タカ長が若いころはストックと使う習慣はありませんでした。タカ長だけでなく登山界そのものにそのような習慣はなかったようです。
いつの頃からかストックを使い始めてみると、確かにこれは大変役に立つ道具であることが分かりました。歳をかさね、足腰が弱ってくるとなおさらのことです。
しかし、一日山を歩いて、たとえば1万歩歩いたとしても、その1万歩すべてにおいてストックが必要なわけではありません。上の写真のような道ではストックは不要ですね。
不要なところでストックを使うと一利ナシ、所によっては自然破壊になります。
そうです、ストックは間違いなく優れものですが、使い方には注意が必要なのです。そこでこれです。
わがグループの美女紹介ではありませんよ。背後にさしているストックに注目してほしいのです。
この方法は角谷道弘(日本プロガイド協会会長)さんの本「ステップアップ山登り」で教えられたのですが、本を読んだだけではイマイチ理解できないでいたのです。このような方法では簡単に落ちてしまうような気もしていました。ところが、、、、
先日NHKの「日本百名山」でガイドの人が実際にされているのを見て簡単に理解できました。文字より画像と言うことでしょうか。
ストックを短くたたみ先端を持ち、次にザックの背負い紐にすきまをつくり、そこにグリップ側からさしこむ
ストックの先端を持っていた手を頭の後ろにまわすとストックは背中とザックの間に固定される
と言うようなことが角谷さんの本に書かれています。
実際にやってみると簡単に出来ることがわかりました。まだなれないので簡単にできるときもあったり、チョッとだけ苦労することもありますが、これはなれの問題ですね。
この方法だと、たとえば山を歩いて岩場が出てきたときなど、この方法でザックを背負ったままストックをおさめ、両手をあけて三点確保で通過することが出来ます。
ストックが必要になれば歩きながら取り出すことも出来ます。
この方法はプロ中のプロに指南された、目からうろこのテクニックです。まだご存知ないかたはお試しあれ。絶対に損はしませんよ。
上の写真はいろいろな方法を試してみたいため角谷さんの説明とは逆にグリップ側がうえになっています。
実際にやってみると角谷さんの説明どおりグリップが下になっても落ちることはありませんでした。1時間歩いても落下の心配がなかったことを記しておきます。
ピッケルを使用しないときはどうしていたか記憶にありません。
言われてみればそのようなことをしていたような、、、、、、、、、?
いずれにしても半世紀も前のことですから、記憶が定かでないのは仕方ないですね。忘れっぽい私ですから、、、、、、。
注意してみてもらうとストックの先の部分もかたちが違っています。
歩く方法を講習してますが写真の容易な登山道で
使うストックとは違うようです。