TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

松田聖子「ガラスの林檎/Sweet Memories」(1983年)

2010年09月12日 | アイドルPOPS【80年代】
まだまだ暑い今日の名古屋ですが、昼間に買い物でクルマを走らせていたら
AMラジオから松田聖子さんの「SWEET MEMORIES」が流れてきました。

いくらエアコンを入れていても、車内は温室のよう。
それでもこの曲が流れたら、少しですが暑さを忘れさせてくれました。



「SWEET MEMORIES」はサントリーのCMソングに使われた曲で
「ガラスの林檎」のB面、カップリング曲でした。
CMのヒットのおかげで曲も売れて、ついにはこの曲をモチーフに
「ペンギンズ・メモリー 幸福物語」というアニメ映画まで作られました。

作詞:松本隆、作曲・編曲:大村雅朗

  なつかしい痛みだわ
  ずっと前に忘れていた

もの凄く大人の歌です。しかも2番の歌詞は英語です。
もしかすると、この歌の企画は冒険だったかもしれないですが
松田聖子さんは、実に上手に歌いこなしています。

すでにトップアイドルとしての地位を確立した彼女ですが
当時の年齢(21歳)からすると、かなり背伸びをしていると思います。
でもその歌声が広く受け入れられたのが、ヒットの要因と思うのです。

とにかく曲のアレンジが渋いです。
歌声をサポートするのは主にベースとキーボードで
特に間奏のJAZZテイストなサックスが良いです。
さらに音に深みを加えるストリングスと、抑えたコーラスがムードをアップ。

ドコドコ鳴らす音が全盛の今では、もはやこの曲のような深くて落ち着いた音の
アイドルPOPSを望むのは無理でしょう。売れるかどうかと言われると
ノリノリの曲の方が受け入れられやすいですからね。

「ガラスの林檎」は秋になると聞きたくなる曲です。

作詞:松本隆、作曲:細野晴臣、編曲:細野晴臣・大村雅朗

これほどの作家陣による作品ですから何も言うことありません。
繊細な歌詞をさらに高いところに持って行くサウンドは心地良いです。
そして甘さと優しさに強さの加わった歌声との絶妙なバランスは
アイドルPOPSの領域を逸脱しているといっても過言は無いでしょう。

久しぶりにアナログのシングル盤を持ってきて聞きなおしましたが
この2曲は今聞いても「素晴らしい!」と言える名曲です。

Seiko Box/大全集

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
1983年夏 (蟷螂の斧)
2012-08-20 19:31:14
この曲。よく聞きました。
いいですよね。
イメージは8月中旬または下旬で
まだ暑い夜に酒でも飲んでいるのが似合う曲です。

あの頃も、今も辛い事が多い。
それが人生・・・・・。
返信する
ガラスの林檎/Sweet Memories (TAKA@管理人)
2012-08-21 07:06:39
>蟷螂の斧 様

プロの作家陣の手によって書かれた作品ですから
今聞いても良い曲です。

酒を飲みながらアイドルソングを聞くと言うのも
意外といける気がします。

コメントありがとうございました。
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