『地水火風空』

【TamuraTech Japan】のブログ

胸鎖乳突筋

2010-06-21 | 2009-2010年
「胸鎖乳突筋」という筋肉があります。
(位置や解剖学的作用などはこちら




リンク先に図がのっていますのでおわかりになるかと思いますが、「乳様突起」
いう頭蓋骨の一部と鎖骨・胸骨という体幹部を結んでいる筋肉です。

頭を前に倒したり、左右に廻したりする時に、筋肉運動としては
主な働きをしています。

この筋肉は、実は誰でもカンタンに触れることができます。
試しに鏡の前で、どちらでも良いので右か左を向いてみてください。
そうすると、首の前側で筋張った「胸鎖乳突筋」に触れることができます。




さて、この筋肉。
実は、「身体」へのアプローチにおいて、役割としてかなり広範囲に
影響を与える筋肉でも、あります。

「身体均整法」では、たとえば

○頭部の右回旋運動の制限は、心臓や胃の噴門部・小弯
○頭部の左回旋運動の制限は、肝臓や胃の幽門部・大弯

と関連するといいます。

これは、単に経験から観測される類推のみでなく、内臓諸器官と関わる「迷走神経」と
この「胸鎖乳突筋」は深く関係することからも、いえることです。

もちろん、個々人それぞれの身体傾向は違うので、ここでいう運動制限の「程度」や、
「その影響の深度」などは個々人それぞれで違いますが。



また、この筋肉がキリッと引き締まっている男性は酒に強く、太くダブッとした
印象を与える男性は、酒に弱いといわれます。
これなども、前述の内臓との関わりからいえば、キリッと締まっていれば
肝臓などの働きが良く、太くダブッとしていればそうとはいえないため…という
見方もできますね。。。

これはおおむね女性にも同様かとは思います。

ただ「身体均整法」では、女性とこの「胸鎖乳突筋」の関係については、
セクシャルな面での記述がほとんどなので、もし興味があるのでしたら、
直接来訪時にでも、お尋ねください




あ、ひとつだけ…



この筋肉が長く、弾力があり、キリッと張り出してキレイに見える女性は、

良妻賢母タイプ

だそうです


さてさて、、、
あてはまっていますでしょう、、か