タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

心したい言葉

2020年04月27日 | 日々雑感
突然ですが、学校で習ったことのある「徒然草」です。
タカ長の記憶に残っているのは唯一、百九段だけです。

高名の木のぼりといひしをのこ、人をおきてて、高き木にのぼせて梢を切らせしに、いと危うく見えしほどは言う事もなくて、降りるる時に、軒長ばかりになりて、「あやまちするな。心して降りよ」と言葉をかけ侍りしを、「かばかりになりては、飛び降りるとも降りなん。如何にかくいふぞ」と申し侍りしかば、「その事に候。目くるめき、枝あやふきほどは、おのれが恐れ侍れば申さず。あやまちは、安き所になりて、必ず仕る事に候」といふ。

学校で習った「徒然草」はこの段だけではないはずです。他の段も習ったはずですが、記憶に残っているのはこの段だけです。

もちろん、一字一句記憶しているわけではありません。でも、そのストーリーと、兼好が言わんとしたことはハッキリと記憶しています。

しかし、、、、

    

タカ長たちの山歩きでも、足場の悪い、いわゆる「難所」ではトラブルを起こしていません。何件か経験したトラブルはすべて「安き所」です。

この傾向はタカ長たちだけではありません。高齢登山者の事故が問題になっていますが、そこでも「安き所」で多くの事故が起きています。

    

ヤマルリソウがたくさん咲いている道を下りてきたことがあります。
山を下りた安堵感、そしてきれいな花。花に目を奪われていては足もとが、、、、、。

この「安き所」が問題ですね。

    

登山は家に帰るまでが登山、どこかの添乗員が、ツアー旅行の時に言っていることと同じことですが、、、、、、

あやまちは、安き所になりて、必ず仕る事に候

心したい言葉です。


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