『女殺油地獄』大詰「豊島屋」の場で、掛け取りからいったん戻った七左衛門が女房お吉の進める酒を飲むくだりで、
「肴も盃もいらぬ “なかがさ”添えて持っておじゃ」
という台詞がございますが、この“なかがさ”の意味がよくわからなかったので調べてみました。
なかがさ、は<中蓋>という字をあてるそうで、「中椀の蓋」という意味と、「中くらいの大きさの盃」という意味があるそうですね。
七左衛門の台詞の場合では、肴も盃もいらぬ、といっていますから、この場合は、お椀の蓋のことを指しているのでしょう。
お猪口でちびちび飲む時間はないから、グイッとやってしまおうと思ったのでしょうかね。お椀の蓋で酒を飲むということ、昔はよくあったのかな?
小道具でも、ちゃんとお椀の蓋になっています。
お酒が入っている器も、なかなか面白いですね。
「肴も盃もいらぬ “なかがさ”添えて持っておじゃ」
という台詞がございますが、この“なかがさ”の意味がよくわからなかったので調べてみました。
なかがさ、は<中蓋>という字をあてるそうで、「中椀の蓋」という意味と、「中くらいの大きさの盃」という意味があるそうですね。
七左衛門の台詞の場合では、肴も盃もいらぬ、といっていますから、この場合は、お椀の蓋のことを指しているのでしょう。
お猪口でちびちび飲む時間はないから、グイッとやってしまおうと思ったのでしょうかね。お椀の蓋で酒を飲むということ、昔はよくあったのかな?
小道具でも、ちゃんとお椀の蓋になっています。
お酒が入っている器も、なかなか面白いですね。