タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

夏の終わりに

2016年08月16日 | 山歩きから
盆休みも終わりになりましたが、朝の蒸し暑さは相変わらず、、、、

盆になると朝夕だけは涼しくなる、というタカ長がイメージした天気にはならないようです。

    

盆が終わってから9月へ、、、、

晩夏といえるこの時期の山歩きは嫌いではありませんでした。といっても昔の話です。

適当な写真はないのですが、この時期の山歩きの記憶はいろいろあります。

太陽がガンガン輝いている高原歩き、、

期待していた風も吹かない渓谷沿いの山歩き、、、、

しかし、午後の太陽が傾き始めるころ、どこかからひやりとする風が吹いてきて、、、、ほっと一息。

昼間の太陽が輝いているほどその風の涼しさが救いで、、、、

休憩をしながら、午後の太陽の輝きの中に、それまでとは違ったものを感じていました。

それは猛威をふるった太陽が見せる別の顔。



「冬将軍」という言葉はあっても「夏将軍」という言葉は聞きませんが、、、、

その太陽のちょっとした変化に、強大な権力を誇示していた権力者の、凋落の予感を感じさせるようで、、、

その、、、ある種の寂しさが好きでした。

しかし、そのさみしさを感じるためには、最後の輝きを見せる太陽のもとを歩かないといけないので、、、、

歳をとった今はそのような山歩きはしていないので、、、

あの晩夏の寂しさを感じることがなくなっています。

でも、あの風が吹き始めると夏も終わり、、、、、



わが裏山にハチクマが渡ってくることになります。

盆を過ぎても暑い日々に辟易としながら、、、

間もなく始まるタカの渡りを楽しみにしているタカ長です。