タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

長崎の旅から~4

2015年06月26日 | 旅行のことなど
母のこころ

          

いきなりこのような写真を出すと何のことだか分かりませんが、、、、、、

6月20日の午後クロちゃんに案内されれ今村水産を訪ねました。今村、、、、といってもお分かりにならないかもわかりませんが、、、、、

広島東洋カープのファンの人ならお分かりですね。そう、長崎県出身の今村投手の実家なのです。

    

    

ここではいりこなどをつくられています。これはいりこの選別をされているところです。

そのいりこを土産として求めるために行ったのですが、、、、、、

工場の中で上の写真を撮らせてもらっていると、仲間たちが今村投手の祖父と話をしているのが目につき、、、、、

          

タカ長も一緒に写真を撮らせていただきました。身長160cmのタカ長とならんでもこの程度ですから、小さなおじいちゃんといえそうですね。

このときタカ長は「もうチョッとがんばって欲しいですね、、、、」と他意もなく言ったのですが、おじいちゃんは笑顔で受けておられました。

    

そのあと工場で働いておられたお祖母ちゃんにも出てもらい皆で記念撮影をしました。

この写真の右端が今村投手のお祖母ちゃんで、右から5人目がお祖父ちゃんです。お二人の表情の違いにも注目してください。

後から知ったことですが、今村投手が調子を落として二軍に落ちているので、お祖母ちゃんはそのことを気に病んでかすっかるふさぎこんでいるとの事でした。

このように人前に出ることも久しぶりだったということです。

今村投手のお母さんは背の高い人で工場の隅で別の仕事をされていたようですが、私たちの前には姿を見せられませんでした。わが子がいまの状態では人前に立つ気になれなかったようです。

そのことを気にかけて、その日の夕方そこの従業員の人を通じて、お詫びと感謝の気持ちを伝えてこられました。

何の屈託もなさそうな笑顔で対応して下さったお祖父ちゃん。ふさぎこんだ気持ちに鞭を打って一緒に写真に納まってくださったお祖母ちゃん。それを遠くで見ながら私たちの前に姿を見せることの出来なかったお母さん。

それぞれの人がそれぞれの思いで広島から来た私たちを出迎えて下さったようです。

お三方それぞれが感謝の気持ちを持って迎えてくださったのですが、その対応には差が出てくるのですね。

    

私たちが野球を見るとき○○選手が調子を落として二軍に落ちたとか、その逆に二軍からあがってすぐに活躍したとか、そのようなことを自然に受け止めていますが、、、、、、、

それぞれの選手にはそれぞれの家族がおり、そのうらにはさまざまなドラマがあるのですね。

プロの世界で生きる厳しさと、それを取りまく家族たちの複雑な心に触れたひとときでした。

今村水産の前から見る冷水岳ですが、あの人たちは日々どのような気持ちでこの山を見ておられるのでしょうか?

今村投手が調子を上げ、かつてのように活躍し、家族の人たちがルンルン気分で冷水岳を見る日が近いことを願ってやみません。

3枚目と5枚目の写真は仲間が撮影したものです。

    

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4 コメント

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おはようございます (imaipo)
2015-06-27 07:37:09
確かにプロの世界は厳しいですね
隣の市に日ハムの合宿所がありますが
2軍選手は毎日ここで練習や試合の遠征に出てるようです
何時かは上にと想い練習してると思います。
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おはようございます (ヒューマン)
2015-06-27 09:35:17
素敵なお話ですね。
こうしてプロ野球選手の家族の話がでることはほとんどないですね。
1軍で活躍できるのは一握りなのですね
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Imaipoさんへ (タカ長)
2015-06-28 07:12:28
野球にしろサッカーにしろそのふもとを支えている多くの選手の数を考えると、プロになるだけで大変なことで、その中で生き残らないといけないのですから厳しいですね。
今回の旅では思わぬかたちで選手を支えるご家族の思いに触れることが出来ていろいろ考えさせられました。

なでしこジャパンが勝ちました。頂点を目指してがんばって欲しいですね。
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ヒューマンさんへ (タカ長)
2015-06-28 07:16:49
おっしゃるように一群で活躍できる選手は一握りの、エリート中のエリートなのですね。
私たちファンはいろいろ勝手なことをいいますが、ご家族の心境など考えたことがありません。
考えてみればそれぞれの選手に家族があり、その家族にはそれぞれの思いがあるのですね。
今回今村水産を訪ね、いりこを買ってきたものとしてはいままで以上に今村投手の復活を願っています。
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