の名曲を歌うことが分かった。
2AMは来年1月11日に日本デビューシングル『Never let you go ～死んでも離さない～』をリリースする。これは、韓国でのヒットナンバー『死んでも離さない』の日本語バージョンだ。
また、このデビューシングルでは、優れた歌唱力とハーモニーで久保田利伸のヒット曲『Missing』をカバーしている。
久保田利伸は、日本のR＆B界を代表するシンガーで、日本で活躍すると共に米国にも進出、独特の音楽的な感性が認められているシンガーソングライター兼音楽プロデューサーだ。
来年初めの日本デビューを前に、現地での反響も大きい。2AMの大型広告板が東京の繁華街のあちこちに登場、大々的なプロモーションを展開している。
2AMは日本デビューに先立ち、来月24日と25日の2日間、ソウル・蚕室学生体育館でコンサート「クリスマスをお願い」を行う。
俳優チャン・グンソクは22日、在学中の漢陽大学に発展基金として12億ウォン（約8000万円）もの大金を寄付した。
これは、自身が現在籍を置いている演劇映画学科に奨学基金として提供したもの。同大学関係者が23日、イーデイリーの取材に対し「インターネットで発展基金を寄付した」と語った。
チャン・グンソクが12億ウォンを寄付したことは、22日に同大学の発展基金に関するサイトで公表されて分かった。だが、現在は個人情報の流出などを理由に同大学のホームページから削除されている。
これについてチャン・グンソクの関係者は「何も言わずに寄付しようとしたが、手違いがあり、寄付したことが明らかになってしまった。残念だ」と話している。
チャン・グンソクは26日に東京ドームで「JANG KEUN SUK 2011 THE CRI SHOW IN TOKYO DOME THE BEGINNING」を行う。
リュ・シウォンが日本で間もなく100回目の単独コンサートを開催する。
リュ・シウォンは今月4日に広島の箕郷文化会館でのコンサートを皮切りに、ライブツアー「04Ryu Siwon LIVE TOUR 2011 願い」を開催中。今回のライブツアーのメインとなるさいたまスーパーアリーナでのファイナルコンサート（12月21日開催）が日本で自身通算100回目のコンサートになる。
今回のコンサートでリュ・シウォンは、アジアの男性歌手で初めてオリコンチャートのトップを飾った『桜』と、このほどリリースした8thアルバムのシングルカット『どんな時も』を含め、計20曲以上の曲を歌う。
リュ・シウォンの日本の所属事務所の関係者は「リュ・シウォンはツアーが始まる3カ月前から韓国と日本を往復しながら、1日6時間以上の練習とリハーサルを行い、コンサートの準備に全力を尽くしてきた。これからのコンサートも大成功を収めると期待している」と伝えた。
地方の私立大学を卒業したキム・ミンソンさん（26）＝仮名＝は最近、続けざまに見合いをしている。だが、結婚相手はなかなか見つからない。「相手が私を気に入ってくれても、仕事をしていないという話を聞くと辞退してしまう。仕事が見つからず、早く結婚しようと思ったが、なかなか思い通りにいかない」とキムさんはこぼした。キムさんは「失業者」には含まれていない。統計上の失業者に含まれるのは、履歴書を提出するなど、求職活動をしている人だが、キムさんは就職をあきらめた状態だからだ。だが、キムさんは、機会さえあればいつでも仕事に就く準備はしている。
政府が集計した昨年第3四半期（7－9月）の韓国の若年失業率（15－29歳）は7.6%だったが、同じ期間の実際の若年失業率は16.7%に達するという調査結果が発表された。就職を希望する若者6人のうち1人が就職できず、苦痛にあえいでいるというわけだ。
■実質的な若年失業率、6年間で4.5%上昇
