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大和國一之宮・『大神神社』。
御祭神は、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)。
配祀として、大己貴神(おおなむちのかみ)、少彦名神(すくなひこなのかみ)。
大和東南に位置し、円錐形の「三輪山」を御神体とする。
「三輪山」といえば、たとえば…
「秀麗な弧を描く円錐形の山容に、彼らは大地にズッシリと腰を据えてトグロを巻く祖神を感じたので、大和の三輪山をはじめとして(中略)…全国に名のある円錐形の山々には必ずといってよいほど、蛇神話が伝承されている。」(「山の神」・吉野裕子)
…とあるように、蛇伝承で知られています。
古来、明神の巳さんが三輪山を七巻半している、という伝承もあるようですが、これなどもこの山容にトグロを巻く蛇を連想(?)していたということでしょう。
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こちらの宮司様は、「近江八幡・賀茂神社」の岡田宮司の後輩でもあられるということで、早速ご挨拶して神社について色々ご質問を…と思っておりましたが…あいにくご不在。
そこで、権禰宜の野上さんにより、拝殿奥の三つ鳥居ほかをご案内いただけました。
これもまた御縁、ありがとうございます。
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大神神社は酒造りの神でもあり、摂社として杜氏の始祖、高橋活日を祀る活日(いくひ)神社を祀っています。
拝殿に吊っている大きな杉玉「志るしの杉玉」。
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『狭井神社』。
大神神社の摂社であり、その御祭神の荒魂を祀る神社でもあります。
御祭神としては、大神荒魂神(おおみわのあらみたまのかみ)・大物主神(おおものぬしのかみ)・媛蹈鞴五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)・勢夜多々良姫命(せやたたらひめのみこと)・事代主神(ことしろぬしのかみ)。
病気を鎮める神としての信仰が厚く、ご神水の湧き出る薬井戸があります。
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そして、
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卑弥呼の墓とも伝えられる『箸墓古墳』。
孝霊天皇の皇女・倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)が埋葬された墓として、宮内庁が管理しています。
箸墓古墳が造られたのは、最近の学説では3世紀中頃から後半と見られており、その全長は280mの巨大前方後円墳です。
そこから、山辺の道を抜け…
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『檜原神社』。
大神神社摂社。
社殿はなく、三つ鳥居のみ。
三輪山の中にある磐座をご神体としています。
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そして、
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『穴師坐兵主神社』『大兵主神社』。
もともと上社下社に別れていたらしく、下社が穴師大兵主神社で現在地に鎮座。
上社が穴師坐兵主神社で巻向山中に鎮座していたようですが、、応仁の乱の頃に社殿を焼失。
御神体を下社に合祀し、同時に山中に同じく鎮座してた巻向坐若御魂神社も下社に合祀した…という経緯らしい…。
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御祭神
中央 兵主神
左殿 大兵主神
右殿 若御魂神
実際のところ経緯はどのようであったことか…
ちなみに、「穴師」というのは、「鉄穴(かんな)師」のことらしい。
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こちらの宮司さまには、ちょうど犬の散歩に出る直前に「御朱印を…」とお願いしたものの、快く引き受けていただけました。
ありがとうございました。
この神社の手前に、
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『相撲神社』。
あまりにもあっさり祀られているため、行きには見過ごしてしまいました。
御祭神は、野見宿禰(のみのすくね)・当麻蹴速(とうまのけはや)
知る人ぞ知る、相撲発祥の地とも伝わる神社です。
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土俵…なのだろうか…。
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さらに、
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『伊射奈岐神社』。
国生み神話の伊邪那岐命、そして菅原道真公も祀られています。
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そして、神社としてはこの日の最後になる…
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『大和(おおやまと)神社』。
御祭神として、日本大国魂大神(やまとおおくにたまのおおかみ)(中央)、 八千戈大神(やちほこのおおかみ)(向右)、御年大神(みとしのおおかみ)(向左)。
天照大御神と同列に扱われていたという、日本大国魂大神。
「大」を頭に冠しているだけに、その重要度が伺われる。
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このあと『開化天皇陵』を少しカスり…終了。
夜には、「旬彩ひより」さんで、素敵な野菜料理の数々を。
いや、美味しかったです。
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奈良の夜は早い…といいますが。
それは、やはり早合点。
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日本酒で二次会、「いにしへ長屋」さんへ。
奈良の酒造好適米、露葉風や秋津穂を使った、奈良県御所市の地酒「風の森」九種類ほか、ワイン、ビールといった醸造酒中心のバー。
とはいえ、置屋を改装した店内には座敷もあり、「おそうじ隊」七名の宴の場へと。。
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こちらにて、翌日の予定が変転することに。。
それもまた、御縁の為せるワザなのか…。
…ということで、この日はやすらかなる眠りへと…。