タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

頭では分かるけど

2020年05月21日 | 日々雑感
昨日の記事ですが、お山から宮島の朱の大鳥居を見ることは出来ます。しかし、いま朱の大鳥居は工事中で、カバーがかけられていることを忘れていました。だから、見難かったのですが、いずれにしても昨日は風景写真を撮るのには不適な光線状態でした。

さて、今日は少し重い話題です。

ご存知のように新型コロナウイルスの緊急事態宣言は解除され、経済活動などが再開する方向に流れています。

私たちの町内会活動は6月下旬までの行事は休止されたままで、8月の盆踊り大会も中止が決まっています。タカカノたちが熱心に取り組んでいるボランティア活動も中止になったままです。

    

最近の流れにそって、ボランティア活動などの再開に際して、新型コロナウイルス感染症への対応指針がタカカノのところにも送られてきました。

その指針の一部です。
〇 参加時に体温の測定ならびに症状の有無を確認
〇 参加者の手が触れる場所をアルコールで拭き取ることを定期的に行う
                     などなど

要するに、レストランなどが営業再開に向けて対応されていることが報道されますが、それと同じようなことを求められているのです。

    

何度も何度も報道されていることですから、頭では分かるのです。コロナウイルスの前では経済活動もボランティア活動も同じなのです。コロナウイルスはボランティア活動だと言って容赦してくれません。

でも、現実問題として考えたとき、そのような対応が私たち高齢者に出来るのでしょうか?
そして、そこまでしてボランティア活動をしなければならないのでしょうか?

私たちは「ボランティアするもされるも高齢者」なのです。

その文書を見てタカカノの腰が引けてきました。日々ドジばかりしていることを自任しているタカカノは、そのような重い責任が持てないことが分かっているのです。

    

具体例のひとつです。

百歳体操は人気のイベントでした。参加者は60名を超えて、集会所は過密状態でした。もし、このイベントを三密を避けながら継続するとしたら、参加者は半分、いや1/4の15名くらいにしないといけません。そうすると参加者を抽選で決めるの?

希望者に参加してもらうためには同じことを4回やるの?

4回やるとしても、そのお手伝いが出来る人が4倍いるわけではありません。同じ人が4回も世話をすることは時間的にも体力的にも高齢者には不可能です。

紹介した画像は2017年の撮影です。今はこの1.5倍くらいの人が集まり、間違いなく過密状態になっていました。

このようなイベントを止めてしまうと、高齢者の健康づくりや地域住民の交流に貢献してきたイベントが無くなります。

    

その他私たちの活動には軽食を共にしたり、ティタイムを楽しむことは普通にあります。

緊急事態宣言が解除され、それらの活動が再開されても、感染症予防の対策として、高度なこと(?)を要求されても対応できないのではないかと危惧するのです。

そうすると、私たちのような高齢者の多い団地は、多くの住民に支持されてきた町内会活動も止めざるを得なくなるのでしょうか?

タカ長が心配することではないのかも分かりませんが、いま私たちは重くて大きな課題を突きつけられているように思っているのです。

タカ長は地域住民の一人として、これまで先輩たちが築いてきた、私たちの団地の良き伝統を絶やしたくないだけですが、そこに重い課題がつきつけられ、頭が混乱している状態です。



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