タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

もうひとつの時間

2020年06月25日 | 山歩きから
雨になりました。ゆっくり読書、としたいのですが、このような日は何となく気が重くなります。

今日も星野道夫の本からです。画像へネットで探した無料画像です。

僕たちが毎日を生きている同じ瞬間、もうひとつの時間が、確実に、ゆったりと流れている。日々の暮らしの中で、心の片隅にそのことを意識できるかどうか、それは、天と地の差ほど大きい。(星野道夫)


     

星野道夫とアラスカを旅し、目の前でザトウクジラが、突然空に飛び立つようなダイナミックな風景をたくさん見て帰国した女性の感想。

何が良かったかって?
それはね、私が東京であわただしく働いている時、その同じ瞬間、もしかするとアラスカの海でクジラが飛び上がっているかもしれない、それを知ったこと、、、、、、

この女性もアラスカを旅して人生観が変わったのかも分かりません。

    

雨が降っていますが、今この瞬間、世界のどこかの満天の星の下で、感動の涙を流している人がいるかも知れません。その星空の下で永遠の愛を誓っているペアーがいるかも分かりません。

    

タカ長にはタカ長の時間があります。友だちには友だちの時間があります。

アメリカの人にはアメリカの人の時間がり、アフリカの大地を生きる人には彼らの時間があります。

そのように考えると心が大きくなるような気がします。

日々の暮らしの中で、心の片隅でそのようなことを意識出来るかできないか、そこには星野道夫の言うように、「天と地の差」があるような気がします。

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