22日に統計庁が主催した「マイクロデータ利用者コンファレンス」で、韓国雇用情報院のパク・ミョンス研究員は「政府が発表した若年層（15－29歳）の失業率は、2004年の7.5%から、昨年は7.6%に上昇したが、実質的な若年失業率は、同じ期間に12.2%から16.7%と、4.5%上昇した」と発表した。
これは、失業者統計には含まれていないものの、実質的に失業状態にある若年層を含め、実質的な若年失業率として推計した結果だ。この中には、私塾などに通いながら就職の準備をしている「就職準備者」や、長い間就職がうまくいかず、自ら就職をあきらめた「就職断念者」が含まれる。就職がうまくいかず、公務員試験などの準備をする人が増えていることが、実質的な若年失業率の上昇に拍車を掛けている。
パク研究員は「若年層のうち、就職準備者と就職断念者を合わせた数は、04年の32万7000人から、昨年は46万6000人と、42.5%増加した。現在の統計は、こうした数値を十分に反映できていない」と指摘した。
子ども1人を18歳まで育てるのにかかる費用と時間を金額に換算すると、4億－4億5000万ウォン（約2700万－3000万円）に達するとの推計が発表された。韓国労働研究院が22日、統計庁コンファレンスで発表したところによると、子ども1人を18歳まで育てるために、夫婦共働きの家庭は4億ウォンを、片働きの家庭は4億5000万ウォンを支出していることが分かった。
保健社会研究院は今年初め、子ども1人を大学まで行かせるのに、2億6000万ウォン（約1750万円）の費用が掛かると発表したが、今回発表された額はこれより2倍近くも多いことになる。
このように養育費が増加したのは、親が子どもの養育にかけた時間の経済的な価値を金額に換算したためだ。労働研究院は、親が1年間に子どもの養育のために使った時間を金額に換算すると、79兆ウォン（約5兆3100億円）＝2004年基準＝に達し、同年の国内総生産（GDP）の9.5%を占めると分析した。
片働きの家庭の養育費が、共働きの家庭より多く掛かるのも、子どもの養育にかかる時間が多いためだ。共働きの家庭が子どもの養育にかける時間を費用に換算すれば1億4000万ウォン（約940万円）、実際に支出する費用は2億6000万ウォン（約1750万円）に達した。これに対し片働きの家庭は、実際に支出する費用は2億3000万ウォン（約1540万円）で、共働きの家庭に比べ少ないものの、時間を費用に換算すれば2億2000万ウォン（約1480万円）で、共働きの家庭に比べ8000万ウォン（約540万円）も多いことが分かった。
今回の研究を行った韓国労働研究院のユン・ジャヨン研究員は「これまでの研究は、実際に支出する費用だけを考慮したため、子どもの養育に掛かる費用が低く評価される側面があった。養育を労働と見なし、その価値を正確に算定してこそ、現実に見合った保育政策を打ち出せる」と話した。
住居環境を基に生活の質を評価した結果、韓国の広域市（日本の政令指定都市に相当）以上の7都市のうち、蔚山市が最も住みやすく、釜山市が最も住みにくいことが分かった。
釜山大学医学専門大学院のユン・テホ教授は22日、2005年の統計庁人口住宅総調査（国勢調査に相当）の資料を分析し「剥奪指数」を算出したところ、この指数が高い階層の比率が最も大きかったのは釜山市だったと発表した。剥奪指数とは、住居環境を中心に生活の質を数値化したもので、地域の社会的・経済的水準を示す指標として活用される。この指数が高いほど、住居環境は悪い。
分析の結果、釜山市は生活の質が高い1分位（剥奪指数の下位20%）の比率が8.5%だったのに対し、生活の質が低い5分位（剥奪指数の上位20%）の比率は35.4%に達した。一方、蔚山市は1分位の比率が44.0%で、5分位の比率は15.9%にとどまった。
