梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

梅之旅日記西の巻・14

2008年09月14日 | 芝居
小倉の【北九州芸術劇場】での2回公演でした。
今回は私ども名題下の楽屋が舞台より1階下。でもどう考えても2階分は離れてる…。40段の階段の昇り降りが大変! 扮装した状態ですと、1段抜かしもできませんしね。ちょいと疲れました。

昨晩から小倉に入ったのですが、チェックイン後久しぶりに先輩方と街へ繰り出し夕食をとったおり、近くの<旦過(たんが)市場>にイロイロおもしろい食材、名物料理があるという情報を仕入れ、ではということで今朝楽屋入りの前に数名で見学にいったのですが、あいにく今日は日曜日。休業のお店ばかりで寂しい思い。<イワシの糠味噌炊き>は買えましたが、初めて耳にする<鶏カツ丼>なるものは味わえず。う~ん、どんなものなのだろう?

終演後は、やはり前夜教えてもらった中華料理の<耕治>で夕食。ラストオーダー直前にギリギリ入店。4人で1品ずつ頼んで分け合って。チャンポン麺、ビーフン炒め、五目焼きそばに豆腐とナスのブラックビーンズソース炒め。さすが地元の人がオススメしてくれただけあってどれも美味しい! 私がこの世で一番大好きな料理は五目あんかけ焼きそば(柔らかい麺ね)なのですが、ここのは甘酢が使われているのでしょうか、独特の風味が新鮮で、麺のモッチリ感もよく、また食べたくなる味でした。
…今月は少々疲れ気味なせいか、ホテル近くのコンビニで食事をすましてしまうことばかりなのですが、やっぱりみんなと喋りながら呑みながら頂くその土地ならではの食事はいいもんですね。

明日夜は広島入り。ベタながら、広島焼きをみんなで食べに行く計画をたてております。