前回、熊が出るかもと怯えながら水芭蕉を見に行った達古武湖の遊歩道。
天気が良いのでルンバを誘ったら珍しく付いてくると云う。
熊にとっては私よりも旨そうな餌を引き連れて一週間前に辿ったオートキャンプ場への道。
キャンプしている人が増えて少し賑やかなので、以前より恐怖感は無い。
ルンバは先頭になって遊歩道を歩き始めた。
チラホラと散策する人に出会うので寂しさは無い。

しかし、何とこの一週間で大部分の水芭蕉は萎れていた。
花弁に包まれてニョキッと元気に突き出ていた真ん中のアレも寂しそうだ。
代わりに元気に育っているのがワラビだかゼンマイだか知らないが、とにかくクルクル巻いている山菜や、他にも食べられそうな草。
そして沢山のヤチボウズ。

整備された木道の上は歩きやすいが、木道が消えると枯れ葉が遊歩道を覆い、歩きにくい。
そして見えてきた最後の階段。これが難物だ。

上がり始めた私の後を、少し膝の悪いルンバも頑張って付いてくる。
20段上がっては小休止を繰り返す。
「この階段を駆け上がる人がいるんだよ」と教えたら「化け物だねぇ」と云う。
「普通人」の爺婆は必死の必死で頂上の展望台到着。
見えるのは達古武湖。

そして蛇行する釧路川。

冷たい風に吹かれて観光列車ノロッコ号が来るのを待ったが・・・・・来ない。
調べてみたら、今日は運行しない日なんだって。
「また来れば良い」とルンバは云うけれど「もう来ない、これが最後」と密かに思う。
往路は写真を撮りながら50分。帰りはサッサと歩いて40分の片道3.3キロ。
起伏のある道は、やっぱりシンドイし問題は「う●●」できる場所が無いことだ。
自然を汚してはいけないと頑張る私。
「う●●させてあげるよ」と云われたことのある遠矢のマイフレさん宅をチラ見して車を通過させ我が家へ急いだ。