こうした格差には雇用状況が影響している。蔚山市には大規模な重工業団地があるため、安定した職業を持つ中産層が多いのに対し、釜山市は相対的に就職が困難な人が多いと分析されている。実際に、10月現在の蔚山市の雇用率は59.1%、失業率は1.7%だった一方、釜山市の雇用率は55.5%、失業率は3.1%を記録した。
今年の韓国プロ野球のフリーエージェント（FA）市場で「最大の被害者」になったのはLGツインズだ。20日に外野手の李宅根（イ・テククン）がネクセン、投手の宋臣永（ソン・シンヨン）がハンファ入りしたのに続き、正捕手として14年間活躍した趙寅成（チョ・インソン）＝写真＝も22日にSKへの移籍を決めた。1チームから選手3人がFA宣言し移籍したのは、FA制度が始まった1999年以降、初めてだ。中心打者・投手・正捕手を一度に失ったLGは、来季の目標としている10年ぶりのポストシーズン進出も危うい。
趙寅成は、3年間で最大19億ウォン（約1億2800万円）でSKと契約した。契約内容は契約金4億ウォン（約2700万円）、年俸4億ウォン、オプション毎年1億ウォン（約670万円）となっている。趙寅成は98年にLGに入団、1483試合で通算打率2割5分8厘（1099安打、149本塁打、647打点）を記録している。LGには趙寅成に変わる実力のある捕手がいない。ファンたちは「趙寅成がLGを離れたのは、一家の母親が出ていったのと同じ」と無念極まりない様子だ。
宋臣永と李宅根は、LGがネクセンに選手や現金を出して獲得した選手たちだ。LGは今年7月にネクセンから宋臣永と金聖賢（キム・ソンヒョン）を獲得する代わりに沈秀昶（シム・スチャン）と朴炳鎬（パク・ピョンホ）を放出した。09年に李宅根を獲得した際は25億ウォン（現在のレートで約1億6800万円、以下同じ）で朴永福（パク・ヨンボク）、カン・ビョンウを手放した。
もちろん、こうした状況は大きなピンチかもしれないが、チームを新たに組み直す絶好のチャンスともいえる。金杞泰（キム・ギテ）LG新監督は「3人が同時に出ていくとは思いもしなかったが、選手の権利としては尊重してやりたい」と話しながらも「来年の構想を考えると、3人は中核戦力だったので正直なところ心配になる」と語った。だが、監督は「かえって良かったという気もする。うちのチームはいつも、何かが足りないことが根性につながる。冬の間に2軍のいい選手をきちんと育て、新たなスターを作る」と誓った。
LGは22日に行われたプロ野球2次ドラフトで、ネクセンの内野手キム・イルギョン、起亜の外野手ユン・ジョンウ、SKの内野手・崔東秀（チェ・ドンス）を指名した。ペク・スンギルGMは、94年にLGに入団し、今季半ばにSKに行った崔東秀を再び指名し「今LGには右の大砲がいない。一塁手もいないので崔東秀は活躍できるだろう」と語った。金監督は「崔東秀にはうちのチームの求心力になってほしい」と期待を寄せている。
韓国プロ野球界から米大リーグに直行する最初の選手は、チョン・デヒョン（33）になりそうだ。SKからフリーエージェント（FA）宣言し、米国行きを目指していたチョン・デヒョンは、ボルチモア・オリオールズと事実上、入団で合意したという。メディカルチェック（身体検査）さえパスすれば、あとは契約書の手続きだけとのことだ。
チョン・デヒョンが語った契約条件は、2年間で計320万ドル（約2億4600万円）。毎年少なくとも140万ドル（約1億800万円）を年俸として受け取ることになる。だが、金額よりも、スプリット契約ではなくギャランティー契約である点に意味がある。スプリット契約では選手がメジャーリーグでプレーする間だけ高額の年俸を受け取ることができ、マイナー落ちすれば10万ドル（約770万円）以下という低い年俸に甘んじなければならない。だが、ギャランティー契約は年俸の支払いが全額保証される。シーズン序盤から出場機会を着実に得ることも可能だ。
