たけのこの郷 

クワガタとカブトの話なんですが・・・

今更ですが。

2009-05-11 21:17:47 | フォルスターキヨタミイ 飼育中

昨日はとても暑かったですね。都心でも30℃を越えたらしいです

たぶん、我が家の地域(森林の中?)でもかなり高かったと思います。この地域は夏になるとカブトやノコギリ、コクワなど今でも捕れるんですが、スズメバチも出てくるのでそれが怖いですね。

ちなみに私は、この地域のコクワ(埼玉県産コクワ)で、なんとかBE-KUWAギネスを更新出来ないかと数年前から企んでいます。

そのギネスを狙う種親はこれです。

チャララ・チャッ・チャラ~

ただのコクワ~

Photo

Dorcus rectus rectus (本土コクワ) 産地;埼玉県のどっか

正に庶民のアイドル。子供の頃はこのコクワでも、捕れれば非常に嬉しかったのを覚えています。釣りの場合は「ヘラに始まり、ヘラに終わる」と言われる様に、クワガタは「コクワに始まり、コクワに終わる」と言われています。(誰に?) 

このコクワは、2004年の11月に裏に転がっていた倒木から得た幼虫の子孫になります。

この写真のコクワは52.5mm(羽化日;2007年5月)で、越冬させた後♀33mm(羽化日;2007年5月)と掛け合わせました。

今年、この子供達が羽化する予定ですが、ギネス越えはどうでしょう?幼虫時の体重は、この52.5mmの時より1.9g重い幼虫がいるので 、秘かに期待はしているんですが

もし、超えたらギネスに応募しますので、宜しくお願いします

っと、このままコクワだけで終わるとちょっと寂しいので、先日の蛹の羽化個体を紹介します。

チャララ・チャッ・チャラ~

キヨタミ~

Photo_2

Photo_3

Hexarhrius forsteri kiyotamii (フォルスターキヨタミ) 産地;ミャンマー サガイン

やっと♂が羽化しました。長かったです。

この子達は2007年の秋に○ジックフォレスト様でWILDを購入し、2007年12月に初令で回収していたんですが、2♀だけ昨年羽化していて、残りは全て今どきの羽化、蛹化です。

昨年2♀が羽化していても、♂が蛹になっていなかったので、種が確定できず困った状態でした。(♀がメルキオリティスの可能性がある為) これで晴れてキヨタミの累代が出来ます。

フタマタやキクロ、シカのWILDは、どうしても♀の見分けが難しいので、とある産地のWILDは羽化するまで全て抱えないと駄目ですね。(どうしても手放す時は、相手に理解してもらうか、違う種が羽化っても責任が取れる範囲内に留めるようにしましょう。虫業界の常識ですね

この♀違いは有名SHOPで購入しても、今でも起こりえる事(起こっている事)なので、WF1幼虫を販売する方とWF1幼虫を購入される方は、よく考えた上で行動した方が良いと思います。

ちょっと余計なお世話でしたが、ブリードは計画的に


昔を振り返る

2009-05-07 19:51:20 | 日本産クワガタ

ゴールデンウィークが終わってしまいましたね。私はず~っと虫の整理と溜まっていた菌糸ブロックの詰め替えと、ケース、瓶洗いに追われていました。

今まで、ケースが足りないと思っていて買い足そうか考えていたんですが、整理してみたら大分余っちゃいました。でも、レギウスを入れていたケースはガリガリに削られていて、ボロボロの使い物にならないから捨てちゃいましたが。こいつらは本当に危険と再認識しました。

整理していて、今年の「本気」の虫が越冬していたので紹介します。

チャララ・チャッ・チャラ~

スジブトヒラタ~

Photo 

Photo_2

Dorcus metacostatus (スジブトヒラタ) 産地;鹿児島県大島郡徳之島町

世界に誇れる日本のクワガタの代表格ですね この虫はナカナカ大きくならないといわれている虫で、未だに「コレが良い」と思う飼育の仕方が判明されていない為、非常に遣り甲斐があるクワガタです。

私も最初に飼育した時は最大が59mmで、次世代が65mm。そして昨年が67mmでした。年々、少しずつ大きくなっていますが、まだまだ70mmの壁には届きません。でも、昨年の幼虫は19gが2頭いたので結構期待してるんですが。(餌の水分量が多いだけかも)

ちなみに上の写真の♀も44mmと過去最大です。

あと、ひっそりと飼育しているのがコレです。

チャララ・チャッ・チャラ~

極太オオクワ~

Sakotv

S.ako-TV血統 購入元;Club Dorcus様

この虫はClub Dorcus様のHPから購入した虫の累代虫です。この写真(ベコベコですね)は昆虫フィールドの2008年オオクワ展覧会に使用した写真で、本では虫が垂直になるように修正されていました。編集の人たちの技術は凄いですね、私には出来ません。

