奇妙な夢

私が危篤状態に見た夢は、お約束通りの三途の川らしき河原
亡くなった義父に若くして逝った義兄、兄が「あきお　お前の来るところではない」

もう一つの場面に地域性を感じ、後に驚いた

山奥の神社で妻が枕辺に座り布団に横たわる私
倒れ搬送されたのは釣行先の秋田だが、私の住む鶴岡は出羽三山信仰の聖地なのだ

8050問題

全国的に結構ある8050問題、老いる親の年金をあてにして子が引きこもる
私らもそうだったが子の引きこもりを隠すと言うか進んでは話せなかった

在宅介護生活にはケアマネはじめ多くの介護サービスの目がある
私たちの子に対する問題の切り込みはケアマネだったケアマネからの連携で問題に対処してくれた

8050問題、、、
少なくとも在宅介護生活に関してはケア職の目も大きな役割を持つのだと思う

死ぬ間際

自分らしい死に方、尊厳のある死、看取り、、、色々と語られるが
私の危篤状態になった時の記憶は「強烈な睡魔」に寝落ち、だった

そのまま目覚めなければ永眠となっていちたのだろう
眠っていた間、奇妙な夢は見たが私は一週間ぐらいで目覚めたらしい

私の体験からすれば
死ぬ間際は、、、考える余地などはなく、ただひたすらに眠くなるだけでした

びっくり介護認定調査員

介護保険を利用して20年、定期的に数回の介護認定検査を受けたことがある

私と一通りの世間話を終えた後に
「ここがどこかわかりますか?」「今日は何月何日ですか?」

定型的質問なのだなと頭をかしげながらも答えてはいたものの、、、
次の質問に私は驚いた「深夜徘徊はありますか?」私はキレた

「俺、四肢麻痺だよねぇ，、、あなた%&#$△○×□、、、ぐぁぁぁ、、、」

生きる力

重度障害者である私の「社会的存在価値」
一命を取り止め在宅生活を始めてから現在に至るまで私の頭の片隅に常にあるテーマだ

療養中の人や高齢者の中にも同じような感じのことに心痛める人はいる
他人の役に立つとか自分の役目などは、その人の生きる力、生きがいにつながるものだ、と私は思う

重度障害者の受容

重度障害者にとって障害受容とは言うけれど
私は障害を受け入れてはいない、「障害を受け止め諦め」生きることなら出来る

重度障害者にはもう一つの受容がある

排泄や陰部洗浄なども他人の手を煩わせること
こればかりは20年経った今も情けなさと申し訳なさは消えない

望まなかった姿

病気になりたくてなる人はいない
高齢者になりたくてなる人はいない

障害者になりたくてなる人はいない
他人の世話になりたくてお世話になる人はいない

ケア職の人が最初に認識するべきは
患者や利用者は「自分では望まなかった姿」であると言うことだと思う