オリオールズ側も、チョン・デヒョンとの契約が近いことを認めた。ゼネラルマネージャー（GM）のダン・デュケット氏（53）は22日、大リーグのホームページでチョン・デヒョン獲得に大いに関心を持っていると述べた。デュケットGMは「チョン・デヒョンは通算防御率が2点以下で、投球動作が独特だ。国際的な試合の重要な場面で数多くの成果を挙げている」としている。
■中継ぎ投手として成功の可能性十分
このほどオリオールズのGMに就任したデュケット氏は、ボストン・レッドソックスでGMを務めていたころ李尚勲（イ・サンフン、中日時代の登録名はサムソン・リー）、金善宇（キム・ソヌ）を入団させた人物だ。同氏は2000年のシドニー五輪のころからチョン・デヒョンに注目していた。当時は慶煕大4年生だったが、米国との予選で先発登板し7イニングを無失点に、やはり米国と行われた準決勝戦では6と3分の1イニングを2失点に抑えた。正確なコントロールと変化球を武器に、米国の打者を翻弄（ほんろう）したのだ。チョン・デヒョンは、08年の北京五輪決勝戦で9回に抑え投手として登板、キューバの打者を併殺打に仕留め、韓国に金メダルをもたらした。
投手陣の補強が急がれるオリオールズにとって、チョン・デヒョンは魅力的だ。オリオールズは、ニューヨーク・ヤンキースやボストン・レッドソックスなどと同様、アメリカンリーグ東部地区に属しているが、1997年以降はポストシーズンに駒を進められていない。今年も69勝93敗で地区5チーム中最下位だった。オリオールズは救援投手として活躍した上原浩治を今夏、テキサス・レンジャーズに放出した。今年6勝5敗10セーブを記録した救援投手のジム・ジョンソンは先発に回すとの構想もある。したがって「韓国製サブマリン」チョン・デヒョンは中継ぎ投手、その中でも試合後半のワンポイントリリーフに起用される可能性が高い。
韓国が欧州連合（EU）、チリなど7カ国・地域と自由貿易協定（FTA）を結んだ後、これらの国・地域に対する自動車、石油化学製品などの輸出は大きく伸びた。
企画財政部（省に相当）によると、韓国とEUのFTAが発効した7月以降、100日間の対欧州輸出は、欧州財政危機の影響で前年同期比1.1％減少した。しかし、FTAの恩恵を受ける品目の輸出は17％増えた。例えば、自動車は110％、自動車部品は21％、石油製品は103％急増した。これら品目の輸出が全体の輸出減少をカバーした格好だ。
韓国が初めてFTAを結んだチリとの間では、2004年の発効以降、貿易量が年平均24.1％のペースで増えた。チリに対する輸出は、発効前の03年の5億2000万ドルから昨年は29億5000万ドルへと増えた。輸出の伸びは470％で、輸入の伸び（299％）を上回った。
この間、チリとの貿易収支は89億ドルの赤字となったが、これはチリから輸入する銅の価格が急騰したためだ。昨年のチリからの輸入（42億ドル）のうち、銅は68％に当たる29億ドルを占めた。
外交通商部のキム・ヨンムFTA政策局審議官は「国際的に銅価格が04年9月の1トン当たり3000ドルから今年9月時点の9000ドルへと3倍に上昇したにもかかわらず、チリに対する輸出増大で、貿易赤字はFTA発効当時の水準を維持している」と指摘した。
昨年1月のFTAの一種である包括的経済パートナーシップ協定（CEPA）が発効したインドとの貿易も大きく伸びた。船舶（147％）、ボイラー（357％）などの輸出にけん引される形で、昨年の対インド輸出は前年比42.7％増加し、輸入の伸び（37％）を上回った。
東南アジア諸国連合（ASEAN）はFTA発効による効果で、昨年時点で韓国の貿易相手先としては、中国に次ぐ2位に浮上した。
ペルーとは今年8月のFTA発効後、貿易収支が4500万ドルの赤字を記録した。韓国の工業製品の輸出が増えた一方で、鉱物資源など原材料の輸入が増えたためだ。
