梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

風待月稽古場便り・終

2007年06月01日 | 芝居
『妹背山婦女庭訓』と『侠客春雨傘』の<初日通り舞台稽古>。
『妹背山』は、昨日1度目の舞台稽古で段取りはついていますから、ごくごく順調に進みました。個々の仕事もこなれてきましたので、明日の初日には、さらにいい具合で勤めることができそうです。…<2回舞台稽古>は、普段の公演ではあまりないことですが、こうしてみますとけっこう有難い稽古の仕方だなと思いました。やっぱり実際の舞台で動いてみませんと、わからないことばかりでございますからね。演技にしても裏の用事にしても、まずはその<場>に慣れないことには始まりませんよ…。

『春雨傘』。いよいよ明日初お目見えの齋さん、衣裳も鬘もつけてますます可愛らしい! 大勢のお客様に、どのように御披露なされるかは、観てのお楽しみで~す。

夕方に稽古を終え、国立劇場に行き勉強会の事務作業。夕食は番町の蕎麦屋<丸屋>で。ご好意でポスター、チラシを置かせて頂けることになりました! 今月の13日が電話とネットで、14日が国立劇場窓口でチケット販売開始となります。良い席はお早めに! 例年ですと、平日公演が比較的お求めやすくなっております。…さあ、私自身も友人知人親戚身内に案内を出さなくちゃ! とにかくお一人でも多くの方に、「稚魚の会 歌舞伎会 合同公演」を楽しんで頂きたい! 出演者一同、一生懸命稽古し、そして宣伝活動を繰り広げております!!