北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

車中泊の旅・・・・當麻寺

2017-05-01 18:26:31 | 旅行

高野山から住み慣れた俗界へ戻った私は、紀伊半島とはこれでサヨナラだと思っていたのだが、予定表を見て思い出した。當麻寺へ寄らねばならない。


近つ飛鳥(難波宮に近い飛鳥)にある當麻寺は、二上山の麓にある飛鳥時代創建の古寺だ。

その近くには相撲の元祖と云われる、當麻蹴速(たいまのけはや)を記念して建てられた「すもう館けはや座」があったのだが閉館間際でチラ見しかできなかった。







チラホラと参拝者がいる當麻寺境内を通り本堂へ行くと「内部を御覧になりますか?」と訊かれたので500円を払ったのだが、これが間違いだった。



そのまま薄暗い本堂へ案内され、テープを回すと受付の若いお坊様は外へ出てしまった。

だから怖い顔をした仏像や曼荼羅の前で孤独な時間に耐え、テープの音が終わるのを待った。

やっと終わり明るい外で待機していたお坊様に挨拶して帰ろうとすると、「次はこちらへ」と云われ、講堂に導かれて また薄暗い中に置き去りにされて延々とテープを聞かされた。

もうこれで終わりだろうと外へ出ると、さらに金堂へ連れて行かれた。

金堂内部に並んでいる仏像は、あの始皇帝陵に沢山並んで発掘された兵馬俑にも似た中国風の顔立ちだが、塗りが禿げて怖さも際立っている。

だから仏像はチラ見しただけで一番陽の光が入る入口の内側で、外にいる坊さんとは板一枚隔てて背中合わせでジッと時の過ぎるのを待ち、テープが終わった瞬間 ノホホンと陽の光を浴びていた坊さんの前へピョンと飛び出したら、ひっくり返りそうな顔して驚いていた(笑)

どうやら、あまり修行が出来ていないようだ。



御朱印を頂き、展示物が なかなか面白いらしい「近つ飛鳥博物館」へ行ったら定休日。

日暮れも近いので「道の駅 ふたかみパーク當麻」まで戻って車中泊し翌日もう一度訪れることにした。

トイレから適当に遠い場所に車を停め、寝る準備をしていたら何とすぐ横に墓地があることに気が付いた。

だから、墓地から一番遠い所に車を移動し、墓のことは一切考えないことにして 修行の出来ていない私は固く目を閉じた。


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