この写真の虫は顎幅が5.7mm(私の測り方)で、これでも太いと思うんですが、今や顎幅6mmアップが巷に溢れている様なので、何とか私も6mmオーバーを目指して飼育しています。

あと、他にBLACK WING様から購入した「虎鉄丸血統」と「Super阿古谷G-1血統」がおります。虎鉄丸血統の子は2007年オオクワ展覧会に載ってますので、写真は割愛します。

以前は外国産を飼育しないで「オオクワ」「極太オオクワ」「スジブト」「地元産コクワ」をメインにしていた(オオクワだけで幼虫180頭)んですが、今は外国産ばっかりです。

オオクワ飼育で、個人的にはK○ファームの○Gと新○産菌床が最高でしたね(値段や内容と羽化サイズのバランス的に) 他社の微粒子タイプは幼虫のグラムは乗るけど、羽化サイズが重さのわりに「ガッカリ」が多かったので、今でもオオヒラタケのメインは○Bファームを使用しています。(上げといてから下げますが、手詰め物はお勧めしません。ご注意ください、)

*極太オオには○LACK WING様の「皇○」。これは「凄すぎ」です。♂は食べるから途中で変えないとダメですが、♀は1本で羽化まで可能かもしれない(8ヶ月そのまま)です。ココのブロックは自分で詰め替えると、手を怪我する恐れがある為、止めた方がいいかも。

っと、いろいろ餌の事を述べちゃいましたが、各自の環境、相性もあると思うので、あくまで参考程度に留めておいてください。

*タカクワイなどには○ッズさんのLA、フタマタ、シカにはVNマット(水分足さない)、時間を持て余している人には「海老名のてんちょ」がいいと思います。

ではでは。


余計混乱させる記事PART.2

2009-05-01 18:12:57 | インペラトールホソアカ

今日はMAY DAYですね。中国やベトナムなどの社会主義の国は休みです。よって、私の様に中国に生産を依頼している会社などは、今日は相手がいない為、暇な日になります。

なので、早い時間にblogを更新して、夜はどっかの虫屋に遊びに行こうっと

今日は以前予告した「モンギローニ♀とインペラトール♀の比較」をしたいと思います。

私はモンギローニは2006年から数血統飼育し、今までに我が家で羽化させた♀の数は30頭くらいになっていると思います。でも、インペラトールはモンギを飼育している関係上、毎年、3~4頭くらいしか残さない為、あまり多く♀を見ていません。ちなみに今年は3頭残し、3♂だった為♀不在です。

と、如何にも信用性を上げようとしたところで、実際単独で各♀を見ても、私程度では解んないんですけどね

とりあえず今回は比較的分かりやすい♀の標本(共にWF1個体)を使って比較したいと思います。(標本の纏足がなっていない等の苦情は、右から左へ受け流しますので宜しくお願いします

チャララ・チャッ・チャラ~

モンギ&インペラ~

Photo

左;Cyclommatus imperator monguilloni (モンギローニホソアカ) 産地;イリアンジャヤ

Mt.イラガ

右;Cyclommatus imperator imperator (インペラトールホソアカ) 産地;イリアンジャヤ ワメナ

向かって、左がモンギローニで右がインペラトールになります。

私の感覚では、シルエット的にモンギの方が「お尻が大きい」又は「頭部と胸部が細長い」(同じ意味か?)と、「前胸部分(肩?)の形状が違う」と思っています。

Photo_2

Photo_3

上がモンギローニで、下がインペラトールです。

このインペラは頭部が下がった標本の為、ちょっと解りづらいかな?

んで、頭部アップ。

Photo_4

Photo_5

上がモンギで、下がインペラです。

以前はモンギは「点刻が大きくのに艶がある」で、インペラは「点刻が細かくてのに艶が弱い」と思っていましたが、そうでも無さそうですね。

次は横画像。

Photo_6 

Photo_7

上がモンギで、下がインペラです。

この個体に関しては、足の間の突起にヒントがありそうですけど、どうでしょうか?

最後は頭部裏。

Photo_8

Photo_9

上がモンギで、下がインペラです。

私には全く分かりません。

今回も予想はしておりましたが、やっぱり意味が無かったかもしれません。

一応、モンギローニは標高2,200m以上に生息し、インペラトールは標高1,500~1,900m位に生息しているらしいので、基本的には混ざらないらしいです。

結局、羽化するまで大事に抱えるのが1番て事ですね

前回のシカや今回のホソアカで、♀を外見から判断するのはとても難しいので、今後、このような比較の企画は止めようと思います。(だって疲れるから

今回良かったのは、アップ写真を撮る練習が出来たことでしょうか

◆今回の記事も、あくまで私の手元にいる個体での比較なので、必ずしも「絶対」ではありません。その為、参考程度に留めて頂けると幸いです。