タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

山の歩き方

2011年06月22日 | 山歩きから
手前味噌になって恐縮ですが、、、、

 私たちの仲間がY社のツアー登山に参加し、伯耆大山に登ってきました。

 そのツアーに参加することを知らされたときひとつだけアドバイスをしました。

 現地ガイド同行だから安心、と募集用のパンフレットにはうたってあるけど、、、、(と言うのは蛇足ですが、、、、)

 「たいしたガイドがつくわけではないから、そのガイドのペースに乗らないよう最初はゆっくりびりを歩くのですよ」と言うのがアドバイスです。

 彼らはその通り最初はゆっくりと歩き始めましたが、、、、、と言っても全体のペースが速くて結構疲れたようです。

         

 いまの世の中、健康のために山歩きを志向する人はたくさん居ます。しかし、その人たちを指導できる人はほんの一握り、登山する人の数に比べたらほとんどゼロに等しいくらいだとタカ長は感じています。

 そのためとかく問題のあるツアー登山に希望者が殺到するのです。そのことに異議を唱えるわけではありませんが、、、、

 そのとき登山ツアーをリードする登山ガイドと言う人は玉石混合、、、、タカ長に言わせれば「玉」は本当に少なくてほとんどが「石」だと思っています。しかし、登山を知らない参加者は「ガイドさま様」の状態ですから、、、、そしてガイドはあくまでガイドであってインストラクターではないので歩き方など教えてはくれないはずです。

 そのためツアー登山に参加して、ガイドの言うとおりに歩いたら、、、、、登山が終わったときは足はパンパン、と言うことになるのです。

 今回参加した私たちのメンバーも相当疲れたようです。一緒に参加していた人は登山後風呂に入っても手すりをつかまないと歩けないような人も居たとか、、、、。

 タカ長に言わせたら自分のメンバーにそのような思いをさせるのはダメなガイド、「石」のガイドなのです。

         

 登山暦50年を超えるタカ長に言わせると、一緒に歩いた人をそのような状態にさせるのはガイドとしての能力がないから、と言うことになるのです。

 優秀なガイドとはどのようなガイドかと言うと、、、、

 参加者の人がこんなにゆっくり歩いて良いのですか、と言われるようなペースで歩き、最後にキチンと帳尻を合わせる人なのです。

 タカ長はツアー登山に参加した経験はほとんどありません。山を歩いているときに外から見ているだけです。だから責任あることは言えませんが、タカ長のみたところ上記の条件ひとつだけクリアできるガイドは非常に少ないと感じています。

         

 山を歩きたい人が多くてその受け皿となる団体や指導者が少ない以上、それに代わるものとしてツアー登山が存在することはいたし方ありません。ツアー登山をタカ長たちがむかしから取り組んできた登山と同一視されることには抵抗がありますが、しかし、ツアー登山の存在そのものは容認せざるを得ませんし、またそのようなツアーを出している会社の営業を邪魔する気持ちもありません。

 あれこれ言っても仕方ないので、ツアー登山に参加する人はその状況を把握して参加すべきだと思っています。しかし、登山そのものを知らない参加者にそのようなことを求めることは不可能だとも思っています。

         

 登りは体力、下りは技術だと言われます。その技術をツアー登山で会得することなど不可能だと思います。そのような基本的なことは経験ある人から指導を受ける以外に会得する方法はないはずです。

 自分で言うのはおかしいのですが、、、、、

     上記のようなことを考えたときタカ長は登山ガイドとしては優秀なガイドだと自認しています。

      (この場合のガイドと言うのは「健康のために山を歩いている人を案内するガイド」と言う意味で、冬山など厳しい山に案内するガイドではありません)

     自認しているだけで誰からもほめられることはほとんどありませんが、、、、と言うことは単なるうぬぼれかも分かりませんね。

     タカ長の知らないところで私たちのメンバーもつらい思いをしているかも分かりません。知らないのはタカ長だけ、かも分かりませんが、、、、。

 タカ長は私たちの仲間をガイドしてガイド料を頂いて、、、、それで生計を立てているわけではないので、仲間内の評判など気にかけたことはありませんが、、、

 私たちのグループの山歩きが800回を超えましたが、この間にタカ長の判断ミスで仲間をバテさせたり、危険な目にあわせたり、、、

 下山時間が大幅に遅れて人さまに迷惑をかけることになった、と言うような状況に追い込んだこともありません。

 だからと言って「やれ歩け、それ急げ」などと言うようなことは皆無で、私たちはいつでもどこでものんびり歩いています。それなのに最後にはキチンと帳尻を合わせているのです。

 だからタカ長は上に書いた優秀な登山ガイドの条件をクリアしているのだ、と勝手に自認しているのです。

 最初の伯耆大山の例で言えば、彼らは夏山登山道を3時間くらいで登ったようです。タカ長がガイドしても大体そのようなものです。仮に若干時間が延びても、その時間は下山してからの入浴時間、休憩時間あるいは車で帰るときのトイレ休憩の時間などで十分吸収できるのです。結果としては帳尻を合わせる、山ではのんびりと鳥の声など楽しみながら歩く、タカ長たちのグループはそれが出来ているので、楽しく事故なく山を楽しむことができているのです。

 手前味噌なことを書くのが今日のテーマではありません。ツアー登山の利用法や山を楽に安全に歩くことをテーマにしたかっただけですが、どうもこのブログにはこのようなテーマは似合わないような気がして、、、、中途半端なものになったようです。

 私たちのグループで山を歩くようになって血液検査の結果が好転した人が多く居ます。山をゆっくりと歩くことは間違いなく健康のために良いようです。

 そのために山歩きをお勧めしますが、、、、そのときは指導者を選んでください。下手な人を選んで、最初にきつい思いをすると二度と山に行く気になれなくなります。

 タカ長をご存知の人は、、、、一声かけて頂いたら出来るだけのことはさせて頂きますよ。

                   

 今日の写真はすべて昨日の冠山登山のときに撮影したものです。

 コンデジの使い方になれていないのでこのような花はうまく撮ることができません。

 このコケイランなど良く撮れたほうです。P90の修理見積もりはまだ出ていませんが、、、、、さてどのような数字が出てくるか、気になるところです。