TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

スピーカーBOXの自作

2010年05月02日 | オーディオ・パソコン
今年の1月に、何を思い立ったか自作スピーカーBOXを作る事になって
手持ちの「CORAL 4A-60」10cmフルレンジを入れて鳴らしていました。
ただユニット自体が古く、音も今ひとつの感があったので、3月に
「FOSTEX FE103En」10cmフルレンジを購入。ユニットサイズがひとまわり
小さいのでサブパネルを介しましたが、入れ替えて使っておりました。



1月に作ったスピーカーBOXは、高さ90cmのトールボーイですが中が空洞で
エンクロージャー容量も少ないので、鳴りがそれほど良くなかったです。
もっとも情報量の多いクリアな音で、特にボーカルが前に出てきて
思っていた以上には締まった低音が出ていました。

それでも低音に不満があり、きちんと作ればもう少ししっかりした音が出るはず
と思い、長岡鉄男先生の本を参考にバックロードホーンを作ることにしました。

この大型連休を使えば、続けて作業が出来るので、設計をすませて
29日にホームセンターに行き、スピーカーBOXの合板を買ってきました。
1800mm×900mm 板厚12mmのコンパネで、なるべくきれいなものを選択。

行きつけのホームセンターは、そこで買った板ですと直線切りは1本30円ですが
大型連休中は20本まで無料でした。それで担当の方に図面を渡してバッフル用に
900mm×150mm 9枚とベース用に220mm角を4枚切ってもらいました。

ついでにスピーカー用の丸穴を、工作スペースで明けてきました。自分で糸ノコを
使うのは無料ですので、電動工具でらくらくかつ正確な作業が出来ました。



そして1日は昼頃からスピーカーBOXの組み立てを始めました。

バッフルはホームセンターで切ってもらいましたが、バスレフ用のダクトや
天板と底板は自分でカットする予定でした。それで板に鉛筆でマーキングして
手動のこぎりで切りました。完璧な真っすぐには切れませんでしたが
そこはやすりかけなどでカバーしました。

夕方までにはスピーカーBOXの組み立ては終了。内側に木工用ボンドが
べったり塗ってあるので、乾燥するのを待つことにします。

そして今日は午前中にスピーカーユニットを取り付けて、裏板を仮止めし
とりあえず音を出しました。ちょっと吸音材があった方が良いと思い
前回同様に古い毛布を切り取って吸音材としました。
エンクロージャー内部に厚めの両面テープを貼って、毛布を付けました。

音を出してみたら、びっくりでした!
前のBOXとは比較にならないほど低音が出ていました。聞いた感じでは
吸音材も効いているようなので、このまま裏板を固定することに決定。



木工用ボンドを塗布して背面に裏板を押し込み、釘で固定。
ボンドは速乾用ですが、早く乾かしたいので、外に出しました。

3時過ぎから塗装に入りました。まずは金やすりで面取りをして、全体を
紙やすりでこすりました。まぁ塗装の乗りが良くなればと思っての作業です。

そして、水性ペイントで塗装。茶色っぽくしたかったので、ダークブラウンの
ペイントを買ってきて塗り始めたらチョコレート色でした・・・(-_-;) 
なんだかおいしそうな色になっています。

天気も良く空気も乾燥しているのでペイントも早く乾きました。
夜になってから、スピーカーを取り付けて、音を出しました。

もうびっくりです。10cmフルレンジをバックロードホーンに入れると
こんな音になるのですね。情報量の多いクリアな音に加えて
想像以上にしっかり低音が出ています。

個人的にはYAMAHAのNS-10MXよりこっちの音のほうが好きです。
とにかく締まった低音がドコドコ出てきます。
「FOSTEX FE103En」がこれほどの実力を持っているとは驚きです。



合板、釘、塗料、スピーカーコードなどを含めても材料費は2000円以内。
スピーカーが7000円でしたので、1万円以下でこの音とは・・・。
これこそが自作スピーカーBOX作りの魅力ですね。

なんと言っても場所にあった大きさで作ることも可能ですし
自分好みの音が出たら満足出来ますからね。

それにしてもバックロードホーンは凄いと感じたワタシでした。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (すうざん)
2010-05-14 22:58:29
はじめまして。 すうざんともうします。

バックロードホーン、私も作ってみたいのですが、なかなか勇気が。。。
(いるのは勇気なのか?気力か?)
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バックロードホーン (TAKA@管理人)
2010-05-14 23:29:38
>すうざんさま
バックロードホーンですが、コンパネを使うのであれば
1800mm×900mm以内で採り寸の良いように設計すれば何とかなります。

修正も必要になりますので、のこぎりは必要ですが
一度作ってみると面白いですよ。
その時の反省点を生かして、再度トライすれば
さらにいい音が出ると思います。

コメントありがとうございました。
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