タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~5月19日

2008年05月19日 | タカの渡り観察
秋までの 暫しの別れ タカ長さん  (ハチクマより)

 このブログのファンの鳥友から一句いただきました。暫しの別れ、だそうですがタカ長とトビ吉おじさんは未練がましく、今週中は通い続けます。タカ長は正常ですが、トビ吉おじさんは完全なタカ中毒ですから今月一杯、ひょっとしたら6月に入っても観察地をうろつくかも分かりません。だって観察地では居つきのハチクマやサシバの姿を見ることが出来ますから、、、、、

5月19日   曇りのち雨

 観察者  トビ吉 タカ長 キョージュ
 観察時間  8:00-12:00

   ハチクマ      5

 観察地の三バカが揃いました。今日は渡らないと思っていても雨の降らない空を見ていると、ドンドン渡っているような気がして落ち着かない。それを我慢して家にいると精神衛生上良くないので観察に出かける。これがバカの生態です。

 朝の弱雨もようの中を渡っていきました。雨の日は渡らない、天気の悪い日は渡らない、と言うのは観察する人間の思い込みに過ぎません。ある条件が揃えば雨の中でも霧の中でもハチクマは渡ります。タカ長は私たち人間でも気味悪いような真っ黒な雲に向かって飛び込んでいく大きな群れを見たこともあります。

 渡りをする「ある条件」が私たちには分からないのですが、人間の狭い目線でその条件を想像しても正解は得られないでしょう。私たちは日本でハチクマを見ていますが、そのハチクマは常夏の国から、まだ寒さの残る中国大陸、韓半島を経由して日本に帰っているのです。日本で私たちが体験する条件だけを思い浮かべただけでは正解にたどり着けないのではないのでしょうか?

 今シーズンも正解が見つからないまま終わりそうです。タカの渡りは分からないから面白いのです。