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2024年9月に読んだ本

2024-10-02 | Books
9月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:2746
ナイス数:43

言語学バーリ・トゥード Round 2: 言語版SASUKEに挑む言語学バーリ・トゥード Round 2: 言語版SASUKEに挑む感想
★★★★☆プロレス愛にあふれた言語学者の話の第2段。Round 1 ではその愛に圧倒されたが、Round 2 では少し慣れてきたかも。今回も意外なところから攻めてくる妄想的言語学の話が満載だ。
読了日:09月30日 著者:川添 愛
科学ライブラリー 210 科学者の卵たちに贈る言葉 江上不二夫が伝えたかったこと科学ライブラリー 210 科学者の卵たちに贈る言葉 江上不二夫が伝えたかったこと感想
著者の恩師が研究室の学生たちにかけた言葉の数々。現在の科学の最前線では出てこないような言葉がたくさん出てくる。いまの文部科学省の大学への対応とは正反対だが、やはりこっちが正道だ。
読了日:09月26日 著者:笠井献一
教養としての「世界史」の読み方教養としての「世界史」の読み方
読了日:09月24日 著者:本村 凌二
渡り鳥たちが語る科学夜話渡り鳥たちが語る科学夜話感想
★★★★☆自身の専門にとどまらない科学史のエピソードを題材としたエッセイは、夜話にふさわしい静かな語り口が心地よい。
読了日:09月22日 著者:全卓樹
透明な螺旋 (文春文庫 ひ 13-14)透明な螺旋 (文春文庫 ひ 13-14)感想
★★★★☆早々に読み終えた。親子についてだ。
読了日:09月18日 著者:東野 圭吾
望むのは望むのは感想
★★★★☆主人公は小春、15歳、高校1年生。となると青春を謳歌するか、持て余すか、悩むか、と思いながら読み始めると、出だしから「なんだこの話は」となる。登場人物?に動物が紛れ込んできて、それが人として物語が進む。しかし読んで行くうちに馴染んでくる。話は15歳の女子の1年間だが、はたしてこの小春もまさか動物だったりして。
読了日:09月17日 著者:古谷田 奈月
入門!論理学 (中公新書 1862)入門!論理学 (中公新書 1862)感想
★★★★☆『論理トレーニング』の続きで積読していたのをひっぱりだして読む。入門とあるが論理学という学問の入門書なので手強い。仕組みや概念を説明されてもすんなり頭に入ってこないところはどうしたらいいのだろう。
読了日:09月15日 著者:野矢 茂樹
風の男 白洲次郎 (新潮文庫)風の男 白洲次郎 (新潮文庫)感想
★★★★☆小田急線鶴川の武相荘には一度行った。確かに「葬式無用 戒名不要」の言葉が掲げられていた。明治生まれで中学卒業後に時代にイギリスに留学することができたという恵まれた家庭に育ったということに加え、本人の資質がノブレス・オブリージュを体現できる人物であったことが分かる。しかし戦前戦後の時期に彼がいたことでどれだけ日本が救われたのかを知ることができた。
読了日:09月14日 著者:青柳 恵介
対談集-六人の橋本治 (中公文庫 は 31-42)対談集-六人の橋本治 (中公文庫 は 31-42)感想
★★★★☆高橋源一郎が冒頭に述べているが、内田樹の論旨の展開は橋本治だということは自分も思っていたことだ。広告批評」の時評を思わず頷きながら読んでいたことを思い出す。対談としてはどれも面白く、しかし時評以外は読んでいないので、少しずつ読んでいきたいと思わせる話だった。
読了日:09月11日 著者:橋本 治
論理トレーニング101題論理トレーニング101題感想
★★★★☆説明はわかるが、いざ問題を解くとなると考えさせられる。自分の解答が全く的外れだったりすると、理解できてるのか怪しくなってしまう。しかし、新聞記事や評論を読むときに意識する気づきを与えてくれたことで、これからもトレーニングを続けられるだろう。
読了日:09月07日 著者:野矢 茂樹
世界の適切な保存世界の適切な保存感想
★★★★☆とまどいながら書いているなぁという気持ちで読む。東日本大震災の経験やその後のボランティア、小学校での対話、現在も続いているイスラエルによるガザの虐殺。自身の経験、他者の経験、それをどう受けとめればよいのか。書くことにより保存されることを願い、それを読むことにより、新たに保存されることを願っているように。
読了日:09月05日 著者:永井 玲